1000円のホテルラウンジのコーヒー

スタバがまだ日本に上陸する前、外国人が来日し、ホテルのラウンジで打ち合わせをすると、コーヒーが10ドル以上、つまり1000円以上するなんてクレイジーだと言って、日本の物価が高いと嘆いていたのが1980年代だった。

今はスタバがそれに変わっているように思う。スタバのラテ400円くらいすると思うけど、オーダーするのが面倒なこと、手元に来るまで時間がかかることなどで私は利用しない。コーヒーの値段が高すぎる。１日に何杯も飲むとなると７／11の100円コーヒーで十分だ。ちなみに７／11でもっとも売れているのはコーヒーなのだ。

私は打ち合わせや友人と会う時には、ホテルニューオオタニのラウンジで会う。ちなみに私はここのクリームソーダかコーヒーをオーダするのだが、サービス料入れて1200円超えだ。それでも人と会うTPOを考えれば安いと思う。

スタバが好きな人は、インスタにアップしたり、カップを持って街の中を歩くのがかっこ良いと思っている人も多いと思う。さらにスタバに行くと、多くの人がパソコンを持ち込んで長〜い時間居座っている光景を目にする。そこは図書館かと見間違うほどだ。

コーヒーに1000円払っても、ホテルの静かな場所でゆっくりと話せば集中できるし、サービスも良く、雰囲気の良い空間にいたら自然と話も弾む。ほとんど無いのだが、たまに子供の泣き声や子供が騒いだりすれば、うるさいから静かにさせてということもできる。1000円のコーヒー代金を払うことは、より良いサービスと場所代が含まれているということだからだ。

コーヒーの値段だけで考えると、1杯1000円するホテルラウンジのコーヒーよりもスタバの400円ほどのコーヒーのほうが安いし、マクドナルドや７／11だったら100円だ。問題は、どこで誰とコーヒーを飲むかということで、目的別に店を選ぶべば対費用効果が変わってくる。

コーヒー1杯1000円を払ってでも会いたい、話したい相手と思う人が何人いるかで人生は変わるかもしれない。