Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

染めQ でカスクの補修

2022-08-23 20:20:37 | 自転車部品・用品
多目的に使える塗料 染めQ で自転車の保護帽カスクの補修を行いました
その作業風景を紹介させて頂きます





イタリア製のカスクで色合いも含め良い雰囲気を出しています ただ残念な事に
一部表面に不具合が出ました 今回はそれを補修しようとしています




これの年代は分りません 今迄に幾つかのカスクを
使いましたが かなり良い形をしています






ところがグリーン色の表面に多数のヒビが入ってしまいました
多分合皮と呼ばれる素材だと思いますが それ以上、私には
解りません 赤色の方は全く問題は有りません






今回私が補修の方法として考えているのは 合皮を含め
多くの素材に使える 染めQ の透明を使い 素材のヒビを
これ以上増やさず 現在のヒビもクリア塗料で覆ってやろう
と思っています






塗装前の処理として 汚れ落しと脱脂が必要です
塗装用のシンナーやペイント薄め液は買い置き
して有りますが おそらく素材を傷めると思います
それで エタノールアルコールを用意しました






では始めます 用意した材料の被覆材を剥がしました




まずアルコールで脱脂をします ウエスは古着のネルを
使います






ウエスにアルコールを取りました






カスクの隅で様子を見ながら作業を進めます






アルコールが素材を傷める事が無かったので 全体を
優しく丁寧に拭き取りました






塗装前の大切な仕事 マスキングと養生を行います




塗装をする場合 マスキングで出来栄えが決まると
言っても良いでしょう 丁寧に行いました




染めQ のスプレーは屋外で行います






染めQ を使うのは初めてでは無く 今迄に樹脂系の
パーツや 革のバックスキンを染めた事が有り 
それが今回の材料選択にも影響しています






まず一度目は薄く砂吹き程度にスプレーします
良い感じです 上手く行くかも分りません




数分置きに 塗装を重ねます






少し具合が悪いです 素材の表面に皺が出来ました
この状態は 重ね塗りの為に置いた時間が短いか
スプレーの量が多かったかも分りません 
思い当たる事が有ります




あの状態になると これ以上手を加えても 良い状態には
出来ないでしょう マスキングと養生を剥がします




ここで凹んでいても仕方が有りません 丁寧に養生を
剥がしました






ご覧頂いた様に この段階では作業前より良くなったとは
言えません 時間を置くともう少し落ち着くとは思いますが
私がやろうと思っていた事は失敗したと敗北宣言をするべき
でしょう





この様な合皮に不具合が出るのか 加水分解と言うのでしょうか 製造後時間が経つと
避けれない事だとも聞きます 今回はカスクの色合いが良かったので何とかしたかった
のですが残念な結果でした 少し頭を整理し違う方法も考えたいと思います
お付き合いを有り難うございました


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