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身体を守る免疫システムの仕組みと高める方策

2022-06-20 10:30:35 | 健康・医療
現在コロナのワクチン接種の3回目が実施されていますが、この効果の検証もできていないのに4回目接種の話が出てきています。

ワクチンというのはウイルスに対する免疫システムをあらかじめ構築するためのものですが、何回も接種することの意義がどうもよく分かりません。この免疫についてどうすれば高めることができるかの解説記事が出ていました。

免疫とは疫病(感染症、伝染病)から免れる、すなわち病原体から身体を守るための仕組みです。何重にも防御システムが働き関係する細胞の種類が多いため、理解するのは非常に難しいとしています。

身体に病原体などが侵入すると、生体反応として炎症が起きます。この炎症に対して免疫機能が作動すれば、初回こそ治癒に時間を要することもありますが、二度目は以前の記憶からすぐさまに反応して炎症を起こすことなく対処できるようになります。

この状態を免疫が付いたと表現し、この応用がワクチンです。感染症を引き起こす主な病原体は細菌とウイルスで、こういった病原体が身体に入るとまず皮膚や粘膜といったバリア機能が働きます。そこで防げなかった場合次に働くのが免疫細胞です。

この免疫細胞の種類は何億といわれており、免疫細胞があれば人間の身体は防御されているはずです。ある病原体に対する免疫細胞が、抗原提示細胞からの情報で「自分の出番だ」と認識すると、攻撃に向かうためにその数を増やし成熟していきます。

病原体が身体に入るとそれを排除しようとして発熱や痛み、倦怠感などさまざまな症状が表れますが、それらのほとんどは免疫反応であると考えられています。細菌やウイルスは身体が高熱になると勢いが急激に落ち、一方で免疫細胞は熱が上がるほど力を増します。

早い段階で解熱剤などを飲んでしまうと、炎症がくすぶった状態で長引いたりうまく記憶されず、同じ病気にまたかかったりしてしまうことがあるようです。

風邪で身体が痛い、倦怠感を感じたりするのは、筋肉が糖と酸素をよく使うためで、倦怠感が出るのは筋肉を使わないようにして免疫細胞を優先して糖と酸素を送っているためです。

免疫細胞が活性化するためには、糖や酸素、タンパク質、脂質といった基本的な栄養素の他、鉄分やビタミンなども必要になってきます。特別に何かを取ればよいということではなく、偏食や極端なダイエットなどで栄養が足りていないのであれば別ですが、大抵は普通の食事をしていれば問題はありません。

酸素については血管が関係しており、血行が悪く抹消の血管まで酸素が届かない状態があると、免疫細胞がいざというとき戦えません。

結局免疫を高める方策は出てきませんでしたが、いわゆる普通の生活をしていれば、免疫システムは正常に機能するということでよいようです。


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