もんじゃ焼きは、江戸時代末期の寺子屋に始まるという説があります
鉄板の上で小麦粉を薄くといたものを、文字の形に焼いて食べさせながら
文字を覚えさせたというのです
文字焼きが転じて、もんじ焼き、もんじゃ焼き、とおいうわけです
戦後の東京の下町では、もんじゃ焼きは、子供達が駄菓子屋で食べるおやつでした
現代のもんじゃ焼きはボリュームもあって、食事として親しまれています
そして、もんじゃ焼きといえば月島もんじゃストリート
この西仲通り商店街には70軒ものもんじゃ焼き屋が密集するといいます
その中にあって「好美家(よしみや)」は昭和29年創業の老舗中の老舗
月島風もんじゃの元祖とも言われるお店です
昭和29年に創業し、建物も当時のままということで昭和っぽい雰囲気もたっぷり
もんじゃのメニューは、昔ながらの定番ものを中心に15種類ほど
頂いたのは豚肉とイカ、焼きそばが入った「特製もんじゃ」
ボリューム満点でどこか懐かしい味に涙が出そうになりました
今回はご迷惑にも一人でお邪魔させてもらったのですが
帰り際にご主人が「構いもせず悪かったね」と声をかけてくれ、外まで送ってくれました
せっかくだから「北海道から来たんです」と言うと
「月島はNHKドラマ「瞳」の舞台となった場所でナックスの安田顕も来たんだよ」と教えてくれ
さらに、ご主人はもんじゃ振興会協同組合の会長でもあり
「もんじゃ焼指導担当」として「瞳」の製作に携わったと話してくれました
とても気さくで心優しいご主人でした
月島に訪れた時には、必ずまた寄りたいと思います
好美屋
【住所】東京都中央区月島3-15-10(西仲通り商店街4番街)
【電話】03-3531-7061
【定休日】火曜日
【時間】17時~22時(土曜は16時から)