馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

逃電 東電 その8 責任回避

2011-05-26 23:15:06 | 日記

書記長になって初めての労使交渉秋闘に勝利して12月なった。

組合主催のクリスマスダンスパーティー行うことにした。

東京の各営業所の女性組合員は140人以上が参加した。

会場は私がレストラン事業部で皿洗いをしていたので

会社のレストランと会議ホールを使用した。

会社側は組合主催のパーティーを冷ややかに見ていた。

   

女性社員は若く美人が多いので内外で有名だった。

当時の人事担当者が聡明な女性より容姿を優先して採用した。

まだ、女性差別をなくした雇用機会均等法は施行されていなかった。

今だったら糾弾されそうだ。

パーティーは大成功だった。

主要な組合役員を女性にしたことによって小さな職場から

皆が参加してくれた。

組合の動員力には会社側労務課長は驚き羨ましがった。

ダンスパーティー2日後、体調が悪く腸が重苦しく

熱もあり動けなくなって自宅で休んでいた。

電話が鳴りでると、都内の有名保健所からだった。

内容は驚くべきことだった。

「先日のクリスマスパーティーで多数の食中毒患者がでています。

その件でお話したいので来て頂きたい」

生牡蠣による食中毒だった。参加者が多く冷蔵庫に入りきらず

テーブルに数時間置いてあった。

2日後女子社員が40人以上休み、書記長の私も中毒で

寝床に入ったままだ。

会社側は当初激怒して組合書記長が業務に支障を生じさせたとして

責任追及しようとした。

しかし立場は逆転したのだ。

会場レストランは会社経営であり、組合はお客様なのだ。

責められるのは会社側になった。

保健所に呼ばれ、状況説明した。

偉そうな方々が5人もでてきた。

今回の食中毒事件に非常に興味津々なのだ。

有名企業で会社経営レストランを使用して敵対関係の組合主催のパーティーで

食中毒が起きた。それも多数の女子社員が病院へ駆け込み

食中毒と判断され、病院から保健所に通報された。

当初、会社側は「ざーまー見ろ」!と言っていたが大混乱したらしい。

居並ぶ保健所の担当者は組合書記長が今回の食中毒でどのような対応するかに

注目していた。

組合が会社側を訴えるか否かを聞かれた。

私は「社内的問題であり、保健所、病院にも公に説明して

組合速報にも事実関係を掲載するので外部解決はしません」

と答えた。 居並ぶ担当者は残念そうな表情だった。

会社側と食中毒発生で交渉することになったが

レストラン事業部は既に下請け会社にレストラン経営を丸投げしていた。

交渉相手は下請け会社の社長だった。

会社は逃げたのだ。逃電と全く同じだ。

私は下請け会社長を軽食喫茶勤務時代に知っていた。

温厚で有名なレストランの総調理長もしていた。

又実際にレストランで調理してくれたコックも知り合いだった。

少しでも売上に貢献したいと私は考え、コックも少しでも

安くおいしい食事を提供したいと思ったのが、善意が裏目にでてしまった。

解決策は会社休んだ日は欠勤、有給扱いにしない、1日の休みは

2万円賃金補償することで合意した。

会社側は食中毒に関しては一言も触れず、逃電と同様会社幹部は責任逃れした。

現在でも大企業は30年前と変わらずに隠蔽して、責任回避して逃げ回る。

聞いた話では、食中毒で会社側は保健所に高級ウイスキーを持参して

穏便な計らいを頼んだらしい。

現在だったら役人の首は飛んでいただろう。

1年後、下請け会社の社長は亡くなった。

その頃から私は死神と呼ばれ、私と対立すると危ないと言われるようになった。

続く


LEDロゴプロジェクター

2011-05-26 15:46:49 | 日記

526日(木)午後DHLでサンプル到着

LEDロゴプロジェクター

有名な美人演歌歌手が映し出される。

慎重に検品する。

早速、お客様にサンプル発送する。

劇場販売用で納期指定が厳格ではないので

ゆとりをもって検品が出来て

精神的に安心感がある。

 

本日のランチ アンチョビパスタ

 


LEDライト付キーホルダー受注

2011-05-26 11:55:47 | 日記

526日(木)朝、信用金庫から注文がきた。

LEDライト付キーホルダー1万本製作依頼だ。

納期が713日指定。

かなり厳しい工程作業になる。

大震災を受けて中国でもLED注文が増加して

生産が間に合わない。

   

7月初旬から節電体制になるが、もしもの停電に備えて

信用金庫がお客様に配る。

信用金庫の販促品は、ティッシュ、タオル、洗剤等の家庭用品だったが

珍しいことだ。

担当者も今までは年寄りが販促品を決めていたが

若手感覚に任せた、そして状況から見てタイムリーな

販促品としてLEDライトキーホルダーを選んだそうだ。

 

地震も停電も無いことを願うが、311日の大震災で

深夜、両国橋を渡る人々を見た時、一条の光が不安を

少しは取り除けると感じた。


ウッドペン 返品

2011-05-26 11:33:39 | 日記

525日(水)妻が来て検品作業した。

癌を放射線治療により早く回復したが、自宅で安静だけでも

ストレス溜まるので事務所で気晴らしも兼ねて来る。

   

先月500本納品したウッドケース入りウッドペンが

全て返品された。

検品もしたのだがウッドケースの塗装色が均一な色になっていない。

濃い塗装が多いから再検査して濃いケースは不可となった。

検査結果182ケースが納品出来なくなった。

木は生き物で工業製品ではない、様々な環境、気候、樹育年齢により

違いが出る、又工芸品とは違い美的感性まで求められているとは

考えていない。

本来他社が販売していたが弊社に突然依頼があった。

理由は他社が仕入れを継続できないと言ったらしい。

  

わずかの利益だったが返品により赤字になった。

数年前、やはりアルミケースの色が悪いと千本のボールペンが返品になった。

今回も同様になった。

クライアントは安さを要求するが、品質は銀座高級店のウインドウに飾られて

いる商品と同一なクオリティーを求める。

この感覚と価値観を共有するには非常に長い年月をかけて体験を

積み上げる以外にない。

他社も出来ないので断ったのだろう。

弊社も次回は注文を謝絶する。

 

インポートメーカーは辛い!