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バイクでユーラシア大陸を横断しようと
6月13日の日ロ定期航路で稚内からコルサコフに向かうため
市内ライダーハウスみどり湯で前泊していた石井清人さんにインタビューしました
石井さんは秋田県在住で10年ほど前から東北や関東などツーリングの旅を続けてきましたが
5年前程からユーラシア大陸をバイクで横断してみたいとの思いが強くなり
今年3月、役所を2年早く早期退職してこのチャレンジに挑戦する事にしたと言います
当初、中国やベトナムをスタートとする案もあったそうですが
手続きの難しさ、治安の悪さ、政情不安などあり断念
そこで考えられたのが既に多くのライダーの実績もあるロシアルート
利点は一国の通過で1万キロを走破できるということ
モスクワを通過するとバルト3国に至り、ポーランドに入国すれば既に欧州になるということです
欠点はシベリア横断道路の道路未整備が若干あること
原野の走行でガソリンの補給に不安があること
緯度が高く気温の低下が懸念されるので防寒対策が必須となることなどが挙げられたそうです
そして、ロシアへの車両の持ち込み港という事で考えると
稚内港からサハリン州コルサコフ港へのルートと
鳥取県境港港から韓国東海港を経由してロシア極東ウラジオストク港へのルートの二つしかなく
バイクの通関の便、国際免許の使用の有無、道路の整備度、燃料補給の成否、気候、治安等を考慮した結果
稚内からの定期航路を使うのが一番良いという事でこのルートを選んだそうです
まず稚内~コルサコフ、ホルムスクを経由してロシア本土に上陸し
長い長いシベリア横断道路を西へとひたすら走ります
それが終わるとロシアからウクライナに入り、欧州の中央にルートをとって
モルドヴァ、ルーマニア、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、フランス、スペインを通過
最終ゴール地点はユーラシア大陸の最西端ポルトガル・ロカ岬です
ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの「ここに地終わり海始まる」という詩にあるように
ここから先には陸がなく海しかないと信じられていた場所です
陸路としてはユーラシア大陸1万5千キロの横断にチャレンジするというわけです
日程は100日で、一日あたり300kmの走行
荷物が重くなってはいけないということで、各地ではユースホステルなどで泊るのだそう
最後はリスボンでバイクを船便に託し、帰路はマドリッドから空路で日本へ戻る予定
帰国は9月中旬を予定しているとのことです
とても気さくで明るく楽しい秋田弁で色々と話してくれた石井さん
無事に帰国して、また稚内に来て思い出話を聞かせて下さいねと伝えたら
「もし何かあった時のために奥さんが受け取り人で1億円の保険をかけてきたから
奥さんは帰って来なくていいと思ってるべな」
と笑って答えてくれました
道中、旅ブログも更新する予定らしいのでチェックしながら応援したいと思います
石井さんのブログ「大陸横断イントルーダー」↓
http://pub.ne.jp/h0181629/
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