ごっとさんのブログ

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ツアーファイナル 途中経過

2015-11-18 10:19:19 | テニス
世界の上位8人が出場できるツアーファイナルに、錦織は8位ながらなんとか出場することができました。

この大会はややお祭り的要素もあるのですが、待遇なども素晴らしく名実ともに世界最高峰の大会といえます。待遇は超高級ホテルに泊まり、会場までの送迎もリムジンでやってくれたりと超VIP扱いになるようです。

昨年は、錦織世代として、チリッチ、ラオニッチが出場しましたが、今年は錦織だけとなりました。やはり世界のトップ8にとどまるのは、それだけ難しいことのようです。今年は30代が4人で29歳ジョコビッチ世代が3人とベテランの活躍が目立った年でした。たぶんスポーツ医学などの進歩で、選手寿命がかなり延びているようです。次の世代の奮起が望まれるところです。

この大会は8人の出場者を、4人ずつ2組に分け、4人総当たりのラウンドロビンと呼ばれる予選リーグがあります。これは6試合ずつありますが、どの組み合わせをとっても、通常の大会の準決勝、決勝のような戦いになり、目が離せないゲームとなります。さいわいNHKが全試合を中継してくれますので、直接見たり(夜23時からです)録画して(朝5時)見たりと大いに楽しんでいます。

さて錦織ですが、大会初日の開幕戦でNo1ジョコビッチと対戦しました。最近の錦織は怪我があったり、やや不調で錦織らしさが見られないことが多いので、どの程度ジョコビッチに迫れるかの挑戦の試合でした。しかし簡単に言うと完敗でした。6-1,6-1とスコアもひどかったのですが、全く歯が立たなかったと言える内容でした。力の差というよりは、格の違いを見せつけられました。錦織ももう1段か2段アップしないとこのクラスには届かないようです。

昨日まではいわゆるビッグ4が全員勝つという、強さを見せつける結果となっていました。そして昨日はベルディヒとの戦いでした。これに負けるとどちらもほぼ予選敗退が決まる重要な試合でした。始まるとお互いサービスゲームをキープするのですが、錦織が良いところまで攻めるものの、あと1ポイントが取れずブレークできません。これが最近の錦織の悪いところで、負けパターンに入っているかと心配していました。ところが5-5となったところで、ベルディヒにミスが出て何とかブレークし、7-5でセットを取りました。ところが2セット目は錦織がサービスゲームをキープできず、6-3で取られてしまい、どちらが勝つかわからなくなりました。ファイナルセットは、錦織の粘り強さがやっと出てきて、何とかブレークのリードを保ち、6-3で取りました。

この1勝で明日のフェデラー戦で準決勝進出の望みがつながったわけです。今日からビッグ4どうしの戦いが始まり、誰が勝つのか興味深いところです。