黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

美人薄命

2015-06-18 04:26:12 | バラ園のこと
あぁ、断っておきますが賢ママの話題ではありませんよ。

義理でも賢ママのことが頭に浮かんだ方には御礼を申し上げます。

で、本題なんですが・・・先日園長に「バラに異常が出ているけど気が付かなかった?」と訊かれました。

賢パパが花切りを担当しているハウスでしたが気が付かなかったのでそう返事をしました。

すると、異常の出ている個体を示されて説明を受ける。

これが正常な個体で


こちらが異常のある個体。


正常な個体の葉っぱの色が緑色なのに対して異常個体のそれはいくぶん黄味がかっているんだそうです。

別の種類で比べてみてもこちらの正常な方は緑色なのに対して


確かに黄色っぽく見えますね。


うぅ~ん、毎日目にしているのに気が付かないものです。

で、その時に前日の仕事の報告をして・・・気になった第三温室のこれのことを話してみました。


えぇ、珍しくはないんですが・・・この日は異常に多かったのでね。

すると、園長がおっしゃるには「あの品種は元々首曲りの多い種類だからなぁ、でももうすぐやめちゃうから気にしなくてもいいよ」ですって。

あらら、第一温室のここに植えられていたのもやめちゃって別の種類に植え替えたばかりだと言うのに


第三温室の方も植え替えですか。

実はこの種類は賢パパが働き始めた頃にはまだ作ってはいませんでした。

賢パパが働き始めてから2ヶ月ぐらい経った去年の9月にこんな記事を書いたことがありましたが・・・賢パパよりも後からやって来た品種なんです。

ご覧のような大輪の花で色合いもグラディエーションがかかっていて素敵・・・ぢゃまいか。


賢パパ的には現在栽培されている8種類のうちでは一番の美人花だと思うんですがねぇ。

ただねぇ、栽培管理のしにくい花なんですよ。

園長がおっしゃったように「首曲り」が多くて歩留まりが悪い。

その他にも「切り前を決めにくい」と言う難点があります。

他の種類の花がこんなステージとか


あるいはもっと早いこんなステージで切りごろになるのに対して


この品種はこのステージで切りごろとなるんです。


他の品種だったらこの程度でも咲きすぎなんですがねぇ。


なので、賢パパがこの品種を切ると「堅すぎる」と言うクレームがしょっちゅうでした。

ことほど左様に手のかかる品種だったんですよねぇ。

それが、わずか9ヵ月でお払い箱とは・・・美人薄命と言う言葉がぴったりの花でした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
itoo (ハハハッ!)
2015-06-18 06:20:07
座布団5枚!同感でございます
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itooさん (賢パパ@これからお昼寝タイム)
2015-06-18 13:29:39
座布団5枚とはずいぶん太っ腹・・・ぢゃまいか!
あざっす!
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