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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フリーホイールの 取り外し シングルギア

2015-04-13 20:21:45 | 自転車整備 フリーホイール
最近は自転車の後ろのギアをカセットフリーと呼びますが 一般車などに使われている
シングルのフリーギアはフリーホイールと呼びます それを取り外してみましょう





今回フリーホイールを取り外す車輪です これはトラックレーサー用ですが
シングルのフリーホイールを使っています








古いリムセメントを除去しリムを綺麗にしてあるので
ビニールを被せて埃が被らない様にして保管しています




この車輪に使っているのがシングルフリー
両切りのハブなので左右に歯数の異なる物を
取付けて シャフトもクイック用にして有ります




今回使う工具はこの様な物です






フリー抜き工具 これは使っているフリーに依り
それに合った物を使います 工具の裏側の爪の
形状がそれぞれ違います




これはボスフリーと呼ばれる 多段フリーに使う物
古くは 3段から 最終的には 7段まで有りました
実際に私が見たのは 4段から 私自身が使って
いたのは 5段からです






このサイズの物が今回のシングルフリー用です




フリー抜きの工具に使うモンキーレンチ






昔はモンキーのサイズはこの様に長さで表していました
300mm で 34mm 程度のネジの頭を銜える事が出来ます
最近は下の 36 と言う様に 口が開く大きさで表す物が
増えています そしてハンドルが短いハイブリッドモンキーが
多数を占めて来ました




そして後ろ用のクイックシャフトも使います




では始めます

今回のフリーホイールはシマノ製です SF-MX30 と
刻印がされています






先程の工具の中から合う物を選びます 左が
シマノ用です






爪の形がフリーに合うか確かめてみます






フリーの凹部 4ヶ所に 工具の凸部が上手く収まります
この工具で正解です






クイックレリーズを使います 渦巻きのスプリングは
必要有りません




外そうとするフリーの反対側からクイックを差込みます






クイックシャフトを奥まで差し込みました








クイックのコニカルナットを締め込み フリー抜き工具を
押え込みます






モンキーレンチを使います 今回は従来のタイプ
300mm を使います この方がハンドルが長くて
良いですね






フリーは結構固く締まっているので 作業テーブルの上では
緩める事は出来ません 地面の上でやりましょう 
ネジは正ネジです 一気に力を入れるのでは無く初めはじわっと
力を加えます それで緩まない時に初めてガツンと力を入れると
良いでしょう まず相手の様子を見ながらです




モンキーでフリーを緩めるのは 最初の切っ掛けだけです
クイックで押えているので多くは回りません




クイックのコニカルナットを外します






フリーが外れるまでネジを緩めます




これでフリーが外れました






クイックシャフトを抜きます




この作業は多段フリーも今回とする事は同じです






フリーホイールの表と裏側






反対側のフリーも同じ手順で外しました






私達競技指向の自転車愛好家にはあまり縁の無い
シングルフリーですが 自転車整備の一つとして
覚えておくと良いですね





淡い藤色の花が可愛いです

今回フリーを外したハブは Sunshin professional サンシン プロフェッショナル
競輪選手が練習用に使っていた物ですが オイルチューンがしてある手応えで
鋼球がカチカチと鳴りながらシャラシャラととても良く回ります これが好きな
方もいらっしゃり好みは色々ですね

コメント (2)
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