寒冷渦とは

2009-05-07 23:14:41 | 気象
GWの後半、天気が回復すると思われた6~7日は雨になり、おまけに寒い1日だった。その原因は寒冷渦によるものだ。寒冷渦っていう気象用語はあまり耳にすることはないが、まさにこの3日間はこの現象によるものだ。現在、日本の上空に居座り、しかも動きが遅く、南から北に向かって移動中だ。本来ジェット気流に流されていくのに、この寒冷渦はむしろ、台風のように気流の弱いところを移動していく動きを見せている。

寒冷渦とは、なんぞやというと、上空の寒気団(ジェット気流)と低気圧の位置が一致した順圧的構造によるもので、空気は冷たいほど重く、気圧はその空気の積み重なった重さの結果なので、寒冷渦は上空に行くほど周囲に比べて気圧が低くなっている。圏界面下降部の上空の大気は気温が高く密度が低いため、圏界面付近では、上に積み重ねられる大気の重さは軽く、気圧は周囲よりも低くなる。一方、圏界面より下では、圏界面下降部の大気温度が低いため、大気が重く地上までに積み重ねられる大気の重さは重くなり、地上付近では気圧が高く低気圧は明瞭でなくなる。 寒冷渦は上空に寒気が入り込むため、大気が不安定になる。この際に、下層が日射によって強く加熱されたり、下層に湿潤な大気の流入があると一層大気は不安定化する。大気が不安定化すると、対流活動が活発になり、積乱雲などの対流雲が発達する。よって、寒冷渦の周辺では、積乱雲等による気象現象である、降雹、短時間強雨、落雷、突風などの激しい現象が起こる可能性が高くなる。一般に、低気圧に向かって南からの温暖湿潤な空気の流れ込みやすい寒冷渦の南東側で、大気の不安定が強く対流活動が活発になり、スコールラインを形成することもしばしばある。また、寒冷渦の中心はジェット気流の弱い領域に位置している。そのため、寒冷渦は動きが遅く、日本を通過するのに2~3日ほどかかる。

現在の気圧配置からすると、あと2~3日は大気が不安定な状態が続くだろうと私は推測する。




alanちゃんのミニライブへ

2009-05-04 00:16:43 | 日常
本日、午後から中国の歌姫alanちゃんのミニライブを見にいってきました。
会場は、川崎にあるラゾーナ川崎です。私は15分前に到着。最前列付近で彼女の歌声を聞くことが出来て最高でした。この日は天気にも恵まれていたし、GWということもあり、観客が5000人はいたと思われます。
曲は、レッドクリフの挿入歌2曲と懐かしい未来の3曲を披露してくれました。最後にサービスで中国の民謡も1曲歌ってくれました。彼女の歌声は本当に素晴らしいの一言に尽きます。わざわざ川崎まで来た甲斐がありました。生ライブは最高!!