真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

私立中学のお受験(1)

2012年11月11日 | Weblog
11月も半ばになって、そろそろお受験のシーズンが端ある。有名私立幼稚園から始まって、私立小学校、中学校、高校、大学、大学院と受験は続く。一時期の受験バブルは崩壊し、今や、私大付属も中下位校も大幅減らしいのだ。

2007年をピークに減少を続けてきた首都圏の私立中学受験者数は今年さらに減少、中学受験バブルはまさしく崩壊の状況にあるのだ。森上教育研究所の調査では、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の2月1日の私立中学受験者数は3万7568人と、2007年の4万3716人から5年間で14%強もの減少だった。

原因は2008年のリーマンショック以降の景気低迷で、私立中学受験者数の減少は続いており、今年も受験者減に歯止めがかからなかった。一方で、この間に私立中学の募集定員は3万9721人から4万1688人と約5%も増えている。

理由は、私立中学受験ブームを受けての定員増や、中高一貫体制強化による付設高校の募集定員の縮小・廃止により、中学の募集数が増えているためだ。この結果、09年以降、一都三県の私立中学受験者数は募集定員を下回る状況が続いている。

 今年の私立中学受験の特徴は、絶大な人気を誇ってきた難関私立大学の付属、係属中学にも陰りが見えたことだ。例えば慶應普通部と慶應湘南藤沢中等部は対前年比で約15%減、同じく早稲田実業中等部も約14%減、早稲田高等学院中等部が約12%減と早慶クラスでさえ受験者を大きく減らしている。同様に法政、青山学院、明治の受験者も減っており、さらには麻布、武蔵などの難関人気校も受験者減となるなど、ブームの観があった私立中学受験は大きく変わりつつある。

「受験者総数は減っても、人気私大の系列校や難関校の受験者は減らない」と強気だった大手学習塾関係者も驚くほどだそうだ。日本の教育費はかかり過ぎる。先日の新聞に幼稚園から大学迄総て私立に入れたら学費が2000万くらいかかるとシミュレーションしていた。




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