
魚住住吉神社

(すみよしじんじゃ)
明石市魚住町中尾1031

鳥居から楼門、拝殿、本殿が一直線に並ぶのは東播磨の神社の典型。
〔ご祭神〕
底筒男命
(そこつつのおのみこと)
中筒男命
(なかつつのおのみこと)
表筒男命
(うわつつのおのみこと)
息長足姫命
(おきながたらしひめのみこと=神宮皇后)
山陽電鉄魚住駅から7分ほど歩くと、海の守りの神社・住吉神社に着きます。一の鳥居のある南にまわってみたんですが、播磨灘が眼前に広がるまさに「海の神社」。夕方に訪れたこともあって、夕日がきれいでした。
かつて東の谷八木川から二見までの地域は摂津国の住吉大社の神領地でした。そのためこのあたりには住吉神社と名のつく神社が数多くあります。その中でもここ魚住住吉神社は総鎮守社として古い歴史を持っています。

鳥居をくぐると立派な楼門があります。
1648(慶安元)年建立、明石市の指定文化財。

楼門をくぐると、本殿の手前に能舞台が建っています。
拝殿前に建つ能舞台は、初代明石城主だった小笠原忠政が1627(寛永4)年に建立したもので、楼門と同じく明石市の指定文化財になっています。実はこの舞台、まだまだ現役で毎年5月1日には奉納能楽会が催されています。江戸時代から続く伝統ある行事でしたが戦争のため一時中断。1974(昭和49)年に地元の皆さんの尽力により復活し、以来毎年続けられています。

朱塗り鮮やかな拝殿に掲げられた2つの絵馬は円山応挙と石田幽汀の作。
拝殿の裏には樹齢100年を越える藤の花の名所としても有名です。ちょうど奉納能楽会が行われるころ、5月の上旬にはきれいな花を咲かせてくれます。その昔、大阪の住吉大明神が「播磨の国に住みたい。藤の枝を海に浮かべて、それが流れ着いたところに祀ってほしい」といって流した藤がこのあたりに流れ着いた、という故事から雄略天皇8(464)年に当地に建てられたという住吉神社。この近くにある藤江という地名も含めて、優美な感じがします。
アクセス
・山陽電車「魚住駅」下車、南へ徒歩5分
魚住住吉神社地図 Copyright (C) 2000-2006 ZENRIN DataCom CO.,LTD. All Rights Reserved.
拝観料
・無料
拝観時間
・常時開放
杜を訪ねて―ひょうごの神社とお寺〈下〉 (のじぎく文庫)神戸新聞総合出版センターこのアイテムの詳細を見る |
この神社は、「本当の住吉大社(つまり、神功皇后帰還の際、最初に三筒男命を祀られた神社)は、うちだ!」
とおっしゃってますね。
大阪か神戸か、どっちが最初かは、はっきりわかりませんが、藤の花が流れ着いたという伝承があるならば、大阪の住吉が「本当」と思いたいところですね(~_~)
せっかくならば、遠くから流れ着いたと思うほうが楽しいですもんね(#^.^#)
またまた、勉強になりました。
この神社も、いずれ参拝したいと思います。
神戸と大阪、どちらが最初かは分かりませんが、やや神戸の方が分が悪いようです
GWにはだんじりがありますが、なかなかの迫力ですよ!いちど見に来て見てくださいね