真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

苦節30年の歴史

2012年03月29日 | Weblog
3夜連続NHKBS1で「なでしこジャパン」の30年の歴史を夜9時から放映した。偶然この番組を知り、第1回を観たのをきっかけに、3夜続けて何とか観ることが出来た。第1夜は、30 年前の日本代表選手達が登場し、当時の女子サッカーの様子を説明しながら番組が進行した。

3夜目は、1年1度の本学教職員の懇談会とぶつかっていたため、観られるかどうかが分からなかったが、8時半に会場を出て、なんとか観ることが出来た。以前にも書き込んだが、私はスポーツ好きで、特に女子マラソン、女子のフィギュアスケート、女子サッカーを長い間応援してきたので、大体の選手は分かる。

3夜の内容は、創設当時、国際試合に出場出来るようになった1990年代、それと今のなでしこジャパンのことだった。昔から女子のサッカーには協会がお金を出さないというのが定説で、サッカーを続けるために正社員にもならず、職を転々として相当の苦労をしてきたのだ。もっとも、今でもアルバイトで食いつないで選手を続けている方もいる。

今の選抜チームには、ドイツなどの海外チームで活躍している選手も含まれ、国内組み選抜選手と海外組み選抜選手との間に葛藤、軋轢があったようだ。でもお互いを理解して、ワールドカップで優勝した。当時、震災後の辛い時に、日本中が歓喜し優勝に酔いしれたのはつい先日のことだ。

過去30 年間、苦労をしながらサッカーを続けてきた各選手たちが一様に言ったこと「後輩の女子サッカーのために」だった。ある選手は、引退後自分の子どもにはサッカーはさせないと思っていたけれど、今は女子サッカーをやらせても良いと思うようになった、と言ったことは印象的だった。つまり、それほど苦労したということなのだ。

成功は1日にして成らない。長い歴史の中で、今までの道のりを知り、それに関わってきた方たちの苦労や努力を知ることで、さらに女子サッカーがより面白くなると思う。今のなでしこジャパンはロンドンオリンピックで金メダルを獲ることを期待されているので、重圧もあるだろうけど、きっと後輩のためにがんばるだろうと思う。

でも、そろそろ女子サッカープレイヤーの待遇改善をしてあげる時が来ていると思うのだけど。
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