「My One and Only Song」
僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲
大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲などを心をこめて
一曲入魂でお届けするコーナー
第32回目に紹介したのはKeyco feat.TWIGY『P-TRAIN -SUPER BUTTER DOG NU-SOUL MIX-』(2002)
keycoは、日本的ファンクと米国的ハッピーが共存する米軍横田基地近くで育った
そして、4歳の頃始めたピアノ、エレクトーン、ブラスバンドのパーカッション
軽音楽部のヴォーカル、レゲエバンドのコーラス、ジャズバーでの弾き語り…と
多種多様な音楽的素養を培っていった
その成果はまぎれもなく、ブラック・ミュージックの真芯を確実にとらえながらも
トランス・ジャンルな彼女の音楽性に反映されていると言えるだろう
大地の鼓動のような太いビートを裸足でしっかりと踏みしめ
天に向けて放つ彼女のヴォーカル
それは、レゲエ/ソウル/ファンク/R&B/ヒップホップをも巻き込み
巨大なストリームとなって、聴く者の体を突き抜けるのだ
『P-TRAIN』はそんなKeycoの2ndアルバムに収録されたタイトルで
同年『IMPRESSIONS』というリミックスアルバムに収録された
元々、このP-TRAINのオリジナルも好きではあったのだが
このSUPER BUTTER DOGのミックスを聴いて更に好きになった
いや、ミックスというよりはセッションと言ったほうが適切だろうか
この曲が持つどこか哲学的なリリックがブルージーでタイトなトラックによく映え
TWIGYのラップも含めて、単に言葉遊びじゃない韻の踏み方とワードチョイスが際立っている
その言葉1つ1つがスッと入り込み、そして、考えさせられるのだ
この地球上でヒトとヒトが出会う奇跡を
Keyco feat.TWIGY『P-TRAIN -SUPER BUTTER DOG NU-SOUL MIX-』
<Keyco>
もしも隣にあなたが座ったとしたら
例えばこんな風に旅での話をしよう
明日みるユメそのまたユメも ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいて
明日みるユメそのまたユメ ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいた
<TWIGY>
ありふれてる星の中で色褪せてる場合か
遥か彼方まだまだで 急がせてないさ
まるでカリフみたく 舵をとる世界観は
かるく夜も昼も 勝ち残る手配犯さ
これに乗って とわとやらを探し通すとこだ
ほらごらん この景色の壮快さ
さり気なくも その気ありげ あり得ない ハリケーン
ありし日の言葉足りなくて もう一度 2人で
<TWIGY & Keyco>
遠く時の輪くっつくとこで ゆらり揺られて星の真横で
まっすぐ貫く光と同じ風 嘘吹くレベルぶっとべよマジック
こればかりはこの場借りて いうぜBABY
そればかりか夢で会えるまで 起きていて
人集りや街をはなれ そうきっとね
待ち焦がれる地球まで P-TRAIN
明日みるユメそのまたユメも ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいて
明日みるユメそのまたユメ ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいた
<TWIGY>
気まぐれなら君のとなりなんか座らないぜ
DISTINY 見え隠れが終らない目
確実には忘れられない惑星の傷に
辟易してたら素敵な奇蹟も
だから鳴らせ 敵無き平和の汽笛を
おれの声とKEYをあわすKEYCO
むらさき色シート全員 連れてかれる 連れて行くのさ
揺らぐ 銀河 聴きとれ
暮れて明けるレイン 潜る P-TRAIN
<Keyco>
降りしきる 光と音の雨
拾い集めてゆく いたく聖なる声を
そして唄わせてよ 無限の星のリンクに
今 あなたと逢えたこの奇跡を
明日みるユメそのまたユメも ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいて
明日みるユメそのまたユメ ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいた
明日みるユメそのまたユメも ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま 気づけばそこにアナタがいて
明日みるユメそのまたユメ ふらり現る黄昏雲に
ここにおいでと呼ばれるまま
もしも隣にあなたが座ったとしたら
例えばこんな風に旅での話をしよう
作詞・作曲・歌/Keyco、TWIGY
Keyco - P-Train feat. TWIGY (SUPER BUTTER DOG NU-SOUL MIX)
IMPRESSIONS | |
Keyco | |
EMIミュージック・ジャパン |
稀代のR&Bシンガーkeycoの今までの作品を、クリエイターたちがリミックス。その面々たるや川上つよし、スーパー・バター・ドッグ、Loop Junktionといったクセ者の個性的な面々。もはやリミックスというより、ヴァーチャル・セッションが適切。
【Keyco】
'99年に「SPIRAL SQUALL」アナログのみの限定発売で話題となり、北海道FM局NORTH WAVE[STREET FLAVOR]でリクエストチャート6ヶ月間1位の記録を出す。
その後メジャーデビューを果たし、現在までにオリジナルアルバム4作、コンセプトアルバム5作を発表。自らの持つ声の特質を巧みに使い分けるセンスは、日本の女性シンガー・シーンにおいて突出した個性を誇る。ニュー・ソウルをベースに活動しつつ、レゲエ、ヒップホップ、ファンク、ドラムン・ベース、ジャズ、ブロークン・ビーツなど、各シーンの一線で活躍するアーティストたちから厚い支持を受け、多数の名コラボレーションを実現。その幅広い活動歴は、まさに彼女の存在感が類稀な力を持つことの証と言えるだろう。最近では海外アーティストからのオファーを受けるなど、その揺るぎないオリジナリティを国内外問わず認められるシンガーに成長してきている。
‘02年に長女を出産。それ以来、よりシンプルで愛の籠ったメッセージと、それを乗せる最新型ソウル・ミュージックを探求中。
’04年から多数のクラブ・ミュージック型バンドで構成されたクルー『nbsa+×÷』での活動、’05年からはPort:scapeのメンバーで構成された初のオリジナル・バンド(現在『鼓響』という名で活動中)でのライブ展開、‘06年にはLIBROとのエレクトロニカ・ユニット『Fuuri』でのアルバム・リリース、'05年から'09年にかけて近年深まりつつあるHIFANA&ZAMURAI とのコラボレーションなど、生音とデジタルの融合を意識しつつ、あくまでも今の新しい音を求める姿勢で活動の幅を拡大中。
また最近ではイラストの出展、ジュエリーデザインを手掛けるなど、マルチなアーティストとしての活動を始動。
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