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「地球外生命議論」の落とし穴

2023-11-06 10:37:06 | 自然
私はブログにも書いていますが、宇宙にはほとんど興味がありません。

その理由のひとつが、宇宙を探索すれば知られていない物質があるのではないかという夢が無くなってしまったからです。存在可能なすべての元素が同定され、理論的にこれ以外の物質はないことが証明されています。

もうひとつが地球外生命体ですが、これもほとんど存在しないような気がします。これは確証はないのですが、これだけ科学技術が進んできたのに、未だに有機化合物集合体から生命を作り出すことはできていません。

これは生命の発生が非常に珍しく、現代科学をもってしても再現できないような微妙な偶然が関わっているからでしょう。確かに宇宙にはそれこそ天文学的数値の恒星が存在しています。従って地球に似た惑星もいわば無数に存在しているはずです。

それでも生命発生が偶然起きる確率はほとんどないような気がします。もうひとつが時間の問題です。現在の人類の社会が今後何十万年続くか分かりませんが、星の寿命から考えると非常に短いものです。

つまり地球外に生命がいたとしても、同じ時期になる可能性は非常に少ないような気がします。宇宙物理学者によると、現在観測できる138億光年の宇宙の中には、恒星だけでも10の22乗個という天文学的な数があることが分かっているそうです。

さらに宇宙は、この観測可能な世界の外側にも広がっています。そしてその外側の宇宙には生命がたくさん存在している可能性が高いとしています。私もこれに反論するつもりはありませんが、この距離を考えると生命が存在していても何の意味もないような気がします。

例えば観測可能な近縁でも、1万光年離れているところには、光速に近い移動手段ができたとしても1万年かかるわけです。これは人類の寿命を考えると、交流など不可能な距離でしょう。

そうすると地球外生命体が確認できるのは、太陽系かその近辺の星という事になり、この辺りでは絶対にいないと断言できると思います。こう考えると、1960年に開始された地球外の知的生命体探査プロジェクト、通称「オズマ計画」などほとんど意味が無いと思われます。

なんとなく夢のない話になってしまいましたが、この辺りも宇宙に興味がなくなってしまった原因といえるようです。


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