韓国に行って楽しみの一つに、韓国のお粥を食べることだ。中でも鮑粥とカボチャ粥は絶品だ。明洞に鮑粥の有名な店があり、朝食べに行くと、金額によって鮑の入っている量が違っているのが良くわかる。
この店はどちらかというと、観光客で混雑しているが、朝からここの鮑粥をアベルとおかずもたくさんついてくるので、結構なボリュームだ。この店が今、東京大久保に進出しているとも聞いたが行ったことがない。
鮑といえば、贅沢な感じがするが、牡蛎やカニなどを使った豪華なお粥が韓国には多い。コース料理の最後に必ずお粥が出てくるかぼちゃのお粥も絶品だ。
韓国には、お粥の専門店が数多くあって、お粥レストランやお持ち帰りの店もある。お粥は種類がとても多くて、野菜粥、かぼちゃ粥、小豆粥が定番だ。かぼちゃ粥はほんのり甘くて大好きだ。
日本のお粥と韓国のお粥は、お米の粒感が違う。日本のお粥はお米の粒感が残っているが、韓国のお粥はお米の粒感はほとんどなくて、ペースト状で糊に近いものが多い。
日本だとお粥は病気の時に食べるという感じだが、韓国では体調不良時にはもちろんのこと、それ以外のときでもお粥はよく食べられている。
お粥レストランに行くと、お粥のほかにキムチやイカの塩辛などが入った小鉢がいくつか添えられてくる。日本ではあっさりとしたイメージのあるお粥だが、韓国ではこのようなしっかりした味の付け合わせも出てくるので、お粥とは思えないくらい十分な食べ応えがある。
私は韓国に行くようになってから、スーパーでたまご粥を買っておいて、お粥をよく食べるようになった。溺愛のたまご粥を基本にして、さらに卵や野菜を加えて食べると美味しい。
