ごっとさんのブログ

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パリバマスターズ 強いジョコビッチ

2015-11-09 10:21:57 | テニス
先日錦織が棄権してしまった、パリバマスターズが決着しました。錦織棄権でやや興味がそがれたのですが、今年最後のATP-1000としてトップ選手が全員出場しています。

準々決勝の8人はトップ10の選手が7人入っているという、ある意味順当な勝ち上がりできました。良い対戦がいくつかあったのですが、やはりワウリンカ‐ナダル戦でした。ワウリンカが新ビッグフォーになるのか、あの強いナダルが戻ってきたのかという興味ある試合となりました。予想通り接戦となり、1,2セットともタイブレークでワウリンカが勝ち上がりました。まだナダルは完全復調までは行っていないようです。

準決勝の2試合はNHK-BSが中継していましたので、ゆっくり見ることができました。マレー‐フェレール戦は予想通りストレートでマレーが勝ち、決勝進出ですがさすがNo2の強さでした。さてジョコビッチ‐ワウリンカが注目の戦いとなりました。

好調のワウリンカがどうNo1ジョコビッチに挑むかでしたが、1セット目はちょっとしたミスをつきジョコビッチがとりました。2セットは強いワウリンカの良さが出て、ジョコビッチのサーブを2度も破り、ワウリンカがとりました。このままワウリンカが押していくかと思っていましたが、足に痛みが出たようでなんと6-0でジョコビッチが勝ち上がりました。

昨日の決勝は、ついにNo1とNo2の対決となりました。さすがに世界トップどうしの戦いで、1ポイントが重くどちらが有利と言えないような接戦となりました。二人とも左右、前後に良く動き、確実にチャンスをものにするという、どちらが勝つかわからない展開となりました。

こういったゲームを見ていると、錦織はまだまだこの域には達していないと感じます。特に強く攻めるだけでなく、うまく守るという点で錦織はまだまだ伸びないといけません。この決勝戦はいつの間にかジョコビッチがリードして、6-2とかなりの差をつけてジョコビッチがとりました。二人ともビッグサーバーではないし、リターンも非常に良いので、サービスゲームの利点があまり出ず、ほとんどすべてストローク戦となりました。こうなるとやはり安定性が勝るジョコビッチが、少しずつリードを奪い、結局2セット目も6-4でジョコビッチがとり優勝しました(3連覇)。

この強いジョコビッチをだれが破るのかが、来年のテニスの課題でしょう。来週はトップの8人が出場する、特別なツアーファイナルが始まります。昨年初出場で予選リーグを勝ち上がった錦織ですが、今年はかなり厳しい戦いになりそうです。