前回オーストリアの話を書くつもりが、学会のシステムで終わってしまいました。
この学会の有ったグラーツというのは本当に小さな町で、観光スポットなどもほとんどありません。見どころとしては、甲冑の博物館があり、中世?からの鎧兜が非常に多数展示されていました。ヨーロッパの甲冑類は、映画などで見るように独特の形をしており、体全体を覆ってしまうものです。こういう物もよく見ると非常に綺麗な装飾が施されており、デザインなども微妙に違っており、なかなか面白いものでした。それでも2時間もすれば見終わってしまう程度で、ほかには特にみるようなところもありませんでした。
たぶん午後のセッションをさぼったのだと思いますが、一人でブラブラしていると、広場にマーケットのようなものがありました。食品を中心としたテントがかなりたくさん並んでいます。こういったところでも並べ方や売り方が日本とは大きく異なり、単に見ているだけでも面白いものです。その中で果物屋と思われる店頭に、見たことがない果物がありました。値段の表示も安かったので、少し買ってみることにしました。
当時のオーストリアの通貨はシリングで、1シリングが10円程度の換算でした。そこで10シリング硬貨を出して、これだけ欲しいというジェスチャーで何とか通じたようです。3,4個その果物らしきものを計り、「エルフ」というのです。これは私が知っている数少ないドイツ語で、「11」であることがわかりました。たぶんオーストリアで唯一ドイツ語が理解できた時で、何となく嬉しくなりました。これを11シリングで買ってきたのですが、プラムのようなあまり変哲もない果物でした。
英語圏ではない国では、何といっても食事が一番の問題です。英語のメニューですらなんであるかがよくわからないのに、メニューを見て選ぶことはほとんどできません。ですからどうしてもステーキ類が多くなってしまいます。このときはやや食欲がなかったのですが、軽いものを食べようと、ホテルのレストランに行きました。きれいなお姉さんがメニューを持ってきてくれたのですが、全くわかりません。念のため英語がわかる人はいないか聞いたところ、シェフのような人が来て、英語で説明してくれて、さっぱりした肉料理を無事に注文できました。
ビールを飲みながら待っていると、お姉さんがいろいろ言ってくるのですが、当然何もわかりません。何か持ってこようかという感じなので、頼むと新聞を持ってきてくれました。このように言葉が全く分からなくても、何となくコミュニケーションが取れるというのも海外旅行の面白さかもしれません。
この学会の有ったグラーツというのは本当に小さな町で、観光スポットなどもほとんどありません。見どころとしては、甲冑の博物館があり、中世?からの鎧兜が非常に多数展示されていました。ヨーロッパの甲冑類は、映画などで見るように独特の形をしており、体全体を覆ってしまうものです。こういう物もよく見ると非常に綺麗な装飾が施されており、デザインなども微妙に違っており、なかなか面白いものでした。それでも2時間もすれば見終わってしまう程度で、ほかには特にみるようなところもありませんでした。
たぶん午後のセッションをさぼったのだと思いますが、一人でブラブラしていると、広場にマーケットのようなものがありました。食品を中心としたテントがかなりたくさん並んでいます。こういったところでも並べ方や売り方が日本とは大きく異なり、単に見ているだけでも面白いものです。その中で果物屋と思われる店頭に、見たことがない果物がありました。値段の表示も安かったので、少し買ってみることにしました。
当時のオーストリアの通貨はシリングで、1シリングが10円程度の換算でした。そこで10シリング硬貨を出して、これだけ欲しいというジェスチャーで何とか通じたようです。3,4個その果物らしきものを計り、「エルフ」というのです。これは私が知っている数少ないドイツ語で、「11」であることがわかりました。たぶんオーストリアで唯一ドイツ語が理解できた時で、何となく嬉しくなりました。これを11シリングで買ってきたのですが、プラムのようなあまり変哲もない果物でした。
英語圏ではない国では、何といっても食事が一番の問題です。英語のメニューですらなんであるかがよくわからないのに、メニューを見て選ぶことはほとんどできません。ですからどうしてもステーキ類が多くなってしまいます。このときはやや食欲がなかったのですが、軽いものを食べようと、ホテルのレストランに行きました。きれいなお姉さんがメニューを持ってきてくれたのですが、全くわかりません。念のため英語がわかる人はいないか聞いたところ、シェフのような人が来て、英語で説明してくれて、さっぱりした肉料理を無事に注文できました。
ビールを飲みながら待っていると、お姉さんがいろいろ言ってくるのですが、当然何もわかりません。何か持ってこようかという感じなので、頼むと新聞を持ってきてくれました。このように言葉が全く分からなくても、何となくコミュニケーションが取れるというのも海外旅行の面白さかもしれません。