2月17日(金)は1年生最後の講義でした。環境アドバイザーであり、動物写真家の中川先生を講師に「山梨の自然」と題して沢山の映像と共に、楽しいお話を伺うことが出来ました。またつい先日NHKBSプレミアム「ワイルドライフ」で「蟻を浴びるかけす」などを特集しましたが、それは中川先生による3年がかりの観察と撮影の記録だということを知って非常に驚きまた感激をしました。秋の2年生の講座「南アルプスの自然」の塩沢先生もそうでしたが、こうして素晴らしい実践をされている講師から直接お話を聞くことが出来る「山梨ことぶき勧学院」の講座は、秀逸だとつくづく思います。
何となく「不吉で、不気味で、迷惑な」生き物だとされている、「カラス」「コウモリ」「ツキノワグマ」が、実のところは、日本古来から「福を呼ぶおめでたい生き物」として人間と共存してきたことを、具体的な事例から学びました。お話を聞きながら(そういえば、陶器の模様にコウモリがあったり、茶道の羽箒にカラスの羽を使ったりすること)を思い起こしました。1年生副委員長のSさんは、お宅に近頃熊が出没するそうですが、この講義によって「これから景色がちがってみえるわ~」と楽しそうに先生とお話ししていました。
朝の会・司会進行、午後の自主活動は、T委員長が全て仕切ってくださいました。学院歌も3番までしっかり歌って、2年生の卒業式に備えました。
先生が示してくださった陶器のコウモリの絵柄です。