Copyright2008-2014 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「下津井の町」 えんぴつ、水彩紙 A2(594×420) 2014年作
下津井の町がどこにあるかというと、倉敷から南へ下ると鷲羽山にぶつかります。
せっかくだから山頂まで登って瀬戸内海や四国の山を眺め楽しんでいると、
トンビが翼を大きく広げて気持ちよさそうに旋回しながら空を散歩していくさまに気持ちが移って、
空飛べるっていいな~て思って、ふと足元に広がる町にピントが合ったら、
それが下津井の町です。
昔は、港町としてたいそう栄えたそうですが、船の役目も変わり、
そして瀬戸大橋も架かり、四国と本州が結ばれましたので、
当時のにぎわいは、町並みや文化財でしか見ることができず、
今は漁港として息づいています。
気晴らしをしによく鷲羽山へ来るのですが、
どうせ気晴らしをするなら生産的な方がいいやと思い
息抜きにスケッチをしました。
気晴らしのスケッチですからやっぱり気持ちがいい♪
スケッチをしながら現場で風景と長い時間を共にすごしますと
ご褒美に、いろんな出来事を目にいたします。
鷹(ハヤブサ系)が獲物を狙って私のすぐそばを、まるで隕石のように斜めに急降下していく風切音
鷹を警戒して結成された、ヒヨドリ集団飛行のみごとなフライト
秋カマキリのゆっくりさん
冬鳥のばったりでビックリ
などなど・・・・
中でもヒヨドリ集団飛行は美しいです。
冬鳥と一緒に猛禽類も渡ってくるので、この時期のヒヨドリさんよく狙われるんです。
当の本人たちは命がけなんだけれども、この付近では100羽ぐらいの美しい集団飛行が見られます。
ムクドリみたいに空で一つの塊になって面白い生き物に変わり、
それが突然、山が吸い込んだと思えるぐらいのショッキングな角度と動きで、木になだれ込む姿が、
また美しい。
命がけって
美しいね♪