ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

イタリア風景「朝焼けのサンマルコ」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-02-10 22:05:48 | ヴェネチア

「朝焼けのサンマルコ」 透明水彩画 A5(210×148)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵


2018年の夏、

この絵もヴェネチアの水上バスからサンマルコをスケッチして描いた作品です。



大切な恋人との幸せな時間

片思いの大好きな人とのラッキーなツーショット

とてもうれしいですね。


たとえ好きな人が今いないとしても

その人が現れてくれるまでの大切な準備期間だと思えば

自分を磨くためのエネルギー元にもなりますから

良しとしておきましょう。



恋人になった人と

いったい

どんな話をするのでしょうね。


それが趣味の合わない恋人だったとしても

やっぱり

どんな話をするのでしょうね。


ところどころで

冗談を入れるのでしょうか。


笑い声が

二人の仲をより強くするのでしょうか。



そして

朝が来るまで

この出会いの喜びを

お互いの心地よさで表現できたら

本当にうれしいですね。
















ヴェネチアの隅っこにある La Certosa島にあった

とても仲良しの木


見ていて

ほんとに嬉しそうな声で

聞こえてくるのが


「今日も一緒だね」



イタリア風景「今日も愉快だね」ヴェネチア2018年 水彩画のご紹介です。

2019-02-02 19:50:54 | ヴェネチア

「今日も愉快だね」 透明水彩画 A4(297×210)2018年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵 


2018年の夏、

ヴェネチアの水上バスよりサンマルコをスケッチして描いた作品です。



水上バスに揺られながら、ヴェネチアが愉快に笑っているところを見たんですよ。


それは特別な笑いではなく、自然に微笑むようなさわやかなものでした。

あの笑いはどこからくるのかと私なりに探してみたのですが、まったく見当たりません。


どんな愉快さなのかといいますと

たとえば


ネコが道の隅っこを歩いていて、ちらっとこっちの手前まで見て

しっぽを地面につけないようにそそくさ物陰に姿を消していく時の

あのしっぽの力の入れ方具合はいったいどんなものだろうかと

ためしに自分のお尻の尾骨の方に力を入れてみるけれど、

もちろんしっぽが無いのだからわかるはずもなく・・・・


そしてなんだか愉快になったり



または、

突然イタチがサッと道路を横切り走るのを見て、

前足をキツネのコンのポーズの時のように小さく丸めて折りたたみながら

一瞬、空中を飛んでいるシーンが目に焼き付いて、

それを何度も思い返していると・・・・


やっぱりなんだか愉快になったりして



こんな感じの

たわいもない愉快さです。



私は生き物が大好きで、

生き物から愉快な気分にさせてもらっているのですが、


ヴェネチアは何が好きなのかと思いを馳せらせますと

海に囲まれた水上都市ですし

やっぱり海が一番好きなのではないかと思います。


あの日

私は気が付かなかったけれど

たまたま大好きな海の中から、波の妖精が現れていて

そのまるくユーモラスで不思議な姿を見て

きっと、たわいもないことで微笑んでいたのでしょうね~


そして

今日も愉快だね




















ベネチアの広場や庭木にはミツバチの大好きな白い花を咲かせる木が

ところどころに植えてありまして、


初夏のころに満開になり、あまい匂いに引き寄せられて

かわいらしいミツバチ達がたくさん訪れてくれるので楽しいです。


ミツバチが花につかまって蜜を吸おうとすると、

日にちが経った花の軸は弱いのかしてすぐに落ちるので、

花と途中まで一緒に落ちていく「おっとっと」ミツバチをよく見かけます。








その「おっとっと」がめんどくさいのかして

はじめっから地面に落ちた花専門に渡り飛ぶミツバチさんもいます。


落ちた花には3秒ルールの適用は無いようで、

嬉しそうに抱き着いて蜜を吸っていました。




大好きな蜜と花粉にありつけて

今日も愉快だね。