夏の強い陽射しをさえぎる木々。
心地よい風がぬけてゆく坂道の先に。
「無言館」はあります。
「記憶のパレット」に刻まれた画学生たちの名前。
家族の団欒を思い描かれた絵。
故郷を思い描かれた絵。
出征するその瞬間まで恋人を目の前に絵筆を走らせた絵。
戦地でも絵を描き続けた画学生。
息子の戦死を信じたくなかった家族。
ずっと語ることができなかった家族。
描きたいだけ描ける。
話したいだけ話せる。
泣きたいだけ泣ける。
会いたいとき会える。
嫌なものは嫌だと云える。
そういう世界になりますように。
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■空の青さは変わらないはずなのに(りあちゃん「まろ的、のほほん生活」)
リンク
■無言館(建築マップ)