ごっとさんのブログ

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夫婦別姓 そろそろいいのでは

2015-11-10 10:37:17 | 時事
このところ夫婦別姓問題を新聞で取り上げ、いろいろ特集記事が出ています。結婚して名字が変わるというのは、たぶんかなり大変なことのような気がしますし、別姓にしたいという人が増えているようですので、時代の流れとして制度的にも変更すべき時になっているような気がします。

私としては、名前というのはその人の認識記号のようなものととらえていますので、どちらでもいいというのが本音のところです。日本は基本的に人を呼ぶのに名字を使っているので、姓が変わるというのは呼び方が変わるため、色々問題が出てくるようです。昔の職場では、部下や同僚が結婚して姓が変わった場合、呼び方を変えた人と、旧姓のままにしてくれという人がいましたので、実質的には別姓を使い分けている人もいるということではないでしょうか。

別に世界では別姓が多いとか持ち出すまでもなく、ある意味日本の文化が変わってきたのですから、柔軟に対応すべきと思います。昔は○○家などという家を大事にする風習がありましたが、現在のように核家族化が進んでいれば、家という物の考え方が変わっていると思います。

別姓の反対意見として、家族がバラバラになるとかいうことが出ますが、これはほとんど根拠のないことです。漫画の「サザエさん」のように、奥さんの家族と同居すれば、一つの家の中に異なった姓の人がいることになりますが、そのためにまとまりがなくなるとは考えられません。むしろ別姓という制度を作った場合、生まれてくる子供の姓をどちらにするのか、自由にした場合兄弟で異なった名字はおかしいか?といった方が現実的な問題点かもしれません。

現実的に別姓を通している人が、PTAなどで会う人は子供の名字で呼んでくるので、別姓を貫きにくいという話を聞きますが、当然こういった混乱はある程度出てくるとは思われます。現在でも、結婚して新たに戸籍を作るとき、90%以上が男性の名字となるようです。これは単に昔からの風習が残っているだけであって、別に女性を軽視しているわけではないと思います。

昔職場結婚で、男性はごくありふれた名字で、女性の方は昔の公家さんのようなよい名字でした。ですからぜひ女性の名字にしろといったのですが、結局ありふれた名字になってしまいました。現在でも男性が姓を変えると「婿に入る」的な感覚が残っていますので、名字=「家」という感じがあるのかもしれません。しかしもうそういうことに拘る時代ではなくなっていますので、別姓も認める制度ができてもよいのではと思っています。