3月16日(水)
午後5時 TVニュースで今春闘
大手自動車メーカー、電機、鉄鋼のベースアップ状況を報じている。
多少なりとも上がるのは羨ましい。
零細会社には縁がない。
旦那の給与アップについて
主婦に街角インタビュー。
場所は豊洲だ。
画面に映りだされた主婦に仰天!
息子の嫁さんだ。
「主人は自営業なんです」
「大企業が賃金上げて戴かないと
私のような自営にまで、お金が落ちてこないのです」
放映後、嫁さんに聞くと
ベビーカーを押してショッピングセンター向かう
午前中にインタビューがあり
数人の主婦が答えていた。
その中から選択されたようだ。
今は労使協調路線
労働組合が弱腰。
ずっと古いサラリーマン時代
思想的問題あり、破壊者の悪名を被せ
追放された。
昨年9月嫁さんに子供が生まれた。
息子と嫁さんは私のサラリーマン時代を知らない
まして、労組書記長としてベースアップ交渉をしていたなど
想像すらできない。
思想的には労働組合運動などと最も遠い考え方だった。
関連会社に在籍していたので
現場を知らない傀儡経営陣
本社にしか顔が向いていないので
経営理念、具体的施策も示せず
現実化できない空論で迫る。
経営を知らない現場組合員。
賃金 労働条件を抑えることが経営的仕事で植民地支配。
当時は、大企業賃金上がれば零細も上がった。
現在の大企業は下請けにコストカットを強いて
波乱の中で何とか生きてきた。
孫も生まれた。
日本死ね!
ネットで赤ちゃんを抱えた主婦の叫び。
息子夫婦が子供を育てるには
保育園がなければ成り立たない。
孫が生まれて実感。
国会でヤジが飛び交い
思想的問題にされるが
それで問題解決にはならない。
私を破壊者として会社を首になったが
2年後 労働組合は本当にストライキを敢行した。
愚かな経営側は狡猾なやり方で私を書記長から引き摺り落とし
地方勤務していた社員を本社に移動させ
書記長にさせようと企んだ。
姑息で稚拙な人事は、上手くいくはずない。
従業員からは、馬鹿にされた。
ただ、無知な権力を振り回したのだ。
経営側は言った。
賃金上がらないのは、当時の書記長が密約合意書面を交わした。
架空の書面を提出した。
でっち上げだった。
誠実で真っ向勝負する相手を陥れて
自分だけ生き残るようなやり方。
「義を重んじ不正義への屈辱を潔しとせず」
私は自らの首を撥ねた。
真面目だけでは、世の中生きていけないのだ。
悲しいのは嘘の汚名を着せられたままなことだ。
サラリーマンは、出世を諦め人間関係を希薄にして
黙々と仕事だけにする。
余計なことには関わらない。
これが最もベスト。