サハリン弾丸1泊２日の旅 １「稚内港～コルサコフ港」

7月30日(火)～7月31日(水)

稚内市の旅行代理店・北都観光で主催したツアー「夏休み！サハリン弾丸１泊２日の旅」に参加しました

稚内とサハリンは、定期航路で結ばれています

2013年は、5月28日から9月27日の間、28往復56便が運航されます

この期間はもちろん観光としてロシア・サハリン州を訪れることが出来

通常は3泊4日ツアーが一般的ですが、今年は1泊2日の弾丸ツアーが企画されました

何とフェリーの往復運賃4万円を切る料金で(2名1室の場合)行けちゃうツアーです

今回は稚内市サハリン課からの依頼で、定期航路PRを目的に取材同行という形で参加しました

ちなみにサハリンへは2011年に稚内吹奏楽団サハリン公演で行って以来2度目です

1泊2日と短い時間ですが、どんな風に過ごしていたかレポートしたいと思います！


さて、稚内～コルサコフ間は約5時間30分の船旅です

サハリンは＋2時間の時差が在るので、コルサコフ到着はサハリン時間の午後4時30分となりますが

これは日本時間では午後2時30分ということになりますので、充分観光したり夕食後も遊べる時間です

また帰りは稚内に午後2時に到着となりますので、例えば札幌方面から参加する方には

JRスーパー宗谷4号（16：51）や都市間バス10便（16：40）・夜行便（23:00）もありますし

飛行機もF4844千歳行き（17：25）と接続して帰ることが出来ます

さらに、東京直行便もF574羽田行き（15：40）もありますので、その日の内に東京へもＯＫです！

そういう意味では、あまり長い休みが取れないという方や、とにかく行ってみたという方に好評で

北都観光さんによると、設定された3回とも予想を上回る参加者があったようです


僕が同行した今回は20名のツアー参加がありました

年齢層は30～70代と幅広く、若い夫婦や女性2人組が数組いたほか、男性の一人旅も意外に多い印象でした

あとはやはり樺太からの引揚げ者も何名かいましたし

祖父母や親が樺太時代に住んでいたという話を聞かされていたから一度行ってみたかった

というような方もいて、実に様々なタイプの方々が参加されていました




出発前の様子



稚内港国際旅客ターミナル



これからサハリンへ行って、明日には帰ってくるというのは不思議な感じですね



２等船室はこんな感じです



ずっと後部デッキで過ごす人も多くいます



僕は殆どこの売店前のシート（僕は勝手にパジャルスタシートと呼んでいる）にいます



この航路では船内弁当が出ます

稚内発はこんな感じの日本の弁当で、コルサコフ発はパンやチーズなど



売店はお酒やタバコが免税価格で買えます

他には菓子類や珍味にカップ麺、意外に人気が高いのが紙コップのコーヒーでしょうか



免税といえばこの船内自販機でしょう

ビールが100円で買えるので、出発前から飲む人多数です（笑）



売店は本国へ帰るロシア人で暫く混雑します

人気はウィスキー類ですが、日本円を使い切るため菓子類もどっさり買う人が多いです



日露中間ライン通過時に売店では『国境通過証明書』を無料配布しています（放送が入ります）

日付けとナンバリング入りなので記念に欲しがる乗船客が多いです



船内には「日本時間」と「サハリン時間」の時計が並んでいます

船に乗ると自分の時計を「サハリン時間」にする人が多いと思いますが

弾丸の場合は「日本時間」で過ごすのがオススメです



稚内からサハリンへ行く日本人のためのガイドブックと

サハリンから稚内へ行くロシア人のためのガイドブックを無料配布しています



弾丸1泊2日の旅に5月も参加したという、某有名国立大学の名誉教授です

この方は海鳥と海洋資源の研究のため、往復11時間をこのサイドデッキでのみ過ごされていました

「そういう意味でもこの船とこの弾丸企画は素晴らしくうってつけ」なのだそうです



ロシア領海内に入ってくると、液化天然ガスの巨大タンカーがあちこちで見えてきます

LNGプラントコルサコフ市内からバスで東へ１０分程の所にあるのがプリゴロドノエにあります

実は日本が主要な輸出先で、他にアメリカや韓国に輸出されているといいます



コルサコフ港が見えてきました

２年ぶりのコルサコフは生憎の曇り空でした



コルサコフ港ターミナル前です

ここからバスで小１時間ほどのユジノサハリンスク市へ向かいます