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ヴレーミャ・ジャザ 稚内公演 2012

2012年06月20日 | Sakhalin

6/17(日)

稚内市綜合文化センター小ホールでサハリンを代表するジャズバンド

ヴレーミャ・ジャザのライブが行われました

2007、2009、2010年に引き続き四度目の来稚公演となります

過去3回は稚内副港市場ギャラリー広場での開催で、例年、音響PAを担当させて頂きましたが

今回は音響・照明とも申し分ない文化センターでの開催となり

僕もいち観客としてコンサートを楽しませて頂きました


現在のメンバーは今回の来稚メンバー以外の2名合わせ9名編成で

一回目から来ていたヴォーカルのクセーニャ・デムーラさんは産休のため

2009年から加わったシンセ担当のゲオルギー・ゾボフさんは都合により来れませんでしたが

新たにアルトサックスとパーカッションが加わったことで

さらに厚みの増したサウンドと、相変わらずの多彩なジャンルの音楽を幅広く聞かせてくれました


彼らの音楽性は「JAZZ TIME」というバンド名ではあるものの

ジャズのみならずロックやポップス、ダンスミュージック等と広くカバーする多彩性が素晴らしく

これまでにもアースウィンド&ファイアの「宇宙のファンタジー」「ジュピター」

ACID JAZZの代名詞的存在のインコグニートの「Everyday」などなど

毎回、驚くようなプログラムを用意してくれて嬉しいかぎりだったのですが

今回は「ハナミズキ」「川の流れのように」といった日本のポピュラーソングの名曲を

日本語で披露してくれたのがとても印象的でした

他にもヴォーカルものではニーナ・フリーロンの激渋ナンバー「Future News Blues」や

ジェームス・テイラーの切ない名曲「Don't Let Me Be Lovely Tonight」もヤバかったです

また、2010年公演では僕の大好きなシンガーakikoの「So Tired」を演ってくれたのですが

これは前年の公演打ち上げでヴォーカル2人にプレゼントしたマイフェイバリットCDから

エレーナさんが選んで歌ってくれたものでした

彼らの最新作CDにもしっかりと収録されていて本当に嬉しかったです

そして、その2010年公演で再び僕がセレクトしコンパイルしたCDをプレゼントしたのですが

今回はその中からアイズレー・ブラザーズの名曲「Between the Sheets」を

Fried Prideがカバーしたバージョンをしっとりセクシーに歌ってくれました

ライブが終わってエレーナさんと話をすると

「Between the Sheetsを歌ってみたけど気に入ってもらえたかしら」と言ってくれ嬉しかったです


他にはビートルズの「Can't Buy Me Love」のジャズアレンジや

スティービー・ワンダーのブラジリアンナンバー「Bird of Beauty」

The Edgar Winter Groupのヘヴィーなナンバー「Frankenstein」

SaxではCandy Dulfer「Lily Was Here」やT-SQUAREの「DANCE SA CHAMBRE」なども披露しました

こうして思い返してみても、いかに多彩なジャンルの音楽を聞かせてくれたかがわかります

そして、どんな曲も歌いこなすエレーナさんのヴォーカルは更にレベルアップしていました

今回は2年ぶりにして1回限りのジャズタイムとなりましたが

ヴレーミャ・ジャザはやっぱり今年も本当に本当に最高でした



Vo.エレーナエレーナ・アクシェンツェワ

エレーナさんは後半はシックなパンツスタイルで登場

key.ウラジミール・キンジーノフ

Bs.ヴィターリー・ヴィチコフ

Gt.アレクサンドル・ヴォルコフ

Sax.ユーリー・スヴォーロフ

Dr.ウラジーミル・マシキン Per.アレクセイ・ガジベク

今回も素晴らしいJAZZ TIMEでした

メンバー全員で記念撮影

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プロフィール

ヴレーミャ・ジャザは、1999年5月にユジノサハリンスク市にある<チェーホフ記念国際舞台芸術センター>のオーケストラとしてスタートしています。サハリン州内での演奏活動を続けている他、ロシア国内の音楽イベントなどに参加しています。<ヴレーミャ・ジャザ>は、ビバップ、メインストリーム、あるいはフュージョンなどジャズの歴史を彩る様々なスタイルを採り入れ、古今の、またロシア国内外のポピュラーな楽曲を取上げ、幅広い演奏を行っています。メンバーの中には、ユジノサハリンスクの管弦楽団でも演奏を行っているメンバーや、<チェーホフ記念国際舞台芸術センター>で上演される演劇に出演しているメンバーも居ます。
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