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黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

改植ブーム

2015-06-01 13:11:11 | バラ園のこと
先日のブログにこんなことを書きました。

今まで栽培していた種類の一部をやめて違う種類に変更しましたが、これを「改植」と申します。

で、先日のブログの時は第三温室の300坪ハウスの四分の一を改植したのでした。


その後先週の金曜日に第一温室の一部の苗を処分して改植の準備が終わり


そして今日もシルバー人材センターの方が来て古い苗を伐る作業をしていました。


商品を生産していた株ですが・・・こんな形でお役御免となりますよ。


賢パパ、今日の仕事が終わった後で先日改植が終わった第三温室の様子を見に行って来ましたが、今の所順調のようでありました。


と言うことで賢パパが働いているバラ園は今改植のブームですが・・・これにはちゃんとした理由があります。

新しく植えた苗と言うのはご覧のように小さいものですから


成長して次の商品を切ることが出来るようになるまでは・・・品種によっても異なりますが一般的には3か月ほど必要になります。

当然のことながらその間は切り花の生産がストップするのでいつ植え替えるかのタイミングが重要。

経営的観点から言えば同じコストで生産をするならば商品の価格が安い時に出荷を見送り高い時に出荷するのが有利と言うのは当たり前と言えば当たり前です。

ならば、商品の価格が安いのはいつかと言えば・・・ブライダルのシーズンからも外れ、これと言ったイベントがなくその上切り花の品質管理が難しい夏の時期です。

なので、夏の価格の安い時期に生産を見送って苗の成長に時間を費やし価格が上向く秋の生産に間に合わせようと言う計画なのでありますよ。

そんなわけで今の時期に改植を行うのは極めて理にかなった経営判断なんですねぇ。

ついでにバラ園の近況を報告しておきますね。

先日のブログでも紹介しましたが・・・ここに来て毎日切れる花の数が激増しました。

切れる花の数が増えたと言うことはそれだけ植物の細胞分裂が盛んになっていると言うことに他なりませんから・・・増えなくても良いこんなものまで成長速度がグンとアップ。


これを一株ずつていねいに取り除いて商品として出荷できるようにきれいにします。


気温が上がって陽射しも強くなって来たので成長の速度もかなりのもので取り除く作業も大変なんです。

暑い仕事場から解放された後で冷たいこれをグイ~っと飲るのが一番の生き返り法なんですが


今日は大好物のこれまで付いていて言うことなし。


美味いものを食べたり飲んだりすると・・・明日も頑張ろうと言う気になりますね~。


まだまだ・・・ですな

2015-05-18 04:33:42 | バラ園のこと
賢パパがバラ園の仕事をするようになってから丸10か月が過ぎました。

バラ園でする作業はいくつかありますが賢パパが日常的に行っている作業は「花切り」と「芽欠き(脇芽取り)」がメイン。

このうち「芽欠き」の作業はそれほど難しくないので初めてやる方でもすぐに覚えることが出来ると思いますが・・・問題は「花切り」の方であります。

仕事場に着いて一番先に確認するのがハウス内の温度でありまして


温度が高ければバラの開花が進みますが・・・反対に低ければ咲かずにつぼみのままでいます。

で、温度確認が終わったら早速作業に取り掛かりますが・・・まずはバケツに水を汲みます。


白い小さな粒が二つ見えると思いますが切り花の鮮度を保持するための薬剤です。

準備が済んだら切り始めますが賢パパはいつもここから着手。


利き目が右なので常に切る花が右手に来るようにハウスの中を移動しながら切って行きます。

切ろうとする花の咲き具合を「咲き前」と言いまして切るタイミングが「切り前」ですな。

むやみやたらに切れば良いと言うものではありませんで・・・一本一本「咲き前」を確認しながら切って行きます。

このオレンジの品種は「切り前」を決めやすい咲き方をするのでこんなものや


これよりも少し硬めのこれでもOK。


切った花は抱えきれなくなったら一旦このような感じでプールしまして


バケツに一杯になるぐらいになったところでバケツに入れる。

こんな具合で作業を進めて行きまして・・・何とか一人前に近づいたかなと思っていたのですが、実際はそんなに甘くはなかった。

このオレンジの花は「切り前」がわかりやすいのですが次に切るピンクだとそう簡単には行きませんよ。

オレンジの時と同じように下から見上げて「咲き前」の確認をしますが


下からでは切るべきかそうでないのかの判断が出来ない花もたくさんあります。

そんな時は上から覗いて・・・まだちょっと早いかしら


これも明日にした方が良さそうと

選んですべてを切り終えました。

そして全部の花を切り終えて次の作業をしている時に園長からのまさかの「ダメ出し」

「あれじゃ緩すぎて切り残した花が明日になると咲きすぎちゃうよ~」ですって。

う~ん、賢パパからしてみればずいぶん慎重に吟味して切ったつもりなんですがねぇ。

園長がおっしゃるにはこの後の気温の変化や湿度なども考慮したうえで「切り前」を決めなくてはいけないのだとか。

そこで、研究熱心な賢パパはそれを検証するため全ての作業を終えた後でもう一度「咲き前」の確認をしてみました。

すると・・・朝の花切りをしてからまだ3時間も経っていないと言うのにずいぶん開花が進んでいます。

これも


これも

朝は自信を持って切るのを見送ったのに・・・この「咲き前」なら当然切らなくてはいけない花です。

これが翌日になるとこんなに開花が進んでしまいますからねぇ。


ざっと数えてみたら150坪に約100本近くも「切りごろ」の花が残っていました。

と言うことはこれだけでずいぶんな機会損失。

う~ん、まだまだ一人前にはほど遠いようでありますな。


長い間ご苦労さん

2015-05-11 04:41:51 | バラ園のこと
昨日は母の日でしたがプレゼントにカーネーションならぬバラを贈った方がどのくらいおられたのか・・・そしてその数が前年よりも増えたのか減ったのかがとても気になる賢パパであります。

本題ですが、一昨日は賢ママがどなたかのコンサートに行くとかでいそいそと出かけて行ってしまったので午後から翌朝までは久しぶりで賢と二人だけで過ごしました。

いつも一人晩飯の時はかなり早い時間に済ませてしまう賢パパですが・・・この日もご他聞に漏れず6時過ぎには食べ終えてしまいまして、観たいテレビもないのでPCの前に陣取りしばし対峙。

賢の野郎はと思いながら目をやれば・・・ずいぶん眠そうにしているぢゃまいか。


それならもう寝るかと二人床に就いたのがまだ7時前の事でしたよ。


お陰で昨日の朝はずいぶん早い時間に目が覚めてしまいまして、まぁ朝と言うよりは夜ですがね・・・朝の散歩もかなり早い時間に済ませてしまった。

で、いつもより少し早目の6時15分には仕事に着手して・・・第二温室の花を切り終えたのが約1時間後で、その後はいつものように第一温室に移動して花切りの作業を続ける。

順調に花を切っていたその時の事でした。

一本の花を切った時に賢パパの手のひらに伝わって来た違和感です。

えぇ、普通ならば「チョキン」と切れるはずなのに・・・この時は「パチン」でした。

異変に気がついた賢パパが持っていた花切りばさみに目をやれば

おぉ~っ、見事に折れてる・・・ぢゃまいか。

思い起こせば10か月前・・・バラ園の仕事を始めた時に園長から与えられたこのはさみが一代目でした。


たったの3日で「刃こぼれ」を理由に昨日まで10か月使った二代目に換えていただきましたが・・・よくよく伺ってみれば刃こぼれはあっても全く問題はないのだそうで、三代目も新品ではありませんよ。


賢パパはこの二代目を約10か月にわたって愛用して参りましたが一体何本ぐらいのバラの花をこの二代目で切って来たのか?

面白そうなので計算してみましたよ。

一般的に言われているのは賢パパが作業をしているような栽培法での収量は1本/坪と言うことなのでそれを基準に計算すると・・・賢パパの受け持ち分が約500坪ですから毎日500本の花を切っております。

それを10か月続けて来たと言うことなので日数の300を掛けてやりますと・・・何と15万本とは驚きの数字。

15万本すべてが商品として市場に出て行くわけではなくて・・・こんな風に賢パパへのお土産になる花も中にはありますが


これらのほとんどがこの程度の曲りがあるために商品には出来ないB品であります。


自宅に飾る分にはこれで十分なのですが・・・高価なバラの花となると品質の基準もかなりのものなんですねぇ。

二代目のはさみ君・・・長い間ご苦労さんでした。

書き入れ時

2015-05-01 12:45:01 | バラ園のこと
早いもので今日からもう5月ですねぇ。

ついこの間新しい年を迎えたばかりだと思っていたのに

あれからもう4ヶ月が過ぎましたか。

歳をとると時間が経つのが本当に早い。

人生の折り返し点を過ぎている賢パパなのでこの後の人生は有意義に過ごしたいものだと思っておりますよ。

さて、本題に入らせていただきます。

唐突ですが・・・「書き入れ時」の意味と語源を御存知でしょうか?

「書き入れ」は取引の数字などを帳簿に書き入れることで、その書入れに忙しい時と言うことから転じて「商売が繁盛してもうけの非常に 多い時。」の意味で使われています。

その「書き入れ時」なんですが・・・職業によってまちまちですが賢パパが携わっている切り花の業界ではこれから一週間が書き入れ時です。

その理由は5月の第二日曜日。

えぇ、言わずと知れた「母の日」であります。

昔はカーネーションが母の日のプレゼントの定番でしたが・・・近年ではプレゼントする花にも多様化が進みましてバラの花の需要も急増しておりますよ。

えっ、いくらなんでもまだ早いんじゃないの?と思われたあなたは流通の仕組みを御存じありませんね。

生産された切り花がお客様の手元に届けられるまでには「採花→選花(箱詰)→出荷→市場→仲卸→小売店→顧客」と言う段階を踏みますが、5月10日がXデーですからお客様が小売店で買い求めるのは当日か前日と言うことになります。

と言うことは小売店には5月8日か9日には届いていなくてはいけません。

更にこの時期は需要が集中するため万一のことを考えて早めに現物を確保しておく小売店も多い。

そうなるともう母の日需要は始まっていると言うことでありまして・・・賢パパが働くバラ園も今日からの一週間が書き入れ時です。

皆さんも今年の母の日にはこんなプレゼントをされてみてはいかがでしょうか?


ところで・・・最近夜温が上がっているので次から次へと開花が早くなって来ています。

先週あたりから一日で切れる花の数が以前に比べてかなり多くなりました。




数が多くなると言うことはそれだけ切る時間もかかります。

世間は大型連休のようですが・・・賢パパにはそんなものは無縁の世界。

賢ママが今日から首都圏に住む娘の所に遊びに行くそうなので気兼ねなく仕事三昧の日を過ごすことが出来る。

今までにない充実したG.W.になりそうですよ。

忘れるところでしたが昨日は久しぶりで日本一がはっきりと見えていました。


そして今朝もご覧の通り。


改めて雪の少なさに驚きでありますねぇ。

ここまで融けてしまうとこの後かなりの積雪があっても地温ですぐに消えてしまうのかも知れませんよね~。

先祖返り

2015-03-30 05:02:30 | バラ園のこと
昨日はバラ園の仕事はお休みをいただいていたのですが・・・一昨日のお花見会の後で我が家での2次会にお立ち寄りいただいた皆さんを放置して一人朝まで爆睡したおかげで思いのほか早く目が覚めました。

それはそうでしょう、恐らく12時間近くも眠っていたのですからねぇ。

と、なると特に予定もありませんから・・・やっぱりバラ園のお仕事であります。

通勤の途中で見えていた日本一はやや霞み気味。


昨日のブログに載せるのを忘れましたが一昨日の朝焼けはマジですごかったですね。


で、いつもとほとんど同じ時間から花切りを初めまして・・・この日の収穫はバケツに二杯。




切り終えたら次の温室に移動しますが・・・朝の8時前なのに早くも真夏日の一歩手前。


2時間半弱で仕事を終えて帰宅しましたが今日のお話しは花切りをしている時に見つけたこんなお花。




本来であればこんなお花が咲くはずなのに


似ても似つかない花が咲いている・・・ぢゃまいか。

この花を見て賢パパはすぐに「ピン」と来ましたよ。

で、早速確かめてみることにいたします。


すると・・・これは難しくて読む気にはなれませんな。


もっとわかりやすく書いてあるのはないかしらと他を探すと・・・ありました、ありました。


これがその全文ですが

例えば果物ですが、原種はあまり甘くなく、おいしい物ではなかったとします。
それをいろいろな手を加え、交配していくとおいしい物ができます。
しかし、その交配された物を何代も育てていくうちに原種に近い物に戻ってしまう事があります。
これが「先祖返り」です。
ちなみに、生物全般に見られる現象ですよ。

普通、遺伝は親から子へ、子から孫へってカンジで起きますよね。
この遺伝にちょっと操作を しているのが「品種改良」です。
で、何代も子孫を残していくうちに、たまたま原種と良く似た遺伝子を持つ子孫ができたとします。
これが「先祖返り」の原因です。

この「果物」を「花」に置き換えてやれば次のような文章になります。

例えば花ですが、原種はあまり見栄えがしなくて、きれいな物ではなかったとします。
それをいろいろな手を加え、交配していくと見栄えのするきれいな物ができます。
しかし、その交配された物を何代も育てていくうちに原種に近い物に戻ってしまう事があります。
これが「先祖返り」です。

つまり、この貧弱なバラの花こそ元々持っていた性質なんですねぇ。

これが色々な交雑を経て今の形と色になった。

その品種改良の過程を考えるだけでワクワクしてしまう賢パパなのでした。

そう簡単には行きませんな

2015-03-26 04:45:18 | バラ園のこと
昨日のブログでも紹介した賢パパの腰痛対策ですが・・・早速実行に移してみました。

いつものように6時半前には仕事場に着いて、早速花切りの作業に取り掛かりますが・・・その前に切った花を入れるバケツに水を入れる。

前夜の気温によって切れる花の量が違って来るのでまずは朝一番の温度をチェック。


温室内は14℃ですが外は冷え込みが厳しかったようですね。


これならバケツ二つか三つで良いだろうとまずは二つに水を入れます。


水の中に鮮度保持のための薬剤を投入したら準備完了で花切りの作業を開始です。

賢パパが担当している第二温室にはバラを植えている「ベンチ」が16列ありますが今までは長い間ずっとここから切り始めていました。


これだと花を右に見ながら切ることになりますが長い間一方向だけの動きをしていたのが腰痛の原因のひとつと考え・・・反対側のここからに変えてみることに。


これなら花を左に見ることになるので今までとは反対ですね。

こうして左右をバランス良く使うことで狂っている身体のバランスを正常なものに戻してやろうと・・・こういう目論見があったんですがねぇ。

早速切り始めますが、右から見ても左から見ても花の見え方は変わりなし。

なので切りごろの花と


翌日まで待った方が良い花の見極めにも変わりはありませんよ。


ところが・・・最初のベンチを南から北に向かって切る時は何も問題がなかったのに(とは申しましても慣れない方向なのでスピードはずいぶん遅かったと思いますがね)折り返して北から南に向かった所で大問題が発生しました。

北から南に向かって歩きながら左の方向を見ると言うことは・・・方角的には東を見るんです。

今の時期の6時半過ぎと言うのは太陽がまだ上がり切ってはおりません。

何と逆光で切りごろとそうでない花の見分けがつかない・・・ぢゃまいか。


こうして賢パパの思惑は見事に外れ。

前日までと同じ右回りで作業をすることとなりました。

ちなみにこの日に切れたバラはこれだけ。


バケツ3杯の収穫でした。

ついでと言ってはアレなんですが・・・切りたてのバラと皆さんのお宅に飾られた後の花の大きさを比べてください。

こちらが切りたての花で


これが完全に開いた後です。


どうです、ずいぶん違うもんでしょう。

この後第一温室の花切りを済ませてから第三温室で作業をした賢パパですが天気が良かった割には温度が低い。


前にも書いたことがありますが天窓が自動で開くからです。


外気温が10℃台の今の時期だから天窓を開けた効果がありますが・・・真夏だと軽く猛暑日になります。

腰痛対策は空振りに終わりましたが・・・次はそろそろ熱中症対策を考えないといけませんな。

腰痛の原因はこれかしら?

2015-03-25 04:48:55 | バラ園のこと
昨日は久しぶりで日本一がきれいに見えていました。

朝の散歩から帰った後新聞を持って二階のトイレに上がるのが賢パパの日課となっているんですが・・・その時に窓を開けて日本一が見えているか確認をします。

それが大体5時半を回ったぐらいの時間ですからつい最近まではまだ暗くて見えませんでした。

ところが今ではすっかり夜明けの時間が早くなって・・・散歩に出る5時過ぎにはもう明るくなっています。

なので・・・昨日の朝も6時にはご覧の通りのはっきり富士山。


朝食が済んだらいつものように仕事場に向かいますが・・・通勤の途中からのこんな一枚。


冬型の気圧配置なんて言っていた割には穏やかそうですな。

で、6時半前には仕事場に到着してすぐに作業に取り掛かる。

前夜の気温が低かったので切れる花の数は少ないかなとの予想通り第二温室の花切り作業はいつもの三分の二の1時間で全て終了。

その後第一温室に移動して第三温室の花切り作業を終えた園長と合流して二人で切ります。

どの温室も切る花の数が少なかったので8時半には全ての花切りが終了しまして・・・いつもならこの後1時間か1時間半ほど別の作業をする賢パパですが昨日はこれで早上りとさせていただく。

一旦帰宅して着替えた後で先日行ったけどお休みだった例の整骨院を再び訪問しますが・・・途中でガソリンの補給をします。

「エコドライブ」を心がけて運転していた成果がこれです。


無意識で運転していたころは11Km/L行きませんでしたからずいぶんな向上でしょう?

ガソリンを入れたら後は目的地までまっしぐら。

国1B.P.は4車線化の効果かガラガラでした。

で、10時半前には到着です。


現在の状況を詳しく説明した後電気療法やらマッサージやらの施術を受けまして・・・痛みの原因について説明していただきました。

それによりますと・・・起床後に痛むのは寝ている間に筋肉が固まっているせいみたいでこれは先日そっち方面に明るい知り合いの方がコメントを入れてくれた通りでしたねぇ。

その他に身体を触ってわかったことが・・・左右のバランスがとても悪いと言うことでした。

これについては賢パパに心当たりがありますよ。

働き始めて8ヶ月になるバラ園の仕事なんですが・・・作業はほとんどこのバラを植えるベンチとベンチの間の通路を歩きながら行います。


この通路を歩く時の方向なんですが・・・賢パパが働き始めて3か月経ったところで書いたこのブログ

ランダムに歩くのではなく常に見る対象物を右に置きながら歩いています。

と言うことは例えば陸上のトラックを同じ方向に回り続けているのと同じことです。

それを8ヶ月も続けて来たのですから・・・身体がそれに慣れてしまってバランスが偏るのもわかる気がする。

納得して帰宅し、昼飯の準備をしている所にメールが入る。

「定期便」なら月曜日のはずだし・・・おかしいなと思いながら確認すると

火曜日なのに登っていました。

返信のメールを入れてから


二階に上がってみると穏やかそうな日本一

今の時期にもかかわらず毎回こんな穏やかな富士山ですから・・・よっぽど日頃の行いが良いんでしょうねぇ。

4時過ぎに「無事下山」の連絡が入りまして・・・お疲れ様でした~。

腰痛の話に戻りますが・・・賢パパ、今日からは今までの「右回り」一辺倒を改めて「左回り」も織り交ぜて歩くことにいたします。




日々勉強中

2015-03-19 05:03:32 | バラ園のこと
仕事柄こんなお土産をいただいて来ることの多い賢パパであることは既に何度も紹介済みです。


最低でも毎週一回・・・多い時には二回いただいて来ることもありますよ。

勿論商品をそんなに簡単にくれるわけはありませんから・・・これらの花は全て商品として販売することの出来ないいわゆる「B級品」です。

働き始めてもう8ヶ月が過ぎた賢パパですから単純に週に一回としても軽く40回以上はこのお土産をいただいて来たことになりますねぇ。

そして、働き出して3週間目ぐらいのブログにもこんなことを書きましたが・・・あれから半年も経った今でも勉強の日々に変わりがありません。

と言うことで先日いただいて来たお土産がこれであります。


確かにこんな商品と比べたら見劣りしますが

自宅の茶の間なら全然OK。

で、これらの花を観察してお勉強ですが・・・半年前よりは若干の進歩。

あの時はどういう理由で出荷することが出来ないのかを考えてみただけでしたが・・・今はもう一歩突っ込んでおります。

勿論のことながら商品に出来ない理由の検証は行いますが・・・それだけで終わりにしないのが進歩たる所以。

例えばこれは花だけ見たら何の問題もありませんが


茎に曲がりがあるんですねぇ。


勿論この程度なら自分の家に飾る分には完全に許容内ですが・・・品質の検査をしている皆さんの目はかなり厳しい。

更に・・・これだって花だけを見る限りでは何ら問題はありませんが


わずかに首が曲がっています。


と、こんな具合に不都合な点の検証を行いますが問題はこの後ですよ。

不合格となった理由はわかりましたがそれが不可抗力によるものなのか改善の余地があるのかを考察します。

すると・・・前述の二つは改善が難しい。

他の理由を探してみますと・・・花の色が標準と異なると言うケースがかなりあります。

これは本来ならば四枚目の写真と同じ色合いでなければいけないところですが・・・かなり薄い色になっていますし


こちらも本来の色とは大きく異なる


更に・・・これに至っては薄いどころではなく真っ白ぢゃまいか。


これらの「色違い」につきましては十分商品として使うことが出来る品質なんですが名称と色が一致しませんので出荷は無理とこういうわけです。

もっとすごいのは完全な奇形で・・・どう逆立ちしてもまともに咲かせるのは無理であります。


こんなのはいただいて花瓶に入れておいて咲くのかどうかを確認するための実験材料と言うことになりますねぇ。

ここまで紹介したB級品は全て改善の余地が見いだせない物ばかりでしたが・・・こちらはそれらとはちょっと違う。


注意して見ないと見落としてしまいそうですが丸で囲った所に小さな傷がありますよねぇ。

これはどうして出来たのかと言いますと茎に生えているトゲによって出来たものに他なりません。

切った花はそのまま長時間放置すると水が不足してしおれてしまうため一旦水を入れたバケツの中で保管するのですが効率良く作業をするために何十本かまとまったところでバケツまで運びます。

その時に隣の枝のトゲが花に触れるとご覧のような傷が出来る。

これは明らかに人為的なミスですから・・・作業者の工夫で何とかなる・・・ぢゃまいか。

と言うことで・・・作業方法の見直しによって品質の向上を目指そうと考えている賢パパであります。

昨日は腰の調子が良かったのでキリの良い所までと思っていつもより長時間(と言っても6時半から10時半までの4時間ですが)作業をしたらトホホな結果となりました。

お陰で昨夜から座布団五枚の賢パパです。


一晩寝ても回復の兆しが見えませんので今日はだましだましの行動になりそう。

明日は何とか時間を作って久しぶりの「温泉療法」と行きたい所ですがねぇ。

まだまだ修行が足りません

2015-02-18 04:54:32 | バラ園のこと
今日も関東地方を含む広い範囲で雪の予報ですが今年はずいぶん降りますねぇ。

まぁ、賢パパ地方に雪が降ることはありませんので通勤の足に影響が出る心配も無用ですがね。

さて、賢パパが今のバラ園の仕事を始めたのが去年の7月の14日の事でした。

その当日のことはこんなブログに書いていました。

で、今日が2月の18日ですから・・・あれからもう7か月が過ぎましたよ。

もう20年以上も前のことになりますが・・・一年ぐらいはバラ栽培の経験がありましたのでまるっきりの素人と言うわけではありませんでした。

それでもずいぶん時間が経っておりましたから・・・最初は仕事を覚えるために色々と勉強をいたしました。

栽培している品種の名前を覚えるためにこんなカンペを作ってみたり


病気のことは昔取ったなんとやらで思い出して






花切りは難しいのでまずは脇芽を取る作業がメインでした。


そんなことで最初の1ヶ月ぐらいは無我夢中でしたが・・・真夏とあって毎日暑いなんてもんじゃありませんでした。

仕事を終って帰宅後のこれが楽しみでしたねぇ。


楽しみと言えば毎週のようにいただいて来るお土産も楽しみの一つでした。


しばらくすると色々な品種の栽培法と花切りの勉強をしたり




で、園長と切り前についての話が出来るようになったり、何とか一人で全部の温室の花を切ることも出来たし・・・仕事を始めてから一週間で刃が折れて使い物にならなくなってしまった花切りばさみですが新しいものに替えていただいた後は半年以上経っても使い続けておりますよ。


7ヶ月の期間で季節は夏~秋~冬とやって来まして・・・何とかやって行けそうだな~なんて思っていました。

ところが・・・昨日は園長からのダメ出しがありました。

切ったバラの品質を保持するために良かれと思って採った手段が・・・却って品質を悪くしていたようであります。

う~ん、まだまだ修行が足りませんな。

そんな賢パパを悩ませているのが連日の暑さであります。


あ、いや暑さそのものがどうこうと言うわけではありませんがね。

あまりの暑さに腕カバーを外して半袖シャツで作業をしたんですが・・・バラの棘にやられてしまってご覧の通り。






これからもっともっと暑くなると言うのに・・・これでは先が思いやられますよ。







バラだけに・・・

2015-02-16 06:13:37 | バラ園のこと
昨日は暖かい一日で静岡市の最高気温は16.7℃まで上がりました。

こうなると春の訪れはもうすぐですよね~。

さて、先日賢パパが現在仕事をしているバラ園において栽培されている8種類のバラを初めて全て一人で切ったことは既にご案内の通りでありますが・・・この時に花切りをしながら賢パパは改めて感心したことがありました。

それは品種によってあまりにも違いすぎる花の性質であります。

勿論、気温や光の強さなどの条件によっても変わって来ますが・・・それよりも品種によって咲き方が大きく異なる。

切った後もどんどん開花のステージが進んでいつまでも開き続ける種類があると思えば・・・切ってからほんの短い時間だけで開花のステージが止まってしまう品種と色々です。

で、花切りをする時はその品種の特性を考慮して品種ごとに「切り前」を決めて切るわけですが・・・品種によってどのぐらいの差があるのかご覧に入れます。

まずは開花の進行が止まってしまう品種の一番手はこのキャンディアバランチェ。

このくらいの切り前で切りますが


数日後でもこの程度の状態で止まっています


お次がピンクのオール4ラブで・・・切ったばかりがこのぐらいでして


目一杯咲いてもこの程度ですから・・・あまり変わっていませんよねぇ。


それでは少し変化のある種類をお見せしますね。

同じピンクでもピンクレディブルはこれが切りごろのステージで


市場に出ればこの通り


まだまだこんなのは序の口でありまして赤いバラはもっとすごい。

こちらがマリーミーの切りごろならば


こちらがその開花後であります。


もっとすごいのがやはり赤いバラでその名をアートリークローズ。

こんなつぼみを切っても大丈夫なのと言うぐらいのステージが切りごろで


ここまで開くなんて想像も出来ませんよねぇ。


どうです、賢パパが感心したわけがおわかりでしょうか?

えぇ、対象がバラの花だけに・・・咲き方のステージもバラバラぢゃまいか。