「My One and Only Song」
僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲
大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲などを心をこめて
一曲入魂でお届けするコーナーです
第20回目に紹介したのはAl Kooper『Jolie』
1972年、アル・クーパーのソロ6作目「Naked Songs」からの代表曲で
当時恋仲だったクインシー・ジョーンズの娘にささげた最強のラブソング
愛する人への果てしない想いを、狂おしいほどの愛しさを、限りない美しさに詰め込んだ名曲
人を好きになるということはこういうことだと思います
この曲は昔から大好きな曲で、DJ時代にもよくプレイしていました
おなじみのイントロと「Oh!JOLIE!」と繰り返し歌われるコーラスとやばいくらいに気持ち良いグルーヴ感
そこに、アル・クーパーの段々と愛を抑えきれなくなっていくような歌い方が素晴らしい
![]() | フリー・ソウル クラシック・オブ・アル・クーパー |
アル・クーパー | |
Sony Music Direct |
サバービアやカフェミュージックの火付け役、橋本徹氏の定番シリーズFREE SOUL。
「ジョリー」が収録されているオリジナルアルバムは1972年にリリースされた名盤「赤心の歌」ですが、ここではあえてアルの、ロックあり、シティポップスあり、ブラックミュージックありの音楽的幅の広さ、ミクスチャー感覚をさらに楽しめるベスト盤的なこのアルバムを紹介します。
フリーソウルファンはもちろん、SONYサイバーショットのCMでyoshikaがカバーしたのを聞いて、この曲がとてつもなく好きになった人、とにかくGoodミュージックが聞きたいって人まで、ありとあらゆる音楽フリークに聞いて欲しい。
マイルドなヴォーカル、瑞々しい鍵盤の響き、情熱的に鳴らされるストリングスがひとつになり、ロック/ブルース/ジャズ/ソウル/クラシックの要素が溶け合って、甘く美しいサウンドが生み出されている。
【アル・クーパー】
ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーン」でのオルガン・プレイも有名なアル・クーパーは、ミュージシャンとしてさまざまな可能性を見出そうとした人物だ。68年のブラッド,スウェット&ティアーズ『子供は人類の父である』(デビュー作にして、この1枚で脱退)では、シカゴ以前にブラス・ロックを呈示。また同年、マイク・ブルームフィールドと共に、ジャム・セッションのレコード化という試みを『スーパー・セッション』で実現させている。
翌69年には、ソロ・アーティストとして『アイ・スタンド・アローン』でデビュー。グッド・メロディの宝庫と呼べる作品を重ね、72年に名盤と名高い『赤心の歌』を誕生させる。サム・クックやアーネット・ピーコック、ジョン・プラインなどのカヴァー曲とオリジナル・ナンバーで構成されたこの作品は、タイトルが示す通り"自らをさらけ出した"内容だ。とくに、恋人に対する赤裸々なまでの想いを綴ったナンバー「ジョリー」「君はどこへ……」は多くのリスナーの胸に響き、大ヒットを記録している。――マイルドなヴォーカル、瑞々しい鍵盤の響き、情熱的に鳴らされるストリングス……がひとつになり、ロック/ブルース/ジャズ/ソウル/クラシックの要素が溶け合った、甘く美しいサウンドを生み出す。そんな洗練された楽曲の数々は、今なお色褪せることなく、多くの者を魅了し続けている。
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