ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

花の香り

2013-05-26 11:26:50 | 四国


花の香り

GWの佐田岬半島は、みかんの木や山の木々が一斉に開花していて、
どこもかしこも甘く爽やかな花の香り。
車の窓を全部開けて、花の香りを楽しながらのドライブは最高ですね。
花の香りを楽しんでいたら
みかんの花を入れて飲む、モロッコのジャスミンティーを懐かしく思い出しました。
また飲みたいな~

こんなに素敵な花の香りと蜜を用意してくれているのに
主役のミツバチが何らかの原因で死滅していて、ほとんどいないなんて・・・・
問題だし悲しすぎます。
国が早く手を打ってくれることを切に願います。


ぐにゃぐにゃの海沿いの県道には
所々に村があって、海より少し上がった険しい場所にも
へばり付くように家々がありました。
生活するには厳しそうな場所ですが、
絵描きとしてはワクワクいたしますね。

海まで下りるジグザグ道
右に左に景色が変わる
上り下りして
海にザブン♪





村と村の間に突堤がひとつ見えました。
残念ながらそこまで下りる道は見当たりませんでしたが、
プライベート突堤でしょうか?

突堤が好きで、見つけると先っちょまで行きたくなるんです。

前にもお話したかもしれませんが、子供のころ、
能登半島の田舎の家の裏が海で、そこに小さな突堤がありました。
早朝、ひとりで突堤の先まで行って海を見てたんです。
穏やかな日であれば、海は絹のように滑らかにうねり光っています。
そして風になびく草原のように
黄金色の穂を、無心でそよがせているように見えてきます。

その光り輝く黄金色の草原には不思議な道があって、
どこまでも蛇行しながら続いていました。

「誰の道なんだろう?」

「どこに行けるのかな?」

「ぼくも歩いてみたいなぁ」

大人になっても知ることはできませんが、
早朝の素敵な時間でございました。






遠くの風景が見たくて行く突堤の先っちょ

でも不思議と

一番近くの自分に会えたりいたします。






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花の木

2013-05-19 15:53:00 | 四国


愛媛で見かけた花の木です。



桐でしょうか?
木に詳しくないのでよくわかりませんが、
たまに山や町で見かける存在感のある木です。


最高のお出迎えですね~
嬉しいね


「おかえり」

「いってらっしゃい」


人の気配のない寂しげなバス停のベンチが
こんなに素敵な淡いピンク色の花で
力いっぱいに歓迎されているんです。

そこで乗る人も
そこで降りる人も
また通りすがりの人も

たとえ一人だとしても

心は
思い出の中の好きな人や好きな場所に一瞬にして飛んでって
その思い出と風景は重なり合い
幸せの入り混じった優しい美しさに変わり
知らないうちに
愛らしい微笑みをうかべているような気がします。


木は根元から分かれて二本になっている仲良しのお二人さんみたいですから、
やっぱり恋人同士か仲良しさんが、
お似合いのベンチですね。



忘れられない素敵な思い出になるだろうな♪

片思いの人や
恋人さんと
ほんのひと時でも
この花の木のベンチで
バスを待っていたのなら




待ってみてぇ~






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佐田岬の灯台

2013-05-11 20:24:43 | 四国


愛媛の左先っちょにある佐田岬の灯台

沖縄で訪れた石垣島の灯台にも人が沢山訪れ賑わっていましたけど、
ここ佐田岬の灯台も沢山の方が訪れ賑わっていました。

駐車場から灯台まで少し離れていて、ちょっとしたハイキングコースです。
灯台に至る入り口前で、こんがり日に焼けた元気なお婆さんが、みかんを売っていまして、

「道中長いからリュックにみかん入れて食べながら行きや!ちょっと味見してみ♪」

こんがり婆さんの巧みな言葉につられて、お口にパクリ

「まずかったら買わんでええけど、美味しかったら買わなあかんよ」

「・・・・あっ美味しい」

「はい1コ200円♪缶ジュース思もたら安いわぁ」


値段はともかく、
景色のいいところで休憩がてらに食べれて、
またとても美味しく本当に幸せでした。

値段はともかく、
こんがり婆さん
どうもありがとう。

楽しいハイキングコースを出ると素晴らしい風景が広がっていて、
その先っちょに灯台があります。
正面の島の右後ろ側は九州の大分。
霞んではいましたがとっても近くに見えるのでビックリ。

潮風と波の唄
青い海と爽やかな白い灯台・・・・

「ああぁ気持ちイイ」

思わず声に出ますね。


この佐田岬の灯台に負けないぐらいの
カッコよく爽やかで頼りがいのある灯台が私達の心の中にもあって、
いつも私達の進むべき方向を正確に休むことなく照らしてくれているんだけど・・・・


残念ながら灯台のある場所をすぐに忘れてしまう。


どこにあるのか思い出したい気持ちが
私達をこの場所へと導いているのかもしれませんね。


ひとり一人に見つかるといいな~

みんなの素敵な灯台。

そのあたたかく爽やかな光を見続けられたらいいな~

心の中の大切な灯台。



値段はともかく、
こんがり婆さん
いつまでもお元気で
また買います♪







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レンゲ畑

2013-05-06 18:56:19 | 四国


レンゲ畑

四国の四万十川をスケッチしようとこの連休に出かけてきました。
愛媛で寄り道しすぎて、今回のテーマである四万十川に寄る時間が無くなり、
結局は下見ドライブになってしまいましたが、いい気分転換になりました。

その四万十川沿いで見かけたレンゲ畑です。

レンゲ畑って、いい響きですね。
女の子だけの特別な世界であるようなイメージなんですが、男性の私だって好きです。
思わず足を止めてしばらくは眺めますね。

眺めていますとレンゲ畑の中で歌っているカエルさん達の素敵な声が聞こえてきました。
山のくぼみでよく響いてとても賑やかです。

その声は、親しみやすいものが心地よく弾いてる感じです。
例えるなら、優しく透き通った響きが自慢の木琴さんの自由を少しだけ奪って、
鈍く軽やかに弾かせてみたような・・・・


コロコロロ コロコロロ コロコロロ 


あまりにも心地よい歌声なので、どんな方が歌っておられるのかと見たくなり
畑の中に足を忍ばせ近づいてみますと、

残念ながら
ピタリと鳴き止んでしまいました。

そのカエルさん達はどこにいるかわかりません。

歌声は聞かせてもらえるけれど、姿を見てはいけないのですね~

無理やり姿を見せてもらうより、素直に歌だけ聞かせてもらってる方がいいやと思い直し、
道端にまた戻りました。


コロコロロ コロコロロ・・・・


ほんのひと時ですが、レンゲ畑とコロコロロガエルの協演は、
人の心が簡単に風景に溶けてしまうぐらい
とても素敵な世界でありました。


また聞かせてくださいね♪

できればお姿も・・・・

どうもありがとう。


コロコロロ♪








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わかる わかる

2013-05-02 15:56:14 | 岡山


4月の後半
倉敷の阿智神社へ藤の花を描きに行ったときに見かけた
春の名残の花のそばで幸せそうに寝ているカタツムリくん。




わかる わかる

カタツムリくん

君の気持ち
とっても分かるよ!

春が好きなのかな?
桜の花が好きなのかな?

どっちも好きなんだよね

僕も
君と同じ気持ちなんだ。

大好きな季節の素敵な花のそばで、そよ風に吹かれながら寝てみたいな~

風に運ばれてくる、その素敵な花の香りが夢の中にまで届くんだから

いい夢見れるよね きっとね


好きなものが何であろうと、
そばにいてくれると嬉しい。

幸せで心がいっぱいになるんだよな

やさしい気持ちになれるんだよな



好きって不思議だなぁ・・・・





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