真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

マスダックって、知ってますか?

2018年11月20日 | Weblog
北海道の「白い恋人」、仙台の「萩の月」、東京の「東京ばな奈 見ぃつけたっ」、浜松の「うなぎパイ」、これらは地域を代表する人気の「銘菓」ばかりだが、実は、今国内だけでなく、海外でも人気のお菓子だ。

そして驚くべきは、これらの菓子は全て同じ会社の機械によって作り出されている。その会社が埼玉県所沢市にあるマスダックだ。「デパ地下で売られている銘菓の60%以上がマスダックの機械によって作られているのだそうだ。ナスダックは知っていたけど、マスダックは知らなかった。

マスダックは、どら焼きやスポンジケーキ、クッキーなどを自動で作る機械メーカーだ。どら焼き向けに限れば、シェアは90%で、日本の菓子文化を支えていると言える。

マスダック社は1957年に設立、資本金1億円 売上高123億175万円、従業員数約280人で、数百種類の製菓機械を開発している会社で、事業内容は、製菓機械の製造・販売だ。

マスダックは、全国各地の名物の菓子である「銘菓」の製造を支える縁の下の力持ちとして発展してきた。マスダックの強みは、機械メーカーの枠を超え、顧客の目線に立って、商品の開発から量産までを支援していることにある。全国各地の菓子メーカーは、他社にない特徴がある商品を開発しようとするのだが、全国の菓子に詳しいマスダックのアドバイスが重要になる。

同社の社員は、どうすれば特徴ある商品を生み出せるか、企画段階から関与する。その上で、マスダックの機械を使って量産体制をどう構築するかを検証し、商品化を実現させる。1957年の設立以来、同社が開発してきた製菓機械は数百種類に及ぶというのだが、これはすごい!

納入後も同社の機械が顧客の工場で稼働を続けるには、きちんとメンテナンスすることが欠かせない。菓子は繊細なので、製造現場の環境が少し変わっただけで、味や生地の弾力などに影響が出やすいからだ。微調整が不可欠なため、マスダックでは、社員が顧客の工場に入り込んで、理想通りの菓子が出来上がるまで張り付いて調整すしているのだが、今は36カ国に製品を納入しているのだそうだ。

こういう誇らしいニュースは元気になる。
 
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