「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍へルソン州ドニプロ川で渡河作戦を実行中<2023年6月

2023-06-29 18:42:51 | ウクライナ紛争

ゼレンスキー氏「全ての戦線で前進」…ヘルソン州でドニプロ川渡河作戦開始か
2023/06/27 19:31
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230627-OYT1T50220/

作戦の詳細は不明ですが、米政策研究機関「戦争研究所」の分析によると・・
ウクライナ軍は、ヘルソン市東の市街地付近の対岸で渡河作戦を始めたようです。場所は、ルートEー97にあるアントノフ大橋付近のドニプロ川東岸付近です。

ロシア軍がダムを爆破したためドニプロ川の水位が下がり行動をしやすくなったようです。塹壕を掘りロシア軍が排除できないようです。現在、橋頭堡を築きつつある状況のようです。

ロシア軍は、ダム爆破後に渡河作戦が困難になると判断してヘルソン州の守備部隊の一部を、ザポリージャ州やドネツク州に移動させています。

ヘルソン州はロシア軍が反撃を予想していない地域ですので、橋頭堡を築くことが出来ればウクライナ軍は比較的進撃しやすいと思います。

東部戦線では激戦が続いていますが、南ドネツク戦線やザポリージャ戦線ではウクライナ軍が優位に戦闘を進めています。もう一つ新し戦線が開かれることになり、ロシア軍は更に劣勢になりそうな状況が生まれました。

ザポリージャ州のロシア側幹部は、「南ドネツク戦線でウクライナ軍の突破を許す可能性があるとSNSに投稿した」との事ですので、この方面ではウクライナ軍がかなり優勢のようです。南ドネツク戦線かザポリージャ戦線でウクライナ軍が突破に成功すると、アゾフ海に面した要衝の港湾都市マリウポリやベルジャンシクへの到達が早まります。

ここまで到達するとウクライナ軍は、ロシアの占領地を南部と東部に分断することに成功します。南部の戦いはロシア軍が不利になります。補給や人員装備の移動がクリミア経由でしか出来なくなるからです。ドネツク州方面からの輸送路が絶たれます。その上、ヘルソン州とザポリージャ州のロシア軍は孤立します。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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