真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

年金はそもそも生活を補助するもの?

2015年06月02日 | Weblog
日本年金機構が保有する、およそ125万件の個人情報がサイバー攻撃で流出した。この問題は、日本年金機構の複数の職員に対するウイルスメールによる不正アクセスで、基礎年金番号や氏名、生年月日、住所の情報が、およそ125万件、外部に流出したものだ。

学生たちから「私たちが高齢者になったら年金貰えるんですか?」と言う質問を良く受ける。確かに年金は若い人の保険料負担と税金で成り立つものだから、少子化が加速しているのでその質問の答えには窮する。

先週土曜日に、自営業の人で、国民年金をいくら貰えるかシミュレーションした人から相談を受けたのだが、将来貰える6万5千円位なのだそうだ。これでは生活していけないというのだが、そうです、生活は出来ません。

退職後に3000万円が必要だと言われていると伝え、その根拠を計算してみせると納得した。平均で毎月の生活費は15万位と言われていて、女性の場合で国民年金5万5千円位だから、毎月10万円不足することになり、国民年金だけでは生活は成り立たない。

例えば、60歳から85歳迄生きるとして、25年間分、毎月10万不足とする。10万 x 12ヶ月x 25年で3000万になるのだ。65歳からもらったとしも、2400万円必要になる。

さらに、30年後には年金は20%減額されると言われているから、3000万位は用意しなければならない。このことを学生にははっきりとは言えないけど、相談された人にはお伝えした。

ちなみに国民年金の場合、65歳から貰った場合を100% とすると、 60歳からだと70% 、70歳からだと142%受け取れると言われているのだが、実際、私たちは自分がどのくらいの生きられるのかなど誰も分からない。

何時から年金を受け取るのが良いのかなどといくら考え、計算しても65歳で亡くなってしまう方もいれば、90歳過ぎてもお元気な方もいる。

「年金はそもそも生活を補助するものであって、生活費を保証するものではない」のだから、自衛しなければならないとしっかりと認識して生活設計を立てなければならないということなんです。つまんない話しです。




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