初めにお断りしておきますが今日の話題は超マイナーなお山の話で・・・静岡限定となりますので興味のない方はスルーして下さいね。
さて、一昨日の会社帰りに立ち寄ったこんな所。
ここからの展望は勿論こちらがメインとなりますが
後ろを振り返れば地元では超有名なこんなお山。
静岡市内から一番近い1000m峰として絶大な人気を誇る「竜爪山(りゅうそうざん)」でありますよ。
賢パパ、この時このお山を目にしてふと思い出したことがあります。
つい最近「ヤマレコ」で目にした「竜爪山 文珠岳直登コースでルートミス」と言うタイトルの山行記録。
かなりの上級者さん(と思われる方)の記録でしたから驚きましたが・・・初めてのルートではたびたびある事なのかも知れませんね。
それに・・・この竜爪山では道迷いによると思われる遭難が意外に多く発生していてここ2,3年でも二人の方の消息が不明のままです。(昨日のブログへコメントでは三人のようです)
それはなぜかと考える時に・・・この山にはたくさんの登山ルートがあります。
そして登山道の整備のされ方も色々で慣れていないと見落としてしまいそうな分岐などもあるんです。
まぁ、一般的な登山ガイドではありませんが松浦理博氏の著になる「安倍山系(上)」をご覧になっていただければ問題は起きないんですがねぇ。
この本の52ページにこんな概念図が載せられておりまして
ずいぶんたくさんのルートがあるもんですねぇ。
近場の低山から安倍奥の2000m峰までこの界隈の山を歩かれる方にとったら「バイブル」とでも言えるような貴重な文献なんですが・・・いかんせん一般のガイドブックのように写真がたくさん載っているわけでもなければお値段もやや高めであります。
静岡市内や近隣市町にお住いの登山者やハイカーの皆さんにおかれましては買っておいて決して損はないと思うのでありますがねぇ。
おっと、話を戻しましょうか。
たくさんの登山ルートがあると言う話でしたね。
賢パパが今までに一番多く登っているのは富士山ですが二番目は何と言ってもこの竜爪山。
記録に残っているものだけでも34回ほど登ったことになっています。
で、使ったルートが15ほどもありましたよ。
便宜的に山頂から下山するコースで紹介しますと・・・一般的に竜爪山と言うと「文珠岳」のことを指しますからここをスタートして下るコース。
文珠岳からの下山には4つのルートが収載されておりますが
①反射板から森谷沢方面に
②東海自然歩道を牛妻方面に
③一番登山者が多い薬師岳方面に
④直登ルートを道白山方面に
の4つのうちで①はほとんど歩かれていないようなので割愛します。
②の東海道自然歩道を下るルートは途中でいくつかに分かれますが
ア:則沢登山口へのルートその1
イ:同その2
ウ:森谷沢に下るルート
エ:若山の中腹から桜峠方面に下るルート(途中でトリカブトの段から宮澤農道に下る分岐あり)
オ:若山のピークを踏んで牛妻に下るルート
の5つ(プラス1つ)の合わせて6つがありますが賢パパは森谷沢に下るルート以外の5つを歩いています。
③の薬師岳方面に向かうルートは
ア:薬師岳の山頂から直登ルートを下る
イ:山頂の100mほど先の分岐を右手に折れて穂積神社に向かう(途中で800mピークを越えて旧道登山道に下る分岐あり)
ウ:分岐をまっすぐ進んで駒引き峠に向かい峠から穂積神社へのトラバース道を使う(途中でカモシカ新道への分岐あり)
の3つ(プラス2つ)の合計5つがありますが賢パパはこのうちの4つを歩いています。
④の直登ルートを道白山方面に下るルートは途中の数カ所から則沢ルートに繋がっていてかなり複雑でありますよ。
更に道白山の先でも3つのルートに分かれますのでここには合計7つのルートがありますが賢パパはそのうちの6つを歩きました。
こうしてみると15のルートを歩いているんですねぇ。
15のルートの中で一番傾斜が急なのはこの時に登った「トリカブトの段」への登りでしょうねぇ。
季節ごとに色々な花を楽しみたいなら・・・まずは春先の則沢ルートのミツマタの花です。
同じくらいの時期に「カモシカ新道」を登ればバイケイソウのこんな群落に遭遇であります。
6月の終わりぐらいから7月にかけての則沢ルートで見かけるこんなお花に
8月には駒引き峠の近くなどでこんなお花の大群生で
9月はいくつかのルートにこんな可憐なお花
何だかルートの紹介ではなくお花の紹介みたいになってしまいましたが・・・賢パパが歩いたことのある15のルートで注意することは以下の通りです。
カモシカ新道:距離は短いが急登の区間があって万一滑落した場合は落ちる方向によっては怪我では済まない危険性が潜むルートなので下りで使うのはやめた方が良いです。
道白山経由で文珠岳直登:登りで使う時は道白山の先の鉄塔付近のルートが草で覆われたりしてわかりにくい。
文珠岳の方向から見当をつけて鉄塔の北側の山腹をトラバースすれば鞍部に下りてその先にルートが見つかります。
反対に下りで使う場合は鞍部から鉄塔の右を巻くかそのまま強引にまっすぐ強行突破を図るかです。
道白山の先の下りで旧道登山口方面への分岐がありますが気づかずに通り過ぎることがあります。
その時はそのまま下って次の分岐を左に行けば長尾川の上流部を渡って農道に戻るルートがあるので川が増水していなければ大丈夫です。
薬師岳直登:下りに使うと最後に沢を渡るので増水を知らずに下ると渡渉に苦労させられるかも。
トリカブトの段への直登:かなりの急傾斜なので雨後の足元の悪い時は下りで使うのはやめた方が良いです。
これらの点に注意しておけばどのルートを使ってもそれぞれの楽しみ方があると思いますので皆さんも是非どうぞ~。
さて、一昨日の会社帰りに立ち寄ったこんな所。
ここからの展望は勿論こちらがメインとなりますが
後ろを振り返れば地元では超有名なこんなお山。
静岡市内から一番近い1000m峰として絶大な人気を誇る「竜爪山(りゅうそうざん)」でありますよ。
賢パパ、この時このお山を目にしてふと思い出したことがあります。
つい最近「ヤマレコ」で目にした「竜爪山 文珠岳直登コースでルートミス」と言うタイトルの山行記録。
かなりの上級者さん(と思われる方)の記録でしたから驚きましたが・・・初めてのルートではたびたびある事なのかも知れませんね。
それに・・・この竜爪山では道迷いによると思われる遭難が意外に多く発生していてここ2,3年でも二人の方の消息が不明のままです。(昨日のブログへコメントでは三人のようです)
それはなぜかと考える時に・・・この山にはたくさんの登山ルートがあります。
そして登山道の整備のされ方も色々で慣れていないと見落としてしまいそうな分岐などもあるんです。
まぁ、一般的な登山ガイドではありませんが松浦理博氏の著になる「安倍山系(上)」をご覧になっていただければ問題は起きないんですがねぇ。
この本の52ページにこんな概念図が載せられておりまして
ずいぶんたくさんのルートがあるもんですねぇ。
近場の低山から安倍奥の2000m峰までこの界隈の山を歩かれる方にとったら「バイブル」とでも言えるような貴重な文献なんですが・・・いかんせん一般のガイドブックのように写真がたくさん載っているわけでもなければお値段もやや高めであります。
静岡市内や近隣市町にお住いの登山者やハイカーの皆さんにおかれましては買っておいて決して損はないと思うのでありますがねぇ。
おっと、話を戻しましょうか。
たくさんの登山ルートがあると言う話でしたね。
賢パパが今までに一番多く登っているのは富士山ですが二番目は何と言ってもこの竜爪山。
記録に残っているものだけでも34回ほど登ったことになっています。
で、使ったルートが15ほどもありましたよ。
便宜的に山頂から下山するコースで紹介しますと・・・一般的に竜爪山と言うと「文珠岳」のことを指しますからここをスタートして下るコース。
文珠岳からの下山には4つのルートが収載されておりますが
①反射板から森谷沢方面に
②東海自然歩道を牛妻方面に
③一番登山者が多い薬師岳方面に
④直登ルートを道白山方面に
の4つのうちで①はほとんど歩かれていないようなので割愛します。
②の東海道自然歩道を下るルートは途中でいくつかに分かれますが
ア:則沢登山口へのルートその1
イ:同その2
ウ:森谷沢に下るルート
エ:若山の中腹から桜峠方面に下るルート(途中でトリカブトの段から宮澤農道に下る分岐あり)
オ:若山のピークを踏んで牛妻に下るルート
の5つ(プラス1つ)の合わせて6つがありますが賢パパは森谷沢に下るルート以外の5つを歩いています。
③の薬師岳方面に向かうルートは
ア:薬師岳の山頂から直登ルートを下る
イ:山頂の100mほど先の分岐を右手に折れて穂積神社に向かう(途中で800mピークを越えて旧道登山道に下る分岐あり)
ウ:分岐をまっすぐ進んで駒引き峠に向かい峠から穂積神社へのトラバース道を使う(途中でカモシカ新道への分岐あり)
の3つ(プラス2つ)の合計5つがありますが賢パパはこのうちの4つを歩いています。
④の直登ルートを道白山方面に下るルートは途中の数カ所から則沢ルートに繋がっていてかなり複雑でありますよ。
更に道白山の先でも3つのルートに分かれますのでここには合計7つのルートがありますが賢パパはそのうちの6つを歩きました。
こうしてみると15のルートを歩いているんですねぇ。
15のルートの中で一番傾斜が急なのはこの時に登った「トリカブトの段」への登りでしょうねぇ。
季節ごとに色々な花を楽しみたいなら・・・まずは春先の則沢ルートのミツマタの花です。
同じくらいの時期に「カモシカ新道」を登ればバイケイソウのこんな群落に遭遇であります。
6月の終わりぐらいから7月にかけての則沢ルートで見かけるこんなお花に
8月には駒引き峠の近くなどでこんなお花の大群生で
9月はいくつかのルートにこんな可憐なお花
何だかルートの紹介ではなくお花の紹介みたいになってしまいましたが・・・賢パパが歩いたことのある15のルートで注意することは以下の通りです。
カモシカ新道:距離は短いが急登の区間があって万一滑落した場合は落ちる方向によっては怪我では済まない危険性が潜むルートなので下りで使うのはやめた方が良いです。
道白山経由で文珠岳直登:登りで使う時は道白山の先の鉄塔付近のルートが草で覆われたりしてわかりにくい。
文珠岳の方向から見当をつけて鉄塔の北側の山腹をトラバースすれば鞍部に下りてその先にルートが見つかります。
反対に下りで使う場合は鞍部から鉄塔の右を巻くかそのまま強引にまっすぐ強行突破を図るかです。
道白山の先の下りで旧道登山口方面への分岐がありますが気づかずに通り過ぎることがあります。
その時はそのまま下って次の分岐を左に行けば長尾川の上流部を渡って農道に戻るルートがあるので川が増水していなければ大丈夫です。
薬師岳直登:下りに使うと最後に沢を渡るので増水を知らずに下ると渡渉に苦労させられるかも。
トリカブトの段への直登:かなりの急傾斜なので雨後の足元の悪い時は下りで使うのはやめた方が良いです。
これらの点に注意しておけばどのルートを使ってもそれぞれの楽しみ方があると思いますので皆さんも是非どうぞ~。