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サハリン渡航8月6日~9日 日程第2日目「コルサコフ市視察」

2013年09月04日 | Sakhalin

8月7日(水)

コルサコフ市の文化センターで「稚内コルサコフ定期航路利用促進合同会議」が開催されいる間

今回、初めてサハリンを訪れた方を対象に市内視察が行われました

コルサコフ市では「液化天然ガス工場プリゴロドノエ」「旧拓殖銀行跡」などを車窓観光したほか

「自由市場(バザール)」などを見学しました

僕自身は2011年稚内吹奏楽団サハリン公演で市内観光もさせてもらいましたが

皆さんの感想なども伺うため同行させてもらいました












コルサコフ市内からバスで東へ10分程の所にあるのがプリゴロドノエです

ここは、なんといってもLNG(液化天然ガス)プラントで有名な場所

今では「サハリン2」の名称とともに、この地名が日本の新聞に載るまでになりました

日本統治時代には「深海村(ふかみむら)」と呼ばれ

日露戦争で日本軍が最初に上陸したのがこの辺りになります


さて、LNGプラントとは天然ガスを液化する工場であり

その生産能力は年間960万トンといわれています

サハリン北東沖のガス掘削地からパイプラインを通ってきたガスを液化して

プラント沖の桟橋から巨大な船で海外に輸出しているのです

主な輸出先といえば実は日本が主要な輸出先であり

東京電力をはじめ電力4社、東京ガスはじめガス5社が60%以上を購入しているのだそう

さらに日本以外でも、アメリカや韓国に輸出されているといいます

中心には二つの巨大タンクがあり、一基10万立方メートルものLNGを貯蔵できるらしいです

といってもどの程度のものか想像はつきませんが、LNGプラントとしては世界最大規模なのだそうです

さらに倉庫のような建物、パイプが複雑に入り組んでおり、FF(ファイナルファンタジー)の世界を彷彿とさせます

ただ、これだけ大きなプラントにもかかわらず、意外にひっそりとしていて、少し不思議な光景です



こちらは「拓殖銀行大泊支店」の建物

だいぶ老朽化しているようですが、石造りの立派な建物で当時の繁栄振りがうかがえます



ここはコルサコフ港を見下ろす高台

2011年に訪れた時は市内を一望できる展望台に連れて行ってもらったのですが

この日は生憎の雨だったので道が悪くここまでになったのかも知れません













コルサコフ市民の台所「自由市場(バザール)」です

以前は露店が多かったのですが、現在は殆どプレハブなどの建物に入居しています

野菜や果物、肉加工品のほか、お菓子類も所狭しと並んでいます

コルサコフのバザールに入ったのは初めてだったので、ちょっとワクワクしました











郷土の歴史を伝える展示や、写真展等に利用される展示室を備えた「郷土博物館」です

展示ではサハリン近海の探検の歴史や日本の間宮林蔵の探検のことも展示されているほか

昔の生活道具や部屋を再現したようなもの、近辺に生息する野生生物の剥製などもあったりするので

稚内で言うところの北方記念館のような施設と考えて良いかと思います

日本統治時代の写真や資料などもあるので、小さいながらも興味深く見ることが出来ると思います

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