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タバコの負の側面、喫煙は老後を孤独にする

2022-06-21 10:25:40 | 煙草
先日加熱式タバコの話を取り上げましたが、私の喫煙歴ももう50年以上になります。

タバコは「百害あって一利なし」とよく言われますが、何かした後の一服は代えがたいものがあり、病気のリスクがあるとしてもこの歳まで生きてきましたので、生涯続ける楽しみと捉えています。

内容が理解しにくいのですが、喫煙は老後を孤独にするという記事を見ました。2020年と21年は新型コロナの影響で「国民健康・栄養調査」が行われませんでしたので、日本の現在の喫煙率は分かっていないようです。

この新型コロナで健康意識が高まり喫煙率は低下しているか、逆に行動が規制されたことで増加しているのかもしれません。最新のデータでは喫煙率は男性27.1%、女性7.6%となっており、男性は4人に1人が喫煙している状態でまだまだ高い状況としています。

ただ一昔前は男性の7割ぐらいが喫煙者でしたので、ずいぶん減ったという気もします。私の友人もギター仲間は11人中2人、昔の仲間は6人中2人、麻雀仲間は5人中3人ですので、こんなものかもしれません。

最近は喫煙する場所がなかなかなく、屋内は禁煙で駅のそばなどは路上喫煙も禁止されていますので、屋外喫煙場所をしっかり設置してほしいものです。

一応触れておきますが、タバコが呼吸器や心臓の病気のリスクを高めることは確かで、高齢になって発症する慢性閉塞性肺疾患(COPD)はその代表的なものです。

日本の寿命調査に参加した6万人以上の男女を調べると、喫煙者の平均寿命は男性で8年、女性で10年短かったという統計もあるようです。

さて50歳以上の8780人の喫煙者を対象に行われた大規模な研究があります。喫煙している人を対象にして、調査時から4年後、8年後、12年後を追跡し、社会的孤立や自身の感じる孤独感がどうなっていくかを調べたものです。

これによると喫煙者は非喫煙者と比べて孤独になりがちで、家族や友人との交流も少なく地域活動への参加も少ないということが判明しました。さらに時間が経過するにつれて喫煙者の社会的接触は減少し、次第に孤立していくことが明らかになったとしています。

喫煙者は呼吸器や心臓の病気などの健康問題を抱える頻度が高く、これによって外出が減り、交流が減る可能性があります。さらにタバコはうつ病のリスクもあることから、相乗的に孤立が深まっていくのかもしれません。

また孤独によってさらに喫煙量が増すという悪循環も報告されているようです。喫煙率が高かったバブル経済期と違い、少なくともタバコが社交的なツールになるということはなさそうと結論付けています。

これは突っ込みどころ満載の調査結果ですが、こういった記事が禁煙活動に少しは効果があるとしているのかもしれません。


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