トラカメの「ALPINE A110 と秘密基地」

所有するALPINE A110 pureと、その他情報の発信基地です。

CAGIVA-MITO-7速車!原付34馬力復活の軌跡 「シェイクダウン」

2017-07-23 21:21:17 | MITO復活ストーリー
トラカメです。



ついにCAGIVA-MITO-7速車シェイクダウン。
やっとこの時が来た。

実に長かったが、実に喜ばしい!


洗車を済ませ、主にカウル周りのねじ増し締めを行い、
タンクにガソリンを入れエンジンを始動。

あっけなくエンジンは始動。

アイドリングが低すぎるので、調整。

感覚的には2000rpm以内にいると思うのだが、タコメータは3500rpmあたりを示す。
このところ、タコメータの付いたバイクに乗っていないので感覚が狂ったか?
いや、そんなことは無いはず。
単純に2倍くらいの回転を示しているように思える。
まぁ、その時はまたどう修理するか考えよう。
今肝心なのは、まだ多く残されたネガな部分を、走らせてチェックすることだ。


結局、自賠責には5年入った。

まだ諦めない・チャレンジを忘れないための
今日の自分からの未来の自分へのメッセージでもある。



まずはガソリンスタンで満タンにする。
ちょうど燃料の警告ランプが点滅し始めた所だ。そこから10L入った。
リザーブの無いMITO、覚えておこう。

スピードメータは一応動いた。
実は、スピードメータもネガポイントだった。
前輪軸上に着くメータギヤ部分にクラックが有った。
構造をよく理解していないが、内部のギヤがきちんとかみ合っているのか?
そもそもメータギヤ、何かから流用しているらしく
ギヤそのものの回転止めがフォークに合っておらず、止まっていない。
(メータギヤのストッパーがフォーク側のストッパーの180°位反対にある。
PLANETは同じフォークを使用し、きちんとストッパー同志が組み合っている)
それ自体はあまり気にしていない。
我がストマジ2号機もメータギア部分の回転止めはせず使用している。

肝心なのは表示速度の正確さだ。
NSRでも随分と悩んだ覚えがある。
ギヤから出力される回転速度とメータの表示速度の関係は規格で決まっているだろうから
タイヤサイズに合ったギヤなら問題ないはず。
仮に、18インチ用だったらどうだろう。
本来ならタイヤの外径で考えなければいけないが、仮に、だ。
同じ速度でもタイヤの回転速度は遅くなるので、
その分、メータギヤの回転速度は速くなるように設定されているはず。

走行して確認すると、感覚的な速度よりメータの表示は大幅に上だ。
ハッピーメータとはいえ、感覚との差が大きすぎる。
何らかの方法で確認・補正しておくべきであろう。

タコメータも異常だと認識できた。

(昔の写真だ。懐かしい風景が写っている)

タコメータは11500rpmからレッドゾーン。

シェイクダウンであり、各部分のチェックがメイン、本来レッドには入れたくない。
しかし、10000rpm以下では全く加速しない。
PLANET以下だ。

宮ケ瀬へ行く途中、郊外までだましだまし走り、民家も人気も無いところで、薄々感づいていることを確認してみた。

レッドゾーンを超える。
全く加速しない。トルクの谷に入った感じだ。
タコメータの目盛が無くなるころ、まだトルクの谷から出切れない。
15000rpm(すでに目盛は無い)、やっと「それらしい」加速が始まり
17000rpmあたりから速度は伸びるが針は動かなくなり、
そのまま加速すると突然トルクが落ち、失火する。
(レブリミッターが付いているのか?単に回し過ぎか?)

やはりおそらく、2倍の回転速度が表示されておるようだ。

タコメータが無くてもシフトアップはまだ出来るが
シフトダウンでどこまで回転が上がっているのか分からない。
タコメータがこれでは先が思いやられる。なんとかせねば。

誰しも想像はできると思うが、パワーバンドをキープすればすこぶる元気は良い。
キッチリ回し切らないとシフトアップした時にパワーバンドを外してしまいそう。

もう一つ、想定していた通りなのが「音」。

チャンバーも吸気音も結構ウルサイ。個人的には嫌いではないが一般的には「騒音」だ。
民家の近くでは低回転を使うほか無い。
しかし、トルクの谷が酷過ぎて
5000~7500rpm(心のタコメータ)は使い物のならない。
色々とやっては見るが、キャブセッティングの知識など無いので、どうなることやら。
排気デバイスが作動することは確認したが、的確に動いているのか?



今日は曇り空だったが、宮ケ瀬は相変わらず2輪車で溢れていた。
いつも通りベンチでクラフトアイスを食す。
ダムの水位は相変わらず低く、これからの本格的な夏に向けて不安だろう。


今まで一人で来た時には触ったことも無かったが、こんなものを編む機械が展示されている。


津久井の名産品らしい。自分で動かして製作可能、おひとり様30㎝はお持ち帰り可能。

20㎝ほど作ってキーに付けてみた。



まだ時間は早いが、今日はシェイクダウン。家へ戻ることに。

途中、MITOの写真を撮っていないことに気が付き、相模川沿いの路肩で撮影。




PLANET用に購入したタンクバックが意外と役に立った。

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ではまた。

クイズ!CAGIVA MITO125 yellow

2017-07-18 23:00:57 | MITO復活ストーリー
トラカメです。

MITO125復活写真の中で
適当にカッティングシートやステッカーを追加していますが…

何か気が付いた人は居ますかね?





よっぽどのCAGIVA好きか、MITO好きか…
ではないと気が付かないかも。


クイズの答えはありません。
正解者へのプレゼントもありません。

悪しからず。。

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トラカメ




CAGIVA-MITO-7速車!原付34馬力復活の軌跡その15 とりあえず、走れるところまで出来ました。

2017-07-16 23:18:14 | MITO復活ストーリー
トラカメです。



GAGIVA MITO 125、一応完成です。



ずいぶん時間を掛けてしまいましたが、
とりあえず走らせられるところまで完成しました。

最後に時間を掛けてしまったのが、リヤブレーキのスイッチです。
PLANET1号機移植を試みたのですが、
ステップホルダのスイッチを固定するねじのサイズが合わず…

配線のコネクターも合わず…
(MITOは1997年車で非防水、PLANETは1999年以降で防水のコネクターでした)

スイッチなんて無くったってとりあえず走らせられるものの、
リヤブレーキとストップランプが連動しないとトラカメ的には不安でなりません。
とりあえず走るために自賠責入れても、不安で乗る気になれないのでは
自賠責がもったいないだけで、意味がありません。

どうしたものかと悩んでいたら、
中古のMITO用ステップのプレートがオークションに出て来ました。
これ、PLANETから外したスイッチと同じコネクターが付いています。
つまり、このプレートを使えばスイッチが付くかもしれない。
しかも、私が必要としている右だけ、格安。

争いも無く、私の手元へ。
スイッチは故障して使い物になりませんでしたが、PLANETから外したそれそのものでした。

本日やっと
ステップ周辺を分解し、プレート交換、ついでに周囲の部品も良い所取りで組みました。
これで解決です。



正確には、
バッテリーの固定バンドがまだ無かったり、
燃料系の漏れのチェックやブレーキのエア抜きなど、
細かなことはまだまだ残っておりますが、
まぁ、始業点検的な内容なので、
これで完成したことにしておきます。



まだ、手を入れたい所、直したい所はいろいろあるので
追々やっていきたいと思っています。



洗車して、磨いて、自賠責入れて、発進予定です。



自賠責、年々入れるか悩みますね。
他のバイクもあるので月一で乗っても年12回、
1年で入れば、一月625円
3年で入れば、一月343円
5年で入れば、一月283円

プラネット1台だけでも、月に一度も乗らない時があるのに
同じような車両が2台有っても、乗る頻度が変わらなければ
1台当たりは今の半分…



ストマジ2号機は自賠責が切れているので、
今はジムカーナ専用車両。
(ジムカーナもお休み中だけど…)



他にもこれから復活させて乗る予定のバイクもあるのに







まあ、面倒だから5年かな。

来年の5月でPLANETの自賠責更新が切れるから
自賠責は更新せずに、そのままMITOだけにして、
他の車両を復活させたら、それに合わせてどちらか廃車にして
PLANET再開ならMITOから自賠責を移す事にしようかと、

あと何年バイクに乗れるかも解らない年齢のおじさんは考えたのでした。

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ではまた。

ストリートビューのその先へ その1 山梨県上野原市棡原 続き

2017-07-10 00:36:26 | ツーリング

トラカメです。



PLANETも止める場所を確保したので、早速石段を登ることに。

ふと思う。

人里が近いとはいえ山の中、
独りで歩いているときに熊にでも遭遇したらどうするのか?

トレッキングシューズを履いているとはいえ、山の知識など殆ど無い。

「携帯で音楽でも流しながら登ろうか…」と本気で考えたのはここだけの話。

タンクバックを外し準備をしていると、
静かな山の中にかすかに石段を降りる靴音が。

途中ですれ違って言葉を交わすのも面倒なので、しばしPLANETに跨ったまま時を過ごす。

ようやく(と言ってもわずかな時間だ)姿が見えるところまで来たうら若き女性、二人。
山を登る風ではない、こじゃれた風体。かかとも高く歩きにくそうだ。

駐車場に車も無く、少なくとも最初の鳥居から歩いて来るほかない。
この工程だけでもそこそこの旅程だ(膝が悪いオヤジにとっては、か?)
路線バスがあるとはいえ、この山中の神社にわざわざ来る意味があったのだろう。
パワースポット巡りでもしているのか?そもそも、ここはパワースポットなのか?

まだ音楽を掛けずによかった、との思いと、あの靴で登れるなら楽勝!との安堵感。

多少急ぐ気持ちを抑えつつ、彼女らをやり過ごす。

さぁ、私の番だ。

登り口にある大きな看板が、ある程度の謎に答えてくれた。



日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。
日本史など脳ミソの片隅にも残っていないトラカメだが、この神様の名前くらい聞いた事は有る。
(と言っても、フリガナが無ければ読めないが)

やはりここはパワースポットなのだと納得しながら石段を登り始める。


ここは本当に石段だ。

コンクリートの方が何かと整備するには都合がよいからだろう、
神社であっても長い上りの階段は大抵コンクリートに代えられている。
あるいは古びて人がお参りすることも氏子も耐えたか、荒れた石段が残る神社もある。

しかし、ここは整備された石段。
ステンレスの手すりがシャンとしているあたり、近年整備されたと感じられる。
色々な意味で、氏子集が頑張っているのであろうと感心しながら一歩づつ登る。


何段上っただろうか、正面には立派な拝殿が目に入る。



右手には宝物庫になるのか、大きな木の刀が奉納されている。



明らかに石段を上ったことによる汗が止まない。
ヘルメットやタンクバック、ジャケットでベンチを陣取り、麦茶を飲みながらへたり込む。

時折抜ける山風が涼感を届けてくれるが、残念ながら急速冷却とはいかない。

余計な音の無いまったりした時間に心地よさを感じてしまう、こんな時間が過ごせるのもソロツーリングの良いところかもしれない。

さて、手水で清めてお参りをさせていただく。
いただいたパワーを活かせるかは、今後の自分次第であろう。

拝殿の奥、本殿へ足を運ぶと…


本殿の上に屋根が!こんな光景、見たことが無い!
大きく立派なつくりだ。大きすぎて写真に納まらなかった。
後から気が付いたのだが、拝殿の写真の後ろに大きな屋根が写っていた。


その奥の道も気になるが、今回はここまでで引き返すとする。
これからは、タンクバックにクマよけの鈴でも装備すべきか?

見下ろした石段は爽快だ。

しかし、トラカメはひざ痛が激しいので、石段の下りは登りより辛い。
手すり頼りに着実に降りる。
蹴躓いても助けに来るのはクマだけかもしれないので…

石段の途中、木々の間から愛機を確認。

良かった、コケていない。



たっぷり時間を掛け深呼吸して、「気」もいただいた。

先へ進もう。


この先はまた。

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ストリートビューのその先へ その1 山梨県上野原市棡原

2017-07-02 13:53:23 | ツーリング

トラカメです。




今回の目的地はここ。


山梨県上野原市棡原

ここに向かう理由はこの写真。


あの石段の先に何があるのか気になるから。


本当は、1か所ではなく、この周辺でいくつか巡る予定だったが
諸事情が有って中止になってしまった。
その辺は反省も合わせて後日。

スマホに目的地を入れ、概略のルートを作成。
何も工夫せずにルートを検索すると、広い国道・高速使用を要求してくる。
原付の旅だ。
強制的に雰囲気の良さげな道を通る様、中継地点に宮ケ瀬を置く。

準備万端、いざ出発。


まずは宮ケ瀬だ。

梅雨は始まっているがまだまだ雨量は少なく、ダムも水かさが少ない。


いつもの通り、ベンチでアイスを食す。
ベンチから撮る、いつもの光景。


自宅出発を遅らせてしまったっ為、すでに昼。
あまりのんびりはできない。

自宅から宮ケ瀬を中継して本日の目的地までの移動は、
以前、グロムをレンタルして走った道と同じ。
1年前を思い起こしながら足を進める。

途中、思い出の地で止めたくもなるが、
グロムの時のようにお尻休憩が必要なわけでもなく、
時間も無いので先を急ぐことに。


(グロムの時にはあちこちでお尻休憩が必要だった…)

ナビのおかげもあって、
あまり迷うことも無く目的地を示す石標脇を通過する。

最初に、神社の入り口となる鉄製の立派な鳥居が迎えてくれる。


「軍刀利神社」と書かれた神額が見える。
読めない。

鳥居の手前両脇には催事の際に幟を立てるのであろう、
これもまた立派なポールがある。

ストリートビューでは山の中・道の果てなので、
もっとさびれた神社を想像していたのだが、どうやらそうではなさそうだ。
(そんな発見がまたうれしく、楽しい)


鳥居をくぐって参道へ。
歩いてみようかとも思ったが、結構な上り勾配。
車道になっているのでそのままPLANETで進む。

しばらく進むと、あの、ストリートビューで見た風景に。

まずは、左手に見えていた、その先の道へトライしようと試みた。
しかし、この先車両立ち入り禁止の文字。
見上げると、拝殿に続く道のようなので、無駄に攻めることは止める。
同時にここは、急勾配の駐車スペース。
バイクを止めるには少々コツが必要だ。

バイクを降りていざ石段へ。

(何段あるのだろう、数えておけばよかった)

あの写真から想像していたは、
下界から離れた山中の、
静かで湿度を帯びたヒンヤリした空気感、神秘的な雰囲気。

しかし、この日は梅雨の晴れ間、
自宅出発時より気温は低く感じるが、ヒンヤリはしていなかった。

石段を上る手前の手水舎には、山中から引いたであろう水道から
勢いを変えながら水が滔々と流れ続け、
無音の山の中で水の音だけが聞こえていた。

続きはいずれ。

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ではまた。