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黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

日の出が遅くなったので

2015-09-15 04:12:06 | バラ園のこと
週末は飲み会の豪華二本立てコースを堪能して大いにリフレッシュして来た賢パパでありまして・・・昨日から又バラ園の仕事に頑張っております。

そのバラ園の仕事なんですが昨日から作業の開始時刻が今までよりも30分遅くなった。

生き物が相手の仕事なので日の出の時刻や気温が変わるにつれて作業の開始時刻も変える必要があるんです。

例えば今から3ヶ月前。

日の出の時刻が一年中で一番早い時期だと4時半ぐらいでしたよね~。


それが今ではそれよりも1時間遅い5時半ぐらい。


この時刻に合わせて花を切る時刻にも変化をつけます。

どのくらい変わっているのかと言いますと・・・わかりやすいのが通勤時に撮影しているこの定点写真。

これが7月21日のもので撮影時刻は5時54分となっていますがこのカメラの時計は4分ほど遅れているので実際の時刻は5時50分ぐらいです。


この場所から仕事場までは10分ほどですから大体6時くらいから花切りを始めていたことになりますよねぇ。

それが8月に入ると6時13分の表示ですからこちらは6時10分ぐらいで


花切りを始めたのが6時20分~25分。

そしてこちらが昨日の定点写真ですが


撮影時刻が6時36分となっていますので実際の時刻は6時半を少し回ったぐらい。

で、仕事場に着いたのが6時40分ぐらいの事でした。


園長からは7時くらいから切り始めるように言いつけられていますので少しだけ時間つぶしをしてこんな一枚。


この夏を過ぎて初めて20℃を切っていましたよ。

気温が下がれば茎の長さが長くなるのはこの世界の常識で・・・昨日のバラの茎の長さを


1ヶ月前のそれと比べてみれば一目瞭然で、つぼみの大きさにもずいぶん差がありますね。


元々長いこちらのピンクも更に長くなった。


そうそう、今週末からのシルバーウィークですが21日の月曜日は「敬老の日」ですよねぇ。

こういうイベントがあるとバラの切り花も需要が増します。

それに合わせてちょうど3ヶ月前に植えた新しい品種の苗の事を憶えていますかねぇ?


その新しい品種がやっと収穫できるようになって

これからどんどん切りごろの花が出て来るので忙しくなりそうな予感です。


この時期の切り花事情

2015-08-18 04:38:24 | バラ園のこと
昨日は久しぶりの雨でした。

天気が良ければ富士山が良く見えるはずのバイパス下もご覧の通りの雨。


朝一番の仕事場の中の気温はいつもよりずいぶん低めで


花もそれほど咲いてはいない。


雨で濡れている所があるので衣服が濡れるのを防ぐためにビニールの前掛けを使用して仕事に取り掛かりますが


今の時期は暑いので切った後の開花のスピードが速いため園長からは「少し堅めに切るように」との注文が出ている。

これは切りごろで


これは夕方か翌朝にと見送り


この日の収穫はこれだけですが


2ヶ月ほど前の収穫物と比べてみてください。


青いすだれと比較すれば良くわかると思いますが・・・花の大きさがずいぶん小さく茎の長さも全然短い。

要は見栄えが悪いと言うことでありまして・・・この時期のバラ切り花は値段が安い。

勿論「見栄えが悪い」と言うだけの理由ではありませんで・・・ここでちょっとお勉強です。

わが国で「切り花」の御三家と言ったら「菊」「カーネーション」「バラ」がすぐに思い浮かぶでしょうかねぇ。


中でも「菊」は断トツの一位でそれを大差で追う「カーネーション」と「バラ」は毎回のデッドヒート。

菊は花屋さんの店先ではあまり目につきませんがこんなに生産量が多いのはその用途によります。

つまりお盆や春秋のお彼岸に加えてお葬式用の需要が大きい。

なのでトップの座は安泰なんですがカーネーションとバラについては事情が異なる。

カーネーションの需要は「母の日」に集中してそれ以外の時期はアレンジ用にぼつぼつと売れている。

これに対してバラの需要の主なものは「入学式」「卒業式」「歓迎会」「送別会」のイベント用に加えて「結婚式」に代表される「パーティ用」が大部分を占める。

7月、8月と言うのはイベントも結婚式もないため需要がなくなると言うのも値段が安くなる一因となっている。

だから・・・バラ農家さんの中には今の時期を改植や剪定の作業に充てて、生産を休んで夏休みを取るなんてお宅も多いようです。

そんなわけで賢パパがお世話になっているバラ園でも今改植が行われ・・・値段が回復する頃合いを見計らって収穫が行えるように調整中。

で、いつものように10時で作業を終えて速攻帰宅。

お盆休みで賢ママが在宅している間の昼飯は毎日用意してもらっていましたが・・・休みが終わればそうも行かない。

再び以前のような「うどん」の昼飯を食べる暮らしに戻りますが・・・昨日は気温が低かったため誰がなんと言おうと絶好の「鍋焼き」日和だったので勿論これ。


暑くても寒くても飲み物はいつも同じですが


最近、血圧の値が低めなので塩分の摂りすぎを気にすることもなく


食後のコーヒーも久しぶりでホットにしました。


これでこのまま涼しくなってくれると有難いんですが・・・まだまだそんなに簡単には行かないんでしょうねぇ。

あまり暑い日が続くと高齢犬の体調が気になります。









お役御免

2015-07-31 04:16:34 | バラ園のこと
昨日も暑い一日でしたね~。

仕事場の中も暑いですが・・・昨日は8時半で31℃をちょっと超えたぐらいで以前に比べたら5℃ほど低い。


これは以前のブログにも書いたように・・・園長が屋根のシートに「サンスクリーン剤」をコーティングしてくれたから。

暑いとは言ってもまだ「真夏日」レベルですから・・・涼しい顔で作業をしますよ。

第二温室の花切りを終えたのが6時半過ぎで、その後第一温室の花切りとつぼみ取りの作業を終えてから移動して来た第三温室の現在の様子はと言いますと・・・「マリーミー」は価格の安い今の時期に生産を一時ストップして母株を剪定中で


先月改植した苗は順調に生育して来て折り曲げが終わった。


更に今月になってから改植が終わったこの苗ですが・・・すこぶる順調でもうすぐ折り曲げの時期を迎える。


折り曲げるタイミングにつきましては・・・成長の具合と生産を開始する時期との兼ね合いを考慮して園長が決める。

それまでは黙々と苗のつぼみを取りますが・・・「職業病」に気を付けてこの日も左手で出来ることは左手を使う。


作業の途中で水を飲もうとしてふと視線を下に落とすと・・・あららいつの間にズボンに穴が開いているぢゃまいか。


更に下の方に視線を移すと・・・右の裾も


左の裾もボロボロですな。


毎日こんな藪漕ぎをしておりますから一年も経てばこうなるのは当然の結果でありまして


裾の方はバラの枝葉が靴の中に入り込むのを防ぐためにこんなズボンの穿き方をしておりますので擦り切れて来るのは当たり前。


と言うことでこのズボンですがこの辺で「お役御免」とすることにいたします。

元をただせば現役時代にお世話になっていた化粧品会社で「ユニフォーム」として会社から貸与されていたものでしたが・・・何年に一度かある「ユニフォームの更新」の時に希望者は無償での払い下げを受けることが出来た。

なので賢パパも何着かの古くなったユニフォームをいただいて自宅に保管してあったのでした。

思わぬところで役に立ったこのユニフォームに感謝しつつ・・・次の「ごみの日」に廃棄します。

さて、新しい作業着をどこで調達して来ようかしら?








梅雨明け後のバラ園から

2015-07-22 04:14:23 | バラ園のこと
先日の炎天下のハイキングの時にこの空を見て梅雨明けはすぐだなぁと思った賢パパですが

予想した通りその翌日に賢パパ地方の梅雨が明けました。

で、その翌日となる昨日ですが・・・通勤の途中からの日本一がくっきりでしたよ。


いつものように6時過ぎには仕事場に着いて切った花を入れるバケツに水を汲んだら花切りに着手。


園長から切り前を少し堅めにするように言われたのでこのぐらいの咲き前なら切って


このぐらいなら見送りましたが・・・まだ微妙に注文がつきます。


ふたつ用意したバケツでしたが予想していたよりも多く切れたので後からひとつ追加しました。


その原因はこれでありまして・・・先週に比べて室温が高め。


先週は雨続きで湿度が高く・・・病気対策として暖房と冷房を同時に運転して湿度を下げていたんですが、その結果として朝の温度が22℃ぐらいと低めでしたからねぇ。

この第二温室の花を切り終えたら場所を移動して次は第一温室の花切りをして・・・それが終わったら車で5分ほどの所にある第三温室に更に移動。

7時半でハウス内の温度は既に真夏日ですから


水とタオルは必需品で


念には念を入れての熱中症予防策。


他のパートさんが出勤して来るまでには1時間ほど間があるので・・・まずはこの日定植を予定している苗たちを置く場所にたっぷりと水をやる。


それが終われば先月植えてある程度育って来た苗のつぼみを取ります。


病気が出ている葉っぱを見つけたら園長に報告をして


水漏れヶ所で賢パパが対応出来そうな所なら


自分で修復をしておきます。


やがて園長と他のパートさんもやって来まして・・・この新品種の苗を手分けして定植して行く。


園長が等間隔に置いて行った苗のポットを賢パパともう一人の男のパートさんがこの竹串を使って


こんな風に固定して行く。


全ての作業が終わったのが9時半前の事でしたがこの時点でハウス内の温度は38℃近い。


ひと足お先に上がらせていただき・・・帰宅後の昼食ですが、熱いうどんなんてとても無理。

なので、今シーズン初めてとなる「冷やしかけうどん」に


無人販売のトマトと賢ママがまとめ買いして来たマンゴー


冷たい飲み物はたくさん飲みたい所ですが・・・ぐっとこらえて一杯だけにしておきました。


梅雨が明けたのは大歓迎なんですが・・・こんな暑さがずっと続くかと思うとうんざりですよね~。


枝変わりそれとも先祖返り

2015-06-27 04:20:56 | バラ園のこと
先日のある日の事でした。

いつものように仕事場に行って花切りを始めましたが・・・ちょっと変わった色と形のつぼみがあるのに気が付いた。


近づいて行って良く見ると




似たようなのが3本ありましたが恐らく元の株は同じでしょうね。

賢パパ、これを見て何か月か前にこの温室で目にしたこんなものを思い出しましたよ。


今回の花とは同じ種類の株から出たのですが・・・安定して生産が行われているのはこんな花です。


色は似ていますが誰が見たって「同じ品種」とは思わないでしょうねぇ。

で、前回の時は「先祖返り」と言う結論で決着したのですが・・・今回もそれでいいのでしょうか?

植物の世界では今回のように親と異なる性質が発現するケースがしばしば見受けられますがこの現象にはちゃんとした名前が付けられています。

その一つが前回の時に紹介した「先祖返り」でもう一つ「枝変わり」と言う現象であります。

賢パパはその道の専門家ではありませんので詳しいことは知りませんがおおよその所は以下の通り。

先祖返り:何代も前の先祖がもっていた遺伝上の形質が、突然その子孫のある個体に現れること。

枝変わり:植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が本来持っている遺伝形質とは違うものを生じること。

つまり、わかりやすく言うと「先祖返り」が遺伝子の優性、劣性の関係で元々持ち合わせているが発現しなかった遺伝子の形質が何かの拍子で突然発現するのに対して、「枝変わり」の方は突然変異によって遺伝子に変異が起きて全く新しい形質の発現が起こると・・・こういうわけであります。

ちなみに、先祖返りは交配によって得られた有利な形質(花が大きいとか色がきれいとか)の陰に隠されてしまった不利な形質が発現するので見栄えのしない花になることが多いけど枝変わりは突然変異と言う神様の気まぐれなのでどんなものが出るかはふたを開けてからのお楽しみと言うことになりますかねぇ。

そして、この枝変わりは遺伝子の変異が固定されて次の世代に引き継がれるので子孫はこの形質が標準となる。

なので、先祖返りで新しい品種が生まれるケースはまずありませんが・・・枝変わりによる新品種の育成の例はたくさんあります。

一番身近な例と言えば・・・小粒ながら甘いことで有名な寿太郎ミカンは青島温州の枝変わりなんですよ。

この他にもう一つ変わった個体を目にすることが良くあります。

何の変哲もなさそうに見えるこの枝なんですが


生産されている個体の葉っぱと比べてみればその違いは一目瞭然。


これは先祖返りでも枝変わりでもありませんで・・・接ぎ木で作られた苗の「台木」に使われた「野いばら」の枝が出て来てしまっただけなんです。

そうそう、この温室に住み着いている厄介者のことなんですがね。

先日のこのブログでも紹介しましたように園長が既に手を打っております。

昨日の仕事の前に確認してみたところ・・・毒エサの方には手が付けられた様子はありませんでしたが


「ネズミホイホイ」には見事に一匹かかっていましたよ。


こいつ一匹の仕業だったならこれで被害はなくなるはずなんですが・・・何しろ「ネズミ算」が相手ですからねぇ。



やっぱりここが一番だね~

2015-06-21 04:20:47 | バラ園のこと
一昨日は人間ドック健診のためバラ園の仕事は休ませていただきました。

機械を使って工業製品を生産する仕事ではなく生き物が相手の仕事ですから機械を止めて生産を一時ストップするわけには参りませんので・・・人間が休んでいる時にも花は休まずに咲き続けています。

なので、賢パパはドックを受診している時もハウスの中のバラのことが気になって仕方がありませんでしたよ。

そして・・・昨日はついついいつもより少しだけですが早めに家を出まして、仕事場に着いたのが6時8分のことでした。


中に入って真っ先にやることと言ったら・・・その日のバラの咲き具合の確認ですが


一昨日に比べてずいぶん少ない・・・ぢゃまいか。


切れる花の数に合わせて水を入れたバケツを用意しますが・・・これなら二つで十分でしょう。


で、切り始めますが・・・一昨日の半分ぐらいしか切れません。


こちらのピンクもたったのこれだけ。


切る花の数が少ないということは・・・切るのに要する時間も短い。


いつもは1時間以上かかって切り終えるところをたったの50分もかかりませんでした。

この第二温室を全部一人で切り終えたらばお次の第一温室ですが・・・ざっと見る感じではここもずいぶん花が少ない。


賢パパが担当している種類を全部切り終わったのがまだこんな時間でした。


1時間20分と言うのはもしかしたら今までで一番の速さかも。

後で園長から聞いた話では前夜の気温が上がらなかった所に加えて賢パパが休んだ日の花切りを遅い時間に行ったせいだそうです。

花切りの後は定番の脇芽取りですが・・・陽射しが強くなって気温も上がると脇芽の成長もグンと速くなりまして


これを一本一本丁寧に取って行きます。


脇芽を取りながら他の部分も注意深く観察しまして・・・商品にすることが出来ないつぼみがあれば容赦なく摘んでしまって


根元でこんな具合に折り曲げてやります。


この時点でこの枝は「商品」になる予定だったのが・・・商品になる他の枝に栄養分を送るという裏方さんの役割に変身します。

勤務時間は3時間半を基本にしていますがキリの良い所まで片付けて4時間弱で業務終了。

帰宅後の昼食は平日だと自分で作るため麺類がほとんどですが土曜日だと賢ママがいるので何でもリクエストしたものを作ってくれます。

で、昨日はフランスパンのピザトーストに


安くても美味い白葡萄酒X2で


大変美味しくいただきました。

今日は日曜日ですが特に予定が入っていないので勿論バラ園の仕事に行きます。

やっぱりバラのハウスの中にいる時が一番ですね~。





美人薄命

2015-06-18 04:26:12 | バラ園のこと
あぁ、断っておきますが賢ママの話題ではありませんよ。

義理でも賢ママのことが頭に浮かんだ方には御礼を申し上げます。

で、本題なんですが・・・先日園長に「バラに異常が出ているけど気が付かなかった?」と訊かれました。

賢パパが花切りを担当しているハウスでしたが気が付かなかったのでそう返事をしました。

すると、異常の出ている個体を示されて説明を受ける。

これが正常な個体で


こちらが異常のある個体。


正常な個体の葉っぱの色が緑色なのに対して異常個体のそれはいくぶん黄味がかっているんだそうです。

別の種類で比べてみてもこちらの正常な方は緑色なのに対して


確かに黄色っぽく見えますね。


うぅ~ん、毎日目にしているのに気が付かないものです。

で、その時に前日の仕事の報告をして・・・気になった第三温室のこれのことを話してみました。


えぇ、珍しくはないんですが・・・この日は異常に多かったのでね。

すると、園長がおっしゃるには「あの品種は元々首曲りの多い種類だからなぁ、でももうすぐやめちゃうから気にしなくてもいいよ」ですって。

あらら、第一温室のここに植えられていたのもやめちゃって別の種類に植え替えたばかりだと言うのに


第三温室の方も植え替えですか。

実はこの種類は賢パパが働き始めた頃にはまだ作ってはいませんでした。

賢パパが働き始めてから2ヶ月ぐらい経った去年の9月にこんな記事を書いたことがありましたが・・・賢パパよりも後からやって来た品種なんです。

ご覧のような大輪の花で色合いもグラディエーションがかかっていて素敵・・・ぢゃまいか。


賢パパ的には現在栽培されている8種類のうちでは一番の美人花だと思うんですがねぇ。

ただねぇ、栽培管理のしにくい花なんですよ。

園長がおっしゃったように「首曲り」が多くて歩留まりが悪い。

その他にも「切り前を決めにくい」と言う難点があります。

他の種類の花がこんなステージとか


あるいはもっと早いこんなステージで切りごろになるのに対して


この品種はこのステージで切りごろとなるんです。


他の品種だったらこの程度でも咲きすぎなんですがねぇ。


なので、賢パパがこの品種を切ると「堅すぎる」と言うクレームがしょっちゅうでした。

ことほど左様に手のかかる品種だったんですよねぇ。

それが、わずか9ヵ月でお払い箱とは・・・美人薄命と言う言葉がぴったりの花でした。


定植完了

2015-06-13 11:04:48 | バラ園のこと
何度かブログでも紹介して来ましたが・・・先月から約1ヶ月かかって賢パパの仕事場のバラの植え替えの作業が行われて来ました。

まずはその第一弾として先月の15日に行われた第三温室の伐採作業でしたが・・・それまではこんな風に植えられていた赤いバラを


シルバー人材センターにお願いして改植する部分だけ全部伐採してもらい


それまで使われていたベンチを再利用して新しい苗を植えて行きます。


1600株の定稙が終わったのが先月の25日のことで

順調に育ってくれれば秋口ぐらいから採花を開始することが出来そうであります。

お次は第一温室でしたが伐採する前処理として水を切ってバラを枯らす。


その後前回と同じようにシルバー人材センターにお願いして伐採を行い


こちらは新しいベンチに入れ替えて改植の準備が完了であります。


その後新しい苗の入荷を待って・・・昨日予定していた全ての改植を無事に終えることが出来ました。

と言っても賢パパは現在腰痛に悩まされているため中腰になって行う作業はとても無理。

なので・・・ベンチに苗を置いて行く作業は全て園長や他のパートさんにやっていただきまして・・・昨日ここの1400株の定稙が終了して

これで予定していた改植のすべてが終了。

定植したばかりの苗はまだこんなにちっちゃいですが


日光が強く気温も高い時期なのでこれからぐんぐん成長して行き3か月後ぐらいには出荷を始めることが出来ると思います。

賢パパ、今日は花切りの作業の後でこの新しい苗に水を掛ける作業をして来ました。


順調な生育を祈ってていねいに水をかけてあげましたよ。



梅雨入り後の一日

2015-06-10 04:28:12 | バラ園のこと
一昨日梅雨入りした賢パパ地方ですが・・・昨日の朝は見事に降られて、賢の散歩は雨の中を傘さして行って来ました。

いつものように6時くらいには家を出て仕事場に向かいますが・・・近頃のこいつは起き上がってお見送りなんてことはしやしません。


15分ほどで仕事場に着いたら早速仕事に取り掛かりますが・・・冬場は閉め切っているサイドのビニールを今の時期はオープンにしているので雨の日は端っこの列の葉っぱが濡れています。


なのでズボンが濡れてしまわないようビニール製の前掛けを着用して作業します。


最初の作業は切ったバラを入れるバケツに水を汲むことですが、何個のバケツを用意するかは入口から全体の咲き具合を確認してから決める。


気温もそれほど高くはなかったので2個のバケツを用意してから花切りの作業に取り掛かる。


切り終えたところで園長から切り方についてのダメ出しをされる。

正しい切り方はこんな風に株の根元に出来るだけ近い所から切るのに対して


賢パパが切ったところには時々こんなに上の方から切っている株があったのだとか。


う~ん、もうすぐ一年になろうとしているのにまだまだ一人前にはほど遠いようでありますな。

第二温室と第一温室の花切りが終わったらお次は第三温室に移動しての作業となりますが・・・いつもの「芽欠き」に加えてこの日は「折り曲げ」の作業がありました。

このように細くて短いバラは出荷しても返品されたり安い値段しかつかなかったりなので敢えて収穫を見送りまして


つぼみを取り去り


こんな風に折り曲げてしまいます。


こんな風に太くてもつぼみが付いていないのもありますから・・・これらも全て折り曲げてしまう。


折り曲げられた枝には葉が茂っていてそのまま生育を続けますので・・・光合成をして得られた養分を商品となる枝に送り届ける。

この作業が終わったらお次はこちら。


先日改植された新しい苗ですが順調に育っている・・・ぢゃまいか。

この新しい苗なんですが・・・ちっちゃいながらもつぼみが出来ます。


まだこの時期ではつぼみをつけさせる意味がないので無駄な養分を摂らせないようにつぼみを取ります。


こんな作業をして来ましたが・・・花切りに時間がかからなかったので全部の作業をこなしても30分早上りすることが出来ました。

帰宅後はこんな昼飯を食べながら


なでしこジャパンのワールドカップ初戦の応援をいたしました。

PKによるこのゴールだけでしたが何とか勝利。


そして、夜は賢ママが残業だったので久しぶりに一人でこんなものを焼き焼き。


大変美味しうございました。


億万長者も夢じゃない・・・かも

2015-06-03 04:19:49 | バラ園のこと
昨日も暑い仕事場でしたが今日からしばらくは曇りの日が続きそうで少しは暑さが和らいでくれることを祈ります。

で、その仕事場でのことなんですが・・・昨日の作業も朝一の花切りの後は「芽欠き」と言いまして・・・脇芽を取る作業でした。

同じ温室内での作業ですが内容的にはずいぶん異なる。

花切りの作業は前にも何度か紹介させていただいたことがありますが・・・「切り前」を気にしながらの作業ですから全神経を集中させて行います。

従いまして・・・作業をしながら余計なことを考える余裕はありません。

それに比べたら花切りの後で行う「芽欠き」の作業はこんな風に葉の付け根から出て来た脇芽を


全部取ってしまってきれいにしてやる作業ですから


色々なことを考える余裕はあるんです。

昨日は一昨日の作業で取りきれなかった続きをやったわけですが・・・たった一日が過ぎただけで取らなくてはいけない脇芽の数が爆発的に増えているぢゃまいか。

どのぐらい増えたかと言いますと・・・これが前日に取った脇芽の量で


こちらがほぼ同じ面積の昨日の量ですから一目瞭然と言うやつですな。


で、作業をしながらふと思いついたんですが・・・バラ農家にとってこの「芽欠き」と言う作業は避けて通れない宿命でありまして毎日全国、いや世界中のバラ農家がこの作業に追われています。

世界中にどのくらいのバラ農家があるのかは知る由もありませんが・・・恐らく毎日何万人もの人がこの「芽欠き」と言う作業を行っているはず。

国によって賃金に違いはあるのでしょうが恐らく世界中ではこの作業に毎日何億と言うお金が遣われているはず。

そこで賢パパは考えましたよ。

何の生産性もないこの作業をやらなくて済むように出来れば世界中のバラ農家に貢献することが出来る・・・ぢゃまいか。

脇芽が出るからにはどうしても取ってやらなくてはいけないが・・・脇芽が出ないようにすれば取る必要もありません。

かと言って頂芽(肝心の花を咲かせるつぼみになる芽の事です)も出ないようにしてしまったのでは商品にはなりませんので温度や光と言った物理的な方法では無理と言うもの。

となると・・・薬剤の作用で何とか出来ないだろうか?

妄想は膨らむばかりですが終了の時間になったので帰宅します。

ちょっと前までは帰って来ると喜んで起き上がって尻尾を振って迎えてくれた賢の野郎ですが・・・最近ではちらりと一瞥をくれることもしません。


それはさておき、昼飯を済ませたら早速ネットで検索。


すると・・・こんな論文が出て来ましたが、どうやらたばこでの研究論文。


賢パパの故郷ではタバコの栽培が盛んでしたからねぇ。

他にも出て来たのは全てたばこの関係ばかりで


たばこの脇芽については既に商品化もされているようです。


どこにも「バラ」の字が見当たりませんので検索ワードを変更してクリック


おっと、これ以上書いてしまうとアイデアを盗まれてしまう恐れがあるので・・・興味のある方は自分で研究してみてください。

こんな夢のような薬剤が出来たら世界中のバラ農家が使うことになる事間違いありませんから・・・億万長者も夢ではないかも。

さて、現実に戻りまして・・・昨日の富士山です。


ずいぶん雪が少なくなって賢パパでも登ることが出来そうなぐらいになりましたが・・・腰痛が治らないことには富士山なんてとても無理。

せめて近場の低山ぐらいは登れるようになりたいものです。