真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

平成のスター大谷、羽生両選手

2018年04月15日 | Weblog
今、TVニュースは大リーグに移籍した大谷翔平選手のことが多い。スポーツコーナーでなくトップニュースで取り上げるTV局さえある。国内は大谷フィーバーだけど、アメリカでも大谷フィーバーだと言うが、アメリカは広大だから真偽のほどはわからない。

大谷選手や羽生選手の成功の理由は、多くのメディアで解説されていて、2人に共通する1つが「私生活がつつましい」なのだそうだ。2人とも世界的な成功を収め、スポンサー契約もあり高収入でも、派手な遊びもしなければ、高級車に乗り、高級ブランドの服を着るわけでもない。

野球、フィギュアスケートが大好きで、気晴らしもゲーム程度で、ほかのことに関心を向けずに、ひたすらボールを握ったばかりの野球少年や、リンクに立ったばかりのスケート少年のように、競技にだけ夢中でいるところだ。大きな成功を成し遂げても、日々鍛錬する生き方をしているのが平成生まれのスターたちだ。

昭和生まれの代表的なスーパースターといえば、野球の清原和博選手とサッカーの三浦カズ選手だろう。試合では圧倒的な実力を発揮して、試合が終われば高級スーツに身を固めて、両脇には美女を抱えて、ポルシェで六本木のディスコに横付けみたいな生活が、スーパースターのイメージだった。

昭和のスター選手の中には、派手な生活を見せて、頑張ってトップを取ったら、夢のような生活が送れると思わせるのがスターの役目で、だから、華やかさを見せて、憧れられるスポーツ種目と存在になければならないと思っていた。

当時は、それが一般的な感覚だったと思う。今では、そんな考え方だと、むしろ“痛い人”と言われ、平成生まれの人たちの価値観が大きく変わっている。私の姪たちなどの団塊ジュニア世代ぐらいから、徐々に価値観が変わっていったのかなと思う。

お金持ちでも幸せにはなれない内容のドラマや映画がたくさん流れて、野球やサッカーだけじゃない娯楽もたくさん増え、「巨人・大鵬・卵焼き」のように、価値観を断定される時代じゃなくなったということだ。平成の時代は多様な価値観が重要で、平成のスターは地味で堅実だと思う。


 

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