大河ドラマ「義経」

2005-09-16 22:07:48 | 歴史
今、NHKの大河ドラマの「義経」をみて、あの時代背景にかぶれている小生です。「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」なんて覚えた学生の頃の小生は、日本史なんてまったく関心がなかったのだけれど、同大河ドラマで「武田信玄」を放映したあたりから日本史にはまり出しました。日本人のくせに日本の歴史も知らない自分が情けなく思ったもので。やはり歴史の面白さというのは、その時代背景や経緯を知らないと、ただ年号だけ覚えていたって何の役にも立ちませんね。その1192年に幕府を開いた源 頼朝の年齢と小生が同じ年だった事、本日知りました。46歳で鎌倉幕府を開いたなんて凄いぞ。小生は頼朝という人はあまり好きではないので、好感度からすれば、義経の方が一枚も二枚も上なんですが。でも頼朝が鎌倉に拠点をかまえ、始めて東国に武士政権をうちたてたということはすばらしいことです。義経は平家を滅ぼすだけの為に生まれてきたような人ですが、頼朝は東国武士団の頂点にたち統制をとってきたのですから、たいした器です。平氏が身内で役職をかためたのに比べ、鎌倉幕府は主従関係でなりたってきたのだけれど、頼朝死後はそれも崩壊するのだから、統制をとるのは難しいことなんだなって思いました。ドラマを見ていると、小生には忠誠心の強い誠実でやさしい義経像が浮かび上がるのだけれど、頼朝にはそういうふうには映らなかったのでしょうか。(やはり冷酷で猜疑心の強い男なのか?)平家滅亡に最大の貢献のあった義経を暖かく鎌倉に迎えいれ、共に手を携えて幕府をきりもりしていたのなら、その後の源氏の悲劇は少しはなくなるだろうと推察するのは小生の独りよがりでしょうか。




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