ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

アオサギ

2008-05-31 05:38:57 | 色鉛筆水彩画
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
仮名「白川」 色鉛筆水彩画 大衣509×394  2008年
京都市


餌付けされた野生のアオサギは天王寺動物園のアシカやペンギンのコーナーで見たことはあったのですが(餌のアジ横取り)、白川で見るとは思いませんでした。

犬の散歩に来ていたおばちゃんが石橋の真ん中で立ち止まり、川に向かって
「はよおいで!こっちおいで!」
何やら言っているので見てみたらアオサギが石橋近くにやって来ました。
おばちゃんポケットからドックフードを二つ取り出して、川に投げてチャポン!

少し長めのドックフードが、コロンコロンと流れの速い浅瀬ではしゃいで、
アオサギの足元まで来てパクリ!

二つ目はジャンプまでしてパクリ!

えっ ドックフード食べるの?


京都のおばちゃんは、アオサギびいきみたいです。
(辰巳大明神近くの店の魚のあらも、おばちゃんがアオサギにやってました。)





今日は晴れ

2008-05-30 06:55:26 | 色鉛筆水彩画
 Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
 仮名「神宮道」4 色鉛筆水彩画 小全紙660×505  2008年
 京都市


今日は晴れの火曜日というのに小学生が下校してきません。
準備万全で待ってるというのに着物じいさん+25メーター老犬きません。
描くスペースあけて待ってるというのに・・・・

待ちぼうけてチョコチョコ人入れたら埋まってしまった!

チャンスを後回しにしても次回はないことが多いみたいです。

女の子2人組み

2008-05-29 06:16:54 | 色鉛筆水彩画
 Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
 仮名「神宮道」3 色鉛筆水彩画 小全紙660×505  2008年
 京都市



野外制作の時、ちびっ子と酔っ払には気をつけてます。
うかつに喋ると大変なことになることが多く仕事になりません。
かなり無愛想なおっちゃんを貫きながらそっとチラ見です。

が、うかつにも下校途中の小学3.4年の女の子2人組みと喋ってしまいました。


「おっちゃん漫画家なん?」
絵描き 絵描き!

「この絵どーすんのん?」
個展とかで人に見せんねん

「売ってんのん」
売ってるよ!


「売れへんやろ」
・・・えっ!

「生きてかれへんやろ」
・・・・・・・・そやなぁ



そこに着物じいさん登場

なぜか右手に小学生用動物図鑑を持って私の前をゆるりと横切り、今日も
25メーター老犬は25メーター後方からゆるりとやって来て私をチラ見しながら横切って行きました。



追伸
今日のモジモジっ子は私の横でモジモジしたあと少し離れてまたモジモジしてから女の子が来て、嬉しそうに一緒に帰っていきました。




もじもじっ子

2008-05-28 06:35:17 | 色鉛筆水彩画
 Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
 仮名「神宮道」2 色鉛筆水彩画 小全紙660×505  2008年
 京都市

小学生が下校途中、私の前を横切ります。
みんな絵を見てってくれるのですが、誰を待ってるのか一人だけ私の横で留まる男の子がいます。

通りすぎる友達に「帰ろうぜ!」と言われてもなんのそので、ひたすら留まります。
理由は私にも分かりません。

そこに着物じいさん登場+25メーター老犬!

着物じいさんが顔をニッコリさせ「どうしたんや?」なんて優しく声かけてくれて・・・
男の子はモジモジしてクルット反転!
着物じいさん負けまいと大外狩りで「誰かまってんのんか?」
男の子さらにモジモジして反転!
着物じいさん心配になって「どーしたんや?」

男の子モジモジして逃走! 行っちゃいました。


その間25メーター老犬は、25メーター離れた木陰で休んでました。


着物じいさん

2008-05-27 06:25:28 | 色鉛筆水彩画
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
仮名「神宮道」 色鉛筆水彩画 小全紙660×505  2008年
京都市


とりあえずスタートです。

京都で絵を描いていると着物を着た人をよく見かけます。
神宮道の歩道で描いていまして、いつも昼過ぎに前を横切る着物を着たおじいさんがいます。その後を老犬がヨタヨタついていくのですが、間隔が25メーターと長く、時折おじいさんが振り向いては「はよおいで!」なんて声かけたりします。

夕方またもどってこられるのですが、やはり老犬との距離は25メーターです。
描かさせていただきたいけど、むりかな~

あのころの私

2008-05-26 08:30:25 | 油彩画その他

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「道」 油彩画 30号P 1994年作
チェコパブリック・プラハ


今週は京都色鉛筆水彩画です。
の前に・・・
先週1993年の3ヶ月ヨーロッパ旅行の話が出ましたので、ついでにその時の未公開作品です。


私は、高校・短大と美術系で在学当時、風景画を描く時は、通えない所は写真を使いそこで描けるものは写生と使い分けていたので、絵の制作で写真を使うことにあまり抵抗がありませんでした。
そんな感じで、1993年の旅行の時もたいしてスケッチもせずパチパチ写真撮っては
「これで日本帰国後いい絵が描ける」なんて思っていました。マジで!

あまかったぁぁぁ・・・・

帰国後、家族に協力いただき部屋にこもって制作開始!
こもること1年半。
みごとに打ちのめされました。
私にとって制作に必要な要素は写真に無いみたいで、たぶん写真からインスピレーションを得て制作に反映できない不器用イマジネーション欠乏者なんだ!とにかく楽しくない。楽しいか楽しくないかは特に重要でして、伸びるか伸びないかの分かれ道だと思っています。

お金と時間を費やして出来ないことをしっかり理解しました。クタクタです。
やっぱり家族に迷惑を掛けてしまいましたが、今の私のスタイルを決定づけておりますので、
いい経験だったと思います。本当にありがとうございました。

※写真を使わないことにこだわってる訳でなく、写真をうまく使えないので使わないんです。
 これは、あくまで私にとっての楽しい制作スタイルで、写真否定ではありません。



【シリーズ世界の窓から②】

やっぱり窓があると・・・

覗きたくなりますよね!



スイス・フリティゲン   1993年



スイス・シャフハウゼン   1993年


※明日から進行形・京都色鉛筆水彩画アップしま~す。


ピサの斜塔

2008-05-25 10:56:15 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品6」油彩画 10号P 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。
■絵の内容についてはこちらです。


シエナ以外にフィレンツェから日帰りで行ったのが、ピサの斜塔とサンジミニャーノです。
ピサの斜塔は上れなくて残念でした。
サンジミニャーノはトスカーナの味ある町で、塔がにょきにょき生えてて良かったです。




イタリア・ピサの斜塔名物、斜塔支え  1993年

ピサの斜塔周辺あちこちで、こちらのお穣ちゃんのように斜塔支えを儀式的におこなっております。
みなさんこけてほしくない気持ちは御一緒のようです。





本日で未公開作品ベネチア編、最終回です。
どうも有難うございました。

あっ
今回も本題(ベネチア)に行けなかったー!
せめてベネチア写真でもどうぞ!


イタリア・ベネチアの運河風景  1993年

シエナの広場にまた行きたい

2008-05-24 10:13:36 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品5」油彩画 8号F 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。
■絵の内容についてはこちらです。

フィレンツェを見終えて次は日帰りでシエナに行きました。
シエナはトスカーナのイメージがピッタリくる町でかなり気に入ってます。
フィレンツェみたいに巨人の町でなく、赤茶色のレンガ町で特に広場がホタテ系2枚貝の形をしていて、とてもきれいです。

絵の具にも出てくる名前でローシエナ、バーントシエナはシエナ産・酸化鉄天然土が由来みたいです。



イタリア・シエナの広場(部分)  1993年


イタリア・フィレンツェ 川っぷちの家  1993年

名前忘れたけど美味かったな~

2008-05-23 07:45:02 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品4」油彩画 10号F 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。
■絵の内容についてはこちらです。


フィレンツェのデカさにびっくりしてしまった私は、
とりあえずスパゲティーとフィレンツェ名物牛の生焼けグリル(名前忘れました)を食べにレストランへ友達と供に足を運びました。

あさりパスタが食べたくて、ボンゴレビアンコと名物牛注文して
酒のんで待ってたら
厨房から兄ちゃんが出てきて、
「今日ボンゴレ無いからこれでもいいか?」
とコッツェ(ムール貝)見せて尋ねてきたので!OKしまして、
コッツェパスタの美味いこと!

次に名物牛が参りまして、皿いっぱいにのったステーキにナイフを入れると・・・
血がどばーと滴り出まして、最初「生やんこれ!」と思いつつ
ちびちび食べてたら、この生血加減の美味いこと!
狼の気持ちが少し解ったような~ 美味しさです。

翌日
ムール貝パスタが食べたくて同じレストランでコッツェパスタ注文して
酒のんで待ってたら
厨房から兄ちゃんが出てきて、
「今日コッツェ無いからこれでもいいか?」
とボンゴレ(あさり)見せて尋ねてきたので!・・・OKしまして・・・

イタリアン!



●本日のお弁当  おにぎり 左から梅2個、塩昆布1個(毎日同じ)
※チョコボールは飾りです。

ジャパーン!

ブリンディジからフィレンツェまで快適列車です。

2008-05-22 07:52:27 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品3」油彩画 10号F 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。
■絵の内容についてはこちらです。

スケジュールの都合(ヨーロッパ3ヶ月旅行)で南のブリンディジから寝台列車を使いフィレンツェまで行きました。(もったいないけど南の見所総飛ばし)
初めて乗るイタリアの寝台列車は4人コンパートメントの赤ワイン色革張りシートで、イタリアンて豪華だな~とうらやましく感動しました。

フィレンツェに着き宿を決め探索開始。
でっ でっかい 巨人の町だー!


【シリーズ世界の窓から①】

皆様、窓はお好きでしょうか?
・・・・・
ですよね!



窓1   1993年
イタリア・フィレンツェ



窓2   1993年
イタリア・シエナかサンジミニャーノ

イタリア初入国は船でした。

2008-05-21 07:05:30 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品2」油彩画 8号F 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。
■作品の内容についてはこちらです。


イタリアに初めて行ったのは23歳の時です。
入国はギリシァから大きな船でイタリアのブリンディジまで1泊の船旅移動でした。

ギリシャのフェリーチケット売り場で切符を買ったら、
切符売りのおじさんに「お前達学生だろ、学生料金にしてやるよ!」
(高校の同級生と2人旅行中)
と一方的に安くしてもらってラッキーでした。

夜ギリシャから出る船で、出港時はとても穏やかな海だったのに
朝船室で目覚めてトイレに行こうとしたら大しけで、真っ直ぐ歩けず壁伝いに這うように行きました。
たぶん10メーター級の波です。
トイレに着くとたくさんの人がゲーゲー言ってまして(お食事中の方すみません)
「なんだ!みんなだらしないな~ ゲーゲー言いやがって!」
と余裕ぶっこき、用をすませて部屋にもどり

同級生に
「みんなトイレでゲーゲー言ってたぞ! はははははぁ~」
と誇らしげに笑って、
ミネラルウオーターをコップに入れ左手は腰にあて清々しく水を飲んだら・・・・

0.7秒で今飲んだきれーな水が、口からコップに出てきました。


もう一回飲んでみよっと!



当時の私 ギリシャ・サントリーニ島フィラシティ  1993年

※若いな~

大好きなベネチア

2008-05-20 09:18:44 | ベネチア未発表作品

Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「作品1」油彩画 8号F 2001年作
イタリア・ベネチア

今週は未公開作品ベネチア編をお届けします。

私はベネチアが大好きで3回滞在制作させてもらっています。
その作品達は無事個展発表させていただきました。

が、実はそれ以外の未発表作品群もございまして今週はその作品達です。
(作品あまり現存せず、少し見にくい資料ですがご了承くださいませ。)


内容はベネチアを「スケッチと音と思い出を使って日本で描いてみよう」です。

ベネチアで40日ほどスケッチと
ステレオ録音マイク付きウオークマンで町音録音しまくりまして
スケッチと音だけで(写真は無しョ!)思い出をどこまで絵にできるのか?
山中アナロギティーフル活用制作にチャレンジしました。

帰国後すぐに制作着手!
が、思うように楽しめず絵は沈む一方!
がんばりと力みだけが前に出て結局4ヶ月フル制作で一旦放棄。

キャンバス変えて今を素直に見てみようと完成度無視して制作着手、
1ヶ月で気持ちの整理完了。
(アップの写真はこの時の気持ち整理作品です。)

今回のチャレンジの失敗を自分なりに受け入れ制作打ち切りに至りました。

この時協力いただけた全ての人に迷惑だけ掛けてしまい、
とても残念な結果でしたが、
今の私を形作るかけがえのない経験になっています。
本当にありがとうございました。


※以下3点はその時のスケッチ例です。


Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
スケッチ1 2000年作
イタリア・ベネチア



Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
スケッチ2 2000年作
イタリア・ベネチア


Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
スケッチ3 2000年作
イタリア・ベネチア


※よくこのスケッチで日本持って帰って描こうとしたよな~
 ケツ青いぞー 山中ー!

ガタンゴトン

2008-05-19 08:32:17 | 写真

ガタンゴトン



ガタンゴトン ガタンゴトン



ガタンゴトン シュワンシュワン


トンネルです。
今トンネルの中なんです。
色鉛筆水彩画の進行形作品アップ出来ません。

なもんで、明日から特別企画!
トンネルついでの未公開トンネル作品特集。

えっ 見たくないって?

そこを何とか・・・

さよならメクネス

2008-05-18 08:46:49 | 透明水彩画モロッコ
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「夕暮れ」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

カジュアルフレンチ アッシュにて「カスバのある青い町」展示中
■カジュアルフレンチ アッシュについてはこちらです。

今週はモロッコ特集です。
(今年1月14日~1月26日に大阪・ギャラリーもずにて個展発表作品)

メクネスの宿で挫折してしまった私は、絵も描かずそそくさ逃げるように
次の町へ・・・
の前にメクネス写真なしハイライト!

墓地:メディナ(旧市街)の北側の丘にあるイスラム墓地は、私の心の中にまで風がそよそよ吹きぬけ今でもその果かなく切ない人生的風景が心に焼きついています。
(出来れば絵にしたかったです。)

地下牢:あまりに強烈ですぐに出てしまったのがキリスト教徒の地下牢で、
昔キリスト教徒弾圧のために造られた地下牢。
息が出来ないくらい今でもたくさんの辛い思い出が残っていました。

モロッコ特集第一部本日終了です。

あっ シャウエンにたどり着かなかった!

メクネスの悲劇

2008-05-17 08:27:58 | 透明水彩画モロッコ
      Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
      「帰り道」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
      モロッコ・シャウエン

カジュアルフレンチ アッシュにて「カスバのある青い町」展示中
■カジュアルフレンチ アッシュについてはこちらです。

今週はモロッコ特集です。
(今年1月14日~1月26日に大阪・ギャラリーもずにて個展発表作品)

雨の中、メクネスのメディナ(旧市街)で安宿を回り、どこもいっぱいでかなり条件厳しかったですが、やっと制作スペースのあるホテルを見つけ引越ししました。
都合良く雨が上がり町中探索。
車の通れない細い路地をロバが荷物背負って行き来してまして、風情たっぷりです。「壁の黄色がきれいだな~」
歩き回って疲れて晩御飯食べて、いざ部屋へ

クンクン

窓を開けるとネコのおしっこ臭く、
枕、シーツは人間油でべっとり重く臭く、
(安宿はあまりシーツを変えない)
しかもベットは訳のわからない富士山型中央盛り上がりタイプ。
フロントの兄ちゃんはフランス語のみで
「俺はわかんない!明日だムッシュ!」。

今晩悪夢だー・・・・

寝れませんでした。
制作スペースと予算に縛られても、快適性をおろそかにしてはいけません。

※作品のイメージと「メクネスの悲劇」とは何の関係もございません。