稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長正館一刀流定例稽古(中野中学校、2019年6月22日)

2019年06月23日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の中野中学校の格技室で(第5を除く)毎週土曜日17時から。
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【長正館一刀流館員募集中】
武道未経験者でも構いません。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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---前半---
打方初心者のT先生(居合道教士八段)に打方に立ってもらう。
打方は2人。私は横でT先生の打方指導。
初心者のSさんは一ツ勝を最後まで繰り返す。
最後はかなり良くなった。次回は3本目まで技を増やす予定。
S澤さん、W辺さんは、見よう見まねで先まで進んでもらった。

---後半---
全員で円陣になって構えの指導。
ベテランでも構えが崩れている。皆の前では訂正は難しい。
構えはすべての基本である。時々は自分でチェックする必要がある。

打方は私を入れて3人。蒸し暑く汗が流れる。
理合の説明まではいかない。まずは形(カタチ)になるように。


(前半の稽古)


(前半の稽古)


(前半終了)


(後半は構えから)


【感想・反省点】

横で見ていると、打方仕方とも、何となく前に出てしまっている。
真剣を持っての立合いなら、お互い慎重に前に出て間合いを詰めるはず。
剣先はふらふらと左右上下に振られてはならない。
しっかりと相手に向けられている必要がある。

下段から正眼に剣先をあげるには、ただ上げるのではなく攻め上げる。
前に出るのも攻め上げるのも気当たりが無ければ駄目。

昔、長正館に来ていた合気道の人が、まったく気迫が無く、
捉えどころなく、飄々(ひょうひょう)と前に出てくるので、
「もっと相手を威圧するように気迫を出して」と注意したことがある。

彼は「私の武道は相手に気を読まれないのが持ち味です」と言ったが、
よほどの達人の域まで達しなければ、それは無意味だと思う。
殺気を出さずに斬りつける抜刀術を自習したほうがよろしいとも思う。

気の攻めがあって、それを強めたり緩めたりしてこそ、相手を動かせる。
相手が動かせなければ、それはただのジャンケン剣法である。

形は、どの形をいくつ覚えたか、が重要なのではなく、
すべての形に共通して会得しなくてはいけないのは、
体幹(同時に剣先)のブレない体捌きと、相手への気当たり、気迫である。
これが無ければ、先々の先の技も、後の先の技も成り立たない。
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