ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

モロッコ・シャウエンの生ミントティー屋さん

2008-12-30 23:34:44 | 透明水彩画モロッコ
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「ネコの道」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

絵を描いて疲れたときや気分転換したいときは、甘い生ミントティーを飲みに行きました。
町の城壁の門を下ったプリンを売っている店の隣に、私の好きな生ミントティー屋さんがあります。
店は小さく扉は開けっ放しで、店の中は白色に近いあわい水色です。4つあるテーブルも水色で、足はこげ茶色です。椅子も水色ですが足はやはりこげ茶色です。

カウンターがあって生ミントがどっさり置いてあります。右側にコンロがあって、注文すると頑固そうなお爺さんがぼちぼち作ってくれます。たまに愛想のいい息子さんが店番をしていますが、音楽のチョイスが私にはイマイチでした。
店には常連客のお爺さん達が、いつも生ミントティーをテーブルに置いてトランプに熱中しています。
私が一人ポツンとテーブルにいても喋りかけられることもなく、嫌がられることもなく、ただそのままにしておいてくれる優しさが好きだったので、生ミントティーを飲みに行く理由を見つけては、このお店に足を運びました。

気にはしていませんが、頑固爺さんの生ミントティー代は息子さんの1,25倍になります。

ちなみに抗議しても無駄・・・・・でした。


頑固め!




モロッコ・シャウエンの丘の上の教会

2008-12-29 23:13:40 | 透明水彩画モロッコ
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「ひと休み」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

シャウエンで一番好きな場所は丘の上の教会跡です。谷川を挟んで町の向かい側の少し高い丘の上建っているこの教会跡は、昔スペイン領だった頃の名残だそうで、白地に下半分が水色の塔と、屋根の落ちた小さな教会が残っています。ここでよく町や雲を眺めたり、空高く飛んでいる鷹を目で追っかけたり、風にそよぐ草花を楽しんだりしました。時折羊飼いの人もここで休憩していきます。

ここからさらに道は山へと続いていまして、上の方にはポツリポツリと民家が見えています。

朝市のある日は、山の方から野菜を背中にいっぱいに担いだスカーフの似合う女性達が、ぞろぞろこの道を通って町まで下りて、昼ごろになるとまた山へと帰っていきました。

そんな地元の女性を描こうとすると嫌がられるので、描く時はこっそりです。


こっそり描くのはドキドキ ・・・・します。






オリーブの木

2008-12-28 23:20:36 | 透明水彩画モロッコ
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「町の老木」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

町から谷川を挟んだ向かい側の丘には大きなオリーブの老木がカッコよく生えていて、雨や風に耐えてきた痕跡がしっかり刻まれ、見ごたえがありました。

町の中にもオリーブの老木が1本生えていまして、地元の人の話では200歳だそうです。
老木は所々に穴が空いていて朽ちたところもありますが、いたって元気みたいです。
道に覆いかぶさるように葉を茂らせているので、木の下を通ると優しく眺められてる感じがします。いつも子供達が楽しそうにこの老木の周りで遊んでいるので、彼は200年もこうして子供達を見守ってきたんだな~♪なんて思いました。
そんな老木とこの広場が気に入ったので、ここで絵を描き始めました。

が、子供達は予想以上に元気で、私は囲まれていいおもちゃにされてしまいました。
わやくちゃです。紙をのせたパネルは裏から叩いてきますし、鉛筆は握ってきますし、描いた線は指で消しに掛かりますし・・・・・。

老木は200年間子供達に耐えてきたんだ!と身をもって知りました。

もうだめだ~描けやしない!と困っていたら
150キロはありそうな若い兄ちゃんが現れて、邪魔する子供達を蹴散らせてくれました。

彼はまずスペイン語で、そしてフランス語で、さらに喋っている風~怪しい英語で

「困った時は俺に言ってくれ!そこのお菓子屋にいつも居るから」

ものすごく解らない英語でしたが、その英語らしき言葉が使えることが彼の自慢らしく(英語を喋れる地元の人がほとんどいない)、そして私も英語が同じレベルなので、まるで2人は英語を喋っているかのごとく、会うたびに意味不明な会話が成立していました。

「お前はカンフーが出来るのか?ジャッキーチェンは本当に強いのか?・・・」


彼のお菓子屋の前を通るたびに毎回このフレーズから ・・・・です。




モロッコ・シャウエンのプリン♪

2008-12-27 22:49:42 | 透明水彩画モロッコ
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「待ち合わせ」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

シャウエンの町にもだいぶ馴染んできたので、いろいろ必要な日用品を買いに行きました。
水とかシャンプーとか石鹸とか洗濯石鹸とかです。

城壁を出てすぐに間口の狭い小さな店がありまして、この店はお菓子やジュース、パンやチーズ、その他日用品にいたるまで、お酒以外はだいたい置いています。
ジュースはミックスフルーツジュースで、おじさん自家製作り置きタイプですが、けっこう美味いです。
カウンター上の小さなガラスのショーケースには、1つだけ大きなプリンらしきモノがお皿の上にのって揺れていました。

誰が食べるのだろうと思っていたら、ワルッぽい黒の服装の二十歳ぐらいのイケメン兄ちゃんが、革靴をツカツカ鳴らして勢いよく入ってきました。

買い物ついでにフルーツジュースを飲んでいた私を横目にカウンターに腕をのせて、おじさんに向かってカッコよく 

「プリン♪」

えっ ・・・・? 耳を疑いましたが、おじさんは何も言わずに大きなプリンをショーケースから取り出し、ナイフで4つにカットして4分の1を小皿にのせ、イケメン兄ちゃんにスプーンとともに差し出しました。

イケメン兄ちゃんはペロリとプリンを平らげ、小銭をカウンターにのせて、そのまま私をチラ見して、また革靴をツカツカ鳴らして風のように立ち去って行きました。

基本的にお酒禁止の町なので、私の想像を超える不思議な世界がこんなところにも広がっているようです。


プリン・・・・ 大好き♪



モロッコのシャウエンで制作開始

2008-12-26 23:13:29 | 透明水彩画モロッコ
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「雨上がり」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

フェズでうさん臭いモロッコ人に忠告されたことは本当でした。私がシャウエンに着いた日はスペインの国民的連休に重なっていまして、シャウエンはスペインから近いこともあり、町中はスペイン人でごったがえしています。

次の宿探しでもいろいろありましたが、なんとか宿も見つかり町も気に入ったので、腰を据えて絵を描くことにしました。

4月、5月は雨季なので天気が悪く雨もよく降りますが、雲の目まぐるしいドラマと、みずみずしくなった草木や花がとても綺麗でドキドキいたしました。

食事は地元の人用大衆食堂を見つけました。料理が3種類とハリラ(モロッコ風味噌汁)とサラダだけのシンプルなお店です。
3種類の料理は、チキンのタジン、ラムのタジン、炭火焼き鳥です。焼き鳥はトマト系ピリ辛たれにつけて食べます。タジンはモロッコの一般的な料理で油っこいのですが、豆、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、オリーブなどが入っていて美味しいです。

なんせ料理は3種類ですから順番に変えても2回はタジンになります。毎日食べるとちょっと油っこいのが胃にこたえました。


もう既にうどんが食べたい今日この頃です。






モロッコ・シャウエンに到着

2008-12-25 21:58:24 | 透明水彩画モロッコ
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「オリーブの丘から」透明水彩画 30号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

フェズから長距離バスに乗って夕方シャウエンに到着いたしました。

シャウエンの町は、とても小さい田舎町で(観光地ですが)、ティスーカ山(2050m)とメッグ山(1616m)の中ほどの斜面にペチャっとひっ付くようにありました。

バスターミナルは町から少し下ったところにあり、町まで信じられないぐらいの急な上り坂で、私の30キロの荷物がとても重かったです。

雲の切れ間に山が見えまして、白い雪が綺麗に積もっていました。どうりで息が白い訳だ!

町に着くとホテルがあって何軒か尋ねましたが、あいにくどこも満室です。
8件目に満室で断られると体力的にも、精神的にもあせりが出て来ます。

あっ 雨が降ってきました。
あっ 日が落ちて暗くなりました。
あっ 30キロのカバンを持つ力が無くなりました。

あっ フェズのうさん臭いモロッコ人の言葉が現実味を帯びてきました~!

10件目に満室で断られたホテルに紹介された11件目のホテルに満室で断られ、あたふたしていたところでバッタリ路地で出合った少年に 「ホテル知ってる?プレ」 と訪ねてみたらこころよく教えてくれて、案内された路地裏のペンションが、12件めにしてようやく空いていました♪
あ~良かった!
しかし、二泊限定です。


その先探さなくっちゃ♪




迷路の街フェズ

2008-12-24 23:24:21 | 透明水彩画モロッコ
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「いつもの風景」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

フェズの街は世界最大の迷路といわれるぐらい恐ろしく入り組んだ狭い道と、うねった丘に街があるため上り下りも激しく、おまけに観光客と地元の人でごったがえしていますが、世界遺産に登録されているだけあって、見ごたえがありました。

あいにくの雨で観光しにくかったのですが、車の入れない道だらけなので、よそ見してても車にひかれることがなく安心です。が、傘の端っこがよく頭に刺さりました。

街並みは1000年以上前に出来たらしく、とても魅力的な古い家がたくさんありました。中でも皮染職人街は凄かったです。広い敷地にお風呂ぐらい大きな円い染樽が100個以上もあって、いろんな色の染樽が巨人用水彩絵の具のパレットみたいで綺麗でした。
街中の庶民食堂には小アジのピリ辛揚げが売っていまして、買って食べてみるとあつあつ揚げたてで、とても美味しかったです。

観光するには楽しい街でしたが、雨降りで傘の端っこが頭に刺さるのと、人混み大渋滞に悩まされたのとで、絵の制作はせずに3日ほどで次の町に行くことにしました。

次の町はシャウエンです。


「えっシャウエン?」 
「今シャウエンに行っても山で標高高いから寒いし雨だし、おまけにスペイン人の国民的連休に入ってて、雪崩のように彼らはやって来てるからホテルは満室!外で寝る羽目になって風邪ひくから止めときなよ!」 ってうさん臭いモロッコ人に忠告されましたが、気にせず行くことにしました・・・・・・。


つづく





モロッコ特集・第2弾 こんばんは!フェズ

2008-12-23 23:08:23 | 透明水彩画モロッコ
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「風にふかれて」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

今日からモロッコ特集・第2弾です。
モロッコ特集・第1弾は、こちらからです。
■モロッコ特集
■カサブランカ
■メクネス
■メクネスの黄色
■メクネスの悲劇
■さよならメクネス


メクネスに別れを告げ、長距離バスに乗ってすぐに雨が降ってきました。到着予定が夜なのでいやな感じです。
隣に座っていた窓側の無口な青年が、リュックからクッキーを取り出し食べ始めたので、何気なく美味しそうな顔をしたら 「どうぞ!」 と差し出してくれたので、ありがたく頂いて食べました。

クッキーをくれた窓側の無口な好青年は途中の町で下りたので、シートが広くなり窓は私のものになりました。

夕方には雨が止んで、どこまでもうねった丘がパッチワークのように耕されていて綺麗です。

フェズに到着したのは夜の10時ぐらいだったので、バス停近くの宿に泊まることにしました。
さっそくチェックインを済ませて、腹ペコを解消すべく町に繰り出しまして、人だかりのある店を発見!行ってみますとコロッケサンドやホットドックを出している立ち食い店で、狭い店中には6人ほどの濃いめの男が、ゴツゴツと働いていました。

とりあえずコロッケサンドとハリラと言うモロッコの味噌汁を注文!コロッケは2個入りケチャップ掛で、フランスパンに挟まっています。

店前にある小さなテーブルに座ってさっそく頂きました。

「うっま~い♪」 めっちゃ美味いです。コロッケとケチャップとやわらかいフランスパンのハーモニーがたまりません♪ ハリラもいけます!肉ダシのドロットした、豆と野菜のスープです。


明日も食べよっと♪♪




ネパール・バクタプルの動物市場

2008-12-22 23:11:31 | 透明水彩画ネパール
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「裏道」透明水彩画 30号F 2007年作
ネパール・バクタプル 

バクタプルの川沿いの裏道をどんどん行きますと、地鶏市のやっている所がありまして、見ていて楽しいです。
小さな籠に地鶏が6羽ほど入れられていまして、入らないやつは籠の上に載っていたりします。
オスは張り切って 「コケコッコー♪」 と鳴き合いしていますが、たまに籠の中で取っ組み合いの喧嘩が始まり、おじさんにつまみ出されて翼を背中の上でクロスの刑にされると身動き出来なくなり、目が点になっておとなしくなります。

向かいには山羊市があって子山羊から大人山羊まで 「メェーメェー」 言って騒いでいます。立派なオス山羊は、おじさんのすきを見ては、メス山羊にチョッカイ出そうとソワソワしていました。

町から少し離れた広いグランドには水牛市がありまして、多い時は100頭ぐらい見ることが出来ます。主に若いオス水牛がたくさん売買されていました。
が、みんなだいたい目から涙を流して悲しそうに泣いています。

売買されると連れて行かれて、肉にされるのを知っているみたいに思いました。

スーパーのパックに入った肉には、涙の跡がわかりませんが、実際に彼らの悲しさに身を置きますと、辛さが伝わってきました。


感謝!感謝!





ネパール・バクタプルの寄生虫

2008-12-21 22:23:33 | 透明水彩画ネパール
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「とおせんぼ」透明水彩画 4号F 2007年作
ネパール・バクタプル 

バクタプルの町には家の中を通り抜けるトンネル道がいくつかあります。
この絵の右側の赤ちゃんを抱えた女性は、そんなトンネル道を抜けるところです。

左側のレンガ塀の上に植えつけてあるのはサボテンでして、ガードマンのようにしっかり侵入者を防いでいます。
この家は陶器を作るお仕事をしていまして、ネパール風はんてんを着たお爺さんが、ろくろを回して出来た壷や器を、道端に出して干していました。

はんてん爺さんが私のスケッチを見て 「色を塗ったら見せておくれ!」 と頼まれたのですが、この後すぐに体調を壊してしまい、何やかんやで絵が出来たのが制作予定日最後の日でした。
結局はんてん爺さんに絵を見せれなかったのが、心残りです。

ネパールにはモモと言う料理がありまして、見た目は小さな豚まんで、水牛のミンチを生地で包んで蒸し、タレを付けて食べる美味しい料理です。
モモはレストランでも食べれますが、大きな蒸し器を店前に置いたモモ専門店の方が断然安くて美味しいです。店に入って一皿注文すると、湯気の上がった蒸したてのモモが、皿に10個乗ってタレと一緒に運ばれてきます。
あまりの美味しさにもう一皿おかわりです。タレは店によってまちまちで、だいたい不思議な味でした。

バクタプルで何回も体調を崩した原因は、寒さによる風邪と寄生虫によるジアルジア症です。ジアルジア症はランブル鞭毛虫とか言うやつが、体に入ると死なずに住み着き、高タンパク高カロリーの食事をした時に何万匹にも増えて、大変なことになる病気なんです。ちなみに2回もなりましたが、とても親切なジャイカ(国際協力機構のボランティア)の方に薬を教えていただき、まずい薬を10日間飲んで退治することが出来ました。

ランブル鞭毛虫君の進入経路は、上水道かレストランの生野菜か濡れた食器類か生煮え料理です。私の2回の発症前追跡調査によりますと、偶然1件の同じモモ屋さんに行き着いてしまいます。モモにはよく火が通っていたので、生トマトと生中国パセリと生唐辛子入り特性常温タレが怪しい~です。
怪しいのでその店には以後行かなかったらジアルジア症にはなりませんでした。

シャワーの時にも目と口は開けてはいけないし、歯磨きもミネラルウオーターを使うんですからジアルジア症対策は大変なんです。アメーバー赤痢やその他の寄生虫もいるそうです!
※日本帰国前検便検査済みです。


ちなみに家で飼ってるオカメインコはモモちゃんです♪




ヒマラヤとバクタプル

2008-12-20 22:18:39 | 透明水彩画ネパール
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「ヒマラヤとバクタプル」透明水彩画 30号F 2007年作
ネパール・バクタプル 

バクタプルに滞在した1月初めごろは、ヒマラヤ山脈が綺麗に見えました。

日本に居たころ 「6000m級の山ってどんな感じなのかな~」 って大阪の空に金剛山(1125m)を基準にして 「あのへんかな~」 なんて思っておりましたが、実際見てみますと山というより大きな誰かが遠くに横たわっているようで、とても感動いたしました。

ヒマラヤが見える日は、チラリチラリとチラ見したり、足を止めて眺めたり、見晴らしのいい所までいって眺めたり、アパートに帰って屋上に上がって眺めたりと、眺め三昧です。
ヒマラヤ山脈を見つめていると心が勇気ずけられるし、なんだか熱くもなりました。

雲の中に隠れてしまって何日も見えない日はやっぱり寂しかったです。たまに雲間から頭だけ見えたり10分ぐらい覗いたりすると 「今日はいい日だ!」 なんて得した気分になります。
2月、3月になると、靄でかすんだ日や曇りの日が多く、ほとんど見ることが出来ませんでした。

バクタプルでの楽しみは、ヒマラヤの他にはヨーグルトがあります。陶器の器に入っていて1人サイズから特大まであって、いつも私は浅い洗面器ぐらいの中サイズを買って、3日ぐらいで食べきっていました。味は店によって違いますが、お気に入りはクリミーでほんのり甘口で、口に入れるとうっとりするやつです。
(インドで食べたヨーグルトよりこくがあって甘い)

このヨーグルトのおかげで、異国での食事ストレスが、かなり軽減できました。


タン君が買ってきた他の店のヨーグルトもうまかったな~♪





ネパールのバクタプルでの友達

2008-12-19 23:24:16 | 透明水彩画ネパール
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「みんなのお家」透明水彩画 30号F 2007年作
ネパール・バクタプル 


この作品はネパールのバクタプルに滞在して初めに描いた絵です。
■ネーパール入国話はこちらです。

この絵の家の二階中央窓の女の子は、時々窓から私を眺めるのですが、必ず何かをパクパク食べながら眺めるので、どうも私を肴のアテにしていたみたいです。
古いお家一軒で何家族かが住んでいまして、窓がしっかり閉まらないので冬は寒くて厳しいと思います。ちなみに私が滞在したアパートは、窓の閉まる近代的なお家でしたが、あまりの寒さで寝れませんでした。

アパートはキッチン共同で、隣の部屋にはタイ人のタン君好青年が世界遺産建築保存の勉強の為に滞在していたので、寂しくなく楽しかったです。

晩ご飯は交代制でお互いの分まで作り一緒に食べました。タン君は料理が上手で、作る料理は全て本格的タイ料理です。
私はインド滞在のおかげで辛い料理には強い方なんですが、タン君の作る生緑唐辛子系料理は、かなり辛くてさらに鍛えられてしまいました。

ある日 「寒くて寝れない」 とタン君に愚痴っていると、その次の日にキッチンの中から湯たんぽを発見してくれて、さっそく私が使うことになり最高の幸せを味わうことが出来ました。  
やさしいねタン君!

ある日 「トムヤンチキンの作り方を教えてほしい」 とタン君にお願いすると、気合を入れて教えてくれました。  
きっ・・・厳しいのねタン君!

ある日 「女性の口説き方を教えてほしい!」 とタン君に頼まれたので、伝授すると 「うまくいかなかった・・・」 っと肩を落としていました。  
ゴメンねタン君!


また食べたいな~ トムヤンチキン♪
今度作ってね~タン君!






プシュカルの寺

2008-12-16 00:12:50 | 透明水彩画インド
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「月の寺」透明水彩画 4号F 2006年作(個人蔵)
インド・ラジャスターン州、プシュカル


プシュカルの町から小山がいくつか見えまして、白い寺院が頂上にある山も見えました。
その山は、思わず登りたくなるような可愛らしいこんもりとした山だったので、さっそくHIDEさんとその山に登ってみることにいたしました。

町から山を目指して歩いていくと、10分ぐらいで山すそに着きました。登山道もちゃんとありまして、てっぺんの白い寺院まで続いています。
山は低木やサボテンが所々に生えているぐらいの岩ゴロ山です。道も岩ゴロ道でして、ちょっとしたアスレチック公園みたいにジャンプしながら岩をまたいでいきますが、とても楽しかったです。

小山の頂上に着くと、そこはそっくり小さな白いお寺になっていまして、入り口で靴を脱ぎ、グルリと景色が見れる外側の展望台に行きました。
周りの景色は荒野とはげ山の連続で、月にでも引越してきたような、ちょっと孤独な感じのする静かな世界でした。
白くて小さいお寺には、管理人夫妻が住んでいまして、素朴で真っすぐな表情が寺のイメージと重なります。
夕方近くだったので、いい風が吹いてきて、寺のてっぺんに立っている赤い旗だけが、パタパタとなびいてとても綺麗でした。

今でも風に吹かれている山の上のお寺と、見守っている人達のこと思います。


■プシュカルの山の上の寺の絵別バージョンです。
出来ればもう一枚描きたかったな~ ♪