Kennyのブログあれこれ

写真付きで日記や趣味を書くあれこれ

旧新井家住居

2011-03-05 20:18:40 | 日記
3月6日(日曜日)

4日の長瀞の宝登山の帰りに参道脇に有る。
旧新井家住居を訪れた。
国指定の重要文化財となっていた。


江戸時代から代々、名主を務めたという新井家の住宅を移築復元したもので、
町営の郷土資料館の一部として公開している。
江戸中期の築造と推定され、栗板に石を置いた屋根が特徴
国指定の重要文化財。内部も見学でき、当時の生活の様子が分かる。

冬の平日のこの時期は訪ねて来る人もなく、一人で静かに内部を見て回った。
重要文化財を独り占めだ!
係の方が説明・・・竹を使って作った屋根の上に、水に強い栗の木の板材を重ねて
         その上に石を置いてある単純な作り、数百個程石が置いてあるらしい。

屋根裏を見上げると・・・竹である。





秩父を代表する江戸時代の民家
  

内部の写真と郷土資料館内の写真

カミさんの実家昭和55年ごろまで、1トンもの養蚕農家だった。
結婚したてはよく”おこあげ”を手伝った。

写真に有るような典型的な蚕のための家だった!今は改造されて面影はない。
懐かしいものを見た感じである。
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自殺対策支援センター

2011-03-05 06:52:41 | 日記


3月5日(土曜日)

本日は以下の事について日記にする。

自殺対策支援センターライフリンク(代表は清水氏)は下記
http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html

このページでの内容はかなり生なましい。
少し抜粋させてて貰う。3月は自殺が多いと聞く。
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日本の自殺の現実

日本では、毎日90人もの人たちが自殺で亡くなっています。
未遂者は既遂者の10倍はいると言われていますから、
この同じ時代に、この同じ社会で、
毎日1000人もが自殺を図っていることになるわけです。
それが、日本の「自殺の現実」です。

【年間自殺者3万人超 10年連続】
【交通事故死者数の5倍以上】
【イラク戦争で亡くなった米兵の10倍】
【自殺による深刻な影響 国内で毎年200万人】
【自殺死亡率 米国の2倍、英国の3倍】


自殺は、人の命に関わる
極めて「個人的な問題」である。
しかし同時に
自殺は「社会的な問題」であり、
 「社会構造的な問題」でもある


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「生き心地の良い社会」の実現をめざして。

『いのちを守るために、みんなで つながりあっていこう』
『自殺に追い込まれていく いのちを、 みんなでつながりながら守っていこう』
私たちは「ライフリンク」に、そうした決意を込めています。

めざしているのは「生き心地の良い社会」を築き上げること。
誰しもが自殺の脅威にさらされることなく、
自分自身であることに満足しながら生きることのできる社会の実現です。



いま日本で自殺する人の数は年間3万人。未遂者も含めれば一日1000人。
この時代に、この社会で、私たちと同じ空気を吸っているそれだけの数の人たちが、
自ら「いのち」を絶っています。

特別な人たちが、特別な理由で、自殺しているのではありません。
私たちと同じ日常を生きている人たちが、
過労や多重債務、いじめや介護疲れ、差別や社会に対する不信感など
様々な社会問題に追い詰められた末に、
生きる道を閉ざされて、「自殺」で亡くなっているのです。



現代日本社会の自殺の多くは、
社会的な対策があれば「避けることのできる死」です。
その意味で、
自殺対策とは「生きる支援」「いのちへの支援」でもあると言えます。

誰も自殺に追い詰められることのない社会。
自殺で大切な人を亡くした人が安心して悲しむことのできる社会。
それはきっと、自殺とは無関係と思っているひとりひとりにとっても
生きていて心地の良い社会であるはずです。



「生き心地の良い社会」の実現をめざして。
ライフリンクは「つながり」をキーワードにした自殺対策、
「いのちへの支援」に取り組んでいます。
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長くなるが、
実はフィンランドでの自殺予防プロジェクトという記事を
随分前に読んだ!やっぱり国を挙げて取り組んでいた。

世界がうらやむ“理想社会”北欧
 かつては世界第3位の自殺大国が取り組んだ、世界最初の「予防プロジェクト」に迫る。
フィンランド人との会話でタブーとされているテーマが3つある。
政治、宗教、そして自殺だ。
 
フィンランド人の口から「自殺」という言葉を聞くことはほとんどない。
フィンランドでは、家族や親戚に自殺者が一人か二人はいるという
家庭が少なくないという。
フィンランド人にとって「自殺」は対岸の火事ではない。
ごく身近な出来事であり、だからこそあまり口にしたくない言葉なのだろう。
 
20世紀、フィンランドは自殺率が世界でもっとも高い国のうちの一つに数えられていた。
産業化と都市化が進んだ1965~90年までの25年間で、
フィンランドの自殺率は3倍に膨れあがった。
地理的に極地にあるため冬が長く、太陽を見る機会が少ないことや、
人口密度が低く市民同士の交流が少ないため、孤独感を感じやすいことなどが
理由として挙げられていた。
そのほか、周辺の列強諸国による政治的介入や
たびたび陥(おちい)った経済危機なども自殺率が高い要因として考えられていたが、
明確な原因を特定できる人は誰もいなかった
 
右肩上がりの自殺率に危機感を覚えたフィンランド政府は86年、
世界初となる国家主導の「自殺予防プロジェクト」を発足させた。
自殺をたんに精神医学的な問題として捉えるのではなく、
労働人口減少や国際的な競争力低下をもたらす要因として認識しはじめたからだ。
 
プロジェクトの第一段階として、1337人の自殺者を詳細に分析する
「心理学的解剖(=自殺前の行動、周辺人物への綿密なインタビューなどを通じて原因を探る作業)」を実施。

社会環境・経済状況・プライベートなどの問題がどのように自殺へとつながるのか把握してこそ、総合的な自殺予防対策を立てることができると判断したからだ。86年から92年まで、学校・病院・社会福祉機関・軍隊・教会といった各界各層から5万人の専門家が動員され、自殺者に対する心理学的解剖が実施された。
 
その結果をもとに、フィンランド政府は自殺の原因を類型別に分類し、自殺予防プログラムを作成。その後4年にわたってこのプログラムは国内全域で実施された。

プログラムの狙いは、自殺する可能性のある人を早期に見つけ出し、迅速かつ適切なカウンセリングを施すことだ。
 
心理学的解剖により、自殺者の3人に2人が生前にうつ病を患(わずら)っていたことが判明した。

しかし病院の診断記録によると、その15%しか抗うつ治療を受けておらず、
他の多くは自分がうつ病を患っているという自覚がないまま、
あるいは自覚しつつも適切な治療を受けないまま死に至っていることもわかった。


この問題を解決するため、フィンランド政府は保健所や病院に通う精神科以外の一般外来患者にもうつ病検査を実施。
うつの兆候や自殺願望の有無を血圧や血糖値の検査と同じように周期的にチェックすることによって、潜在的なうつ病患者の早期発見を可能にするためだ。
 
また、自殺する人たちの大半が、
自殺前に家族や親戚たちに何らかのシグナルやメッセージを発していることもわかった。

プロジェクト責任者のマイラ・ウハンヌ博士は、
「もし周囲の人たちがそのようなシグナルを察知してあげることができれば、
未然に自殺をふせぐこともできるはずだ」と話す。
 
これらのプロセスを経て、プロジェクトはカウンセリングと投薬治療を併行して行う第二段階へと移行した。その結果、たとえカウンセリングが受けられなくても、投薬治療だけでかなりの効果があったという。
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