ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

見つけにくい「喉頭がん」の初期症状と治療方法

2023-11-07 10:32:49 | 健康・医療
咽頭は食べたり話したりするための重要な部分です。気管の入り口にあり声帯もあるこの部分がガンになると、治療後も会話や食事の機能のことでいろいろと問題が出るようです。

喉頭はいわゆる喉仏にあたる器官で、機能によって分かれているため、声門ガン、声門上部ガン、声門下部ガンの3つに分類し区別しています。

初期症状は腫瘍ができる部分によって異なり、声帯にガンが発生する声門ガンの場合は、初期の段階では声が枯れたようになる症状がでるようです。雑音が混じったようなザラザラした声になるケースもあれば、低いガラガラ声になるケースもあります。

声の調子が硬い感じや、息が漏れるような違和感と訴える患者もいます。血痰が出ることもありますが、明らかな変化が起きるため比較的早期発見につながる一面もあるようです。同じ喉頭ガンでも声門上部ガンは、声の変化よりも先に喉頭の異物感に気づくケースが大半です。

ただこういった咽頭の異常は、風邪の時と症状が似ているため、病院の受診が遅れることが多くなります。声門下部ガンの場合も自覚症状がほとんどないケースが大半で、進行して声の変化や呼吸のしにくさに気づくことがあります。

病院を受診するときには、既に初期を通り越しているパターンが目立つガンです。主な原因となるのはタバコの吸い過ぎで、喉頭ガンと診断される患者の9割以上が喫煙者です。

また酒も発症要因となり、代謝物のアセトアルデヒドの影響によって、アルコールで顔が赤くなる人が定期的に飲酒を繰り返すとガンが発生しやすくなることが判明しています。診断にはガンがどれくらい進行しているか調べるためにCTやMRIなどの画像検査が行われます。

ガンマ線をを出す放射性医薬品を体内に取り込み、専用の装置で体外から計測します。治療方法はごく初期のガンなら外科的手術やレーザー手術で病変を切り取り、喉頭を残す手術療法か放射線治療が優先されます。

進行している場合は、命を優先するために喉頭すべて摘出する手術が行われます。喉頭を残すかどうかは重要な問題で、抗ガン剤、放射線治療、免疫療法などの複数の治療法を組み合わせて進めることになります。

どこのガンでもいえることですが、喉頭ガンも早期発見、早期治療で病気の進行を遅らせ再発のリスクに備えることができます。治療法も色々あるので早い段階で医療機関を受診することが大切なようです。

喉頭ガンの発症要因は主に嗜好品のタバコと酒ですので、予防するためには禁煙や節酒を心掛けると良いとしていますが、あまり効果は期待できないような気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿