「サルーテを越えていくよ」 透明水彩画 A2(594×420)2019年作 イタリア・ヴェネチア
2020 あけましておめでとうございます
明るく平和な一年でありますようお祈り致します
本年もよろしくお願い申し上げます
今年の夢は
もっともっと絵を描くことが好きになりますように。
そしたらきっと
いろんな困難に負けにくくなると思うし
へこんでサボることも今よりは減ると思うし
作品が出来た時の喜びも増えると思うし
そしてなにより
たくさんの人の笑顔に会えるような気がいたします。
夢の実現にむけて
とりあえず今日から絵日記を始めてみよう!
いいかもしれない♪
さて
表題の絵はヴェネチアのサルーテ教会を描いた作品です。
海沿いの通路には古い井戸がありまして、
彼はとてもお喋り好きで
天気のいい日なんかはご機嫌になって
周りのみんなに、語り部のように昔話を聞かせてくれています。
話が始まると
船なんかはさっきまでプカプカ揺れて遊んでいたのに
急に静かになって集まってきますし、
木なんかはさっきまで日向ぼっこの取り合いでわーわー言ってたのに
急に静かに寄り添って聞き入っていますし、
窓とか石造とかもやっぱりおしゃべりをやめて耳を傾けて聞き入っています。
古い井戸がいったいどんな昔話をしているのか?
私にはまったく聞こえませんでしたが、
みんながこれほど集中して聞き入っているところを見ると
よっぽど上手で面白いのでしょうね。
でも
ハトだけは
しばらくは昔話を聞いていたのに
途中で飽きちゃったのかして
毛づくろいを始めだし
地面をつつきだして
キョロキョロして
ぱっと飛び立って
2羽で追いかけっこしながら
気持ちよさそうに
サルーテを飛び越えていきました。
だって
ハトだもの