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ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

運動不足の本当の怖さ

2025-04-06 10:32:45 | 健康・医療
健康に関する文章などでは、必ず運動の必要性が出てきます。自分のことを考えると、私はかなり運動不足になっています。

自宅にいるときはPCの前に座っていますし、今もですがネコが膝に乗ってくるため余計動けません。どこかに出かける際も、ほとんど電動アシスト付きの自転車ですので、あまり運動にはなっていません。

ここでも健康寿命を伸ばすためには、体力の向上が最も重要としています。体力は行動体力と防衛体力にわけることができ、行動体力には全身持久力、筋力、バランス能力、柔軟性などがあります。一般的には体力といえば行動体力を指します。

体力は何事にも積極的に取り組もうという気力と、知性を働かせる知力と一体になって、心身の健康を保持して生き生きと豊かに暮らしていくのに欠かせないものです。

体力のうちで、中年期(40~64歳)から高齢期(65歳~)における健康づくりで最も注目したいのが、全身持久力と筋力です。全身持久力は、全身のさまざまな筋肉を使って、運動をどれだけ長く続けられるかの能力です。

筋肉が長時間活動するには、酸素を体内に取り入れるために心臓や肺の機能も大きく関係していることから心肺体力とも言われています。筋力は、筋肉が発揮する力のことで、おおむね筋肉量に比例しています。年齢が進むとともに、体力が衰えることは避けられません。

ただし加齢に伴う身体機能の低下には個人差があります。活動的な人はその機能低下が穏やかで、座りがちな生活をしている活動的でない人はやや急になっています。

日常的にかなりハードなトレーニングを積んでいる陸上長距離ランナーでも、運動習慣のない人でも心肺筋力の低下は、10年あたりでおよそ7%程度という数字が出ています。

加齢に伴う身体諸機能の低下は、25歳をピークとして、平均して10年あたり5~10%のペースで進むと見積もられています。誰にでも見られる加齢に伴う身体機能の低下は、生理的老化と言われています。前述の心肺体力の低下も生理的老化の標準的プロセスということができます。

心筋梗塞や脳卒中、ガンなどの重篤な病気をしたことにより、急激に身体機能が低下することもあり、これは病的老化といわれています。

病的老化が一時的にみられても、適切な治療が行われその後のリハビリが順調になされれば、低下した身体機能を以前のレベルにまで戻すことができる能力が人体には備わっています。これはレジリエンス(逆境からの復元力)といわれています。

私は今年の正月は入院生活でしたが、徐々に昔の状態に戻ってきたような気がしています。