Tジョイ稚内で『ALWAYS 三丁目の夕日'64』観てきた
もはや国民的映画となった人気シリーズの第3作目
きっと日本のどこかにあったはずの夕日町三丁目に住む人々に“また会える”
皆そんな気持ちで映画館に足を運んでいるのではないかと思う
今回は東京オリンピックを背景に「巣立ち」がメインテーマ
茶川と淳之介、鈴木オート一家と六ちゃん
これまで常に真剣に向き合い、ぶつかり合いながらも互いに成長してきた
そして、ついにそれぞれ自分なりのやり方で“我が子”を送り出した
どちらも本当の親子ではないのに、どうしてこんなに愛に溢れているんだろう
“まるで本当の親子のように”なんて形容詞は安すぎるくらいに
『幸せとはなんでしょうなぁ』宅間先生がつぶやく
今の日本は物質社会とよく言われる
昭和の高度成長の果てに、皮肉にもそうなってしまった
そして豊かな生活と引き換えに失ってしまったものがたくさんある
「絆」「希望」はもとより、「義理人情」「方言」「おせっかい」もその部類だろうか
この映画を観れば、今の日本には何が足りなくて、何が必要かがよくわかる
勿論、そんな事はみんな分かっている
決して忘れてしまったわけじゃない
だからこういう映画を観て思い出して欲しいのだ
夕日町三丁目の彼らを見ていると胸の奥があっつくなる
うわべだけの感動ではなく、魂が流す涙というのは熱くてしょっぱい
久しぶりにそんな涙をたくさん流した
3Dメガネは要らない
必要以上に泣けて困るからだ
映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」予告編
【映画について】
今や国民的映画となった「ALWAYS」シリーズ。その三作目となる本作は、時代は東京タワー完成後の昭和39年。オリンピックに浮き立つ日本を背景に、三丁目で育った子供たちのそれぞれの旅立ちを描く。自動車修理会社、鈴木オートの長男・一平は、加山雄三に憧れてギターをかき鳴らす夢見がちなガキ大将。売れない作家、茶川竜之介とヒロミを親代わりに育った淳之介は、茶川と同じ文学に憧れ、そして六ちゃんは仕事と恋の間で揺れ…。三作目ともなると、登場人物は懐かしい友達のよう。友人の家を訪ねるような気持ちで楽しんで欲しい。出演は、吉岡秀隆、堤真一、小雪、掘北真希、薬師丸ひろ子、須賀健太ほか。監督は1作目からの山崎貴。
【あらすじ】
あらすじ - ALWAYS 三丁目の夕日'64
昭和39年(1964年)。オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に…
>>『ALWAYS 三丁目の夕日'64』あらすじ全文
※ストーリーの結末が記載されていることがあります。ご注意ください
昭和39年(1964年)。オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしていた。小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は、ヒロミ(小雪)と結婚し、高校生になった古行淳之介(須賀健太)と3人で仲良く生活している。茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを務める居酒屋「新山藤」となった。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。だが茶川は「冒険少年ブック」の看板作家として連載を続けているが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。編集者の富岡(大森南朋)から「もっと新しい雰囲気で」と言われ、茶川はますますスランプに陥っていく。一方、鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、一人息子の一平(小清水一揮)、住み込みで働く星野六子(堀北真希)が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、店構えも立派になった。六子にも後輩の従業員ができ、厳しく指導をする姿はすっかり一人前。彼女無しでは鈴木オートの仕事は回らないほどであった。そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行く。それは、通勤途中の医者・菊池孝太郎(森山未來)とすれ違い、朝の挨拶をかわすためだった。六子のほのかな恋心を温かく見守るのは、大田キン(もたいまさこ)。そして小児科医・宅間史郎(三浦友和)は、今日も町の人のために診療を続けている。そんな折、茶川が隠していた、とある電報をヒロミが見つけてしまう……。
製作国:日本映画(2012)
配給: 東宝
上映時間: 144分
監督: 山崎貴
原作: 西岸良平
脚本: 古沢良太、山崎貴
撮影: 柴崎幸三
音楽: 佐藤直紀
キャスト: 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、マギー、温水洋一、神戸浩、飯田基祐、ピエール瀧、蛭子能収、正司照枝、森山未來、大森南朋、高畑淳子、米倉斉加年