田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

久し振りに八女伝統工芸館へ

2016年09月06日 | 美術館・博物館

 久し振りに八女の伝統工芸館に行きました。入ってみると1階の展示場は少しがらんとしています。職員さんが2階で常設展示があっている事を教えてくれました。 

  2階の常設展示場です。以前はイベント会場でした。

  八女には伝統工芸品が色々あります。有名なのは仏壇と提灯、それに和紙です。それぞれ職人の手作りです。

 これは赤坂人形です。赤坂は地名ですが、この人形は初めて見ました。素朴な味わいです。

  八女地方は竹の産地でもあり、竹製品も作られています。 久留米にも籃胎漆器という竹製の工芸品があります。日用品として使いますが、すべて国産だと結構お高いです。

 和こまです。こんなものも作られているとは知りませんでした。県指定の特産工芸品民芸品です。向こうに提灯が展示されています。

  日本一の大型仏壇です。高さが6.5メートルあり、ここだけ1.2階が吹き抜けになっています。

 

  私は手先が不器用ですが、それだけに職人さんには敬意を持っています。若い頃、聞き書きの本を読むのが好きでした。伝統的な工芸品や日用品を作っている職人の話は面白かったですね。みんな高齢者だったので、いまはどうなっているのでしょうか。

 小学生の時に模型の船のレースに出たことがあります。私は先生の指導で潜水艦を作って出ました。そういう木製の模型キットがあったのです。当日になって、レースがある小学校のプールに行くと立派な船ばかりです。スクリューが二つもある船など、物凄い勢いで進んでいきます。その時、私はまだ潜水艦を水に浮かべた事がないことに不安を覚えました。練習をしていないのです。

 私の番になり、スクリューのゴムを一杯に巻いて、他の子どもと並んで一斉に手を放しました。ところが私の潜水艦は水に潜ることもなく、横倒しになったまま目の前をのろのろと回るだけでした。あの時は子どもながらに恥ずかしかったですね、とんだ進水式になりました。

 

 

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4 コメント

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手作りの味 (ろこ)
2016-09-06 12:46:28
こんにちは。
 赤坂人形。素朴でいい味出してますね。
 竹製品は芸術品ですね。年月を経るほどにあめ色になって素敵です。
 みんな世界にひとつだけのもの。

 潜水艦の模型の進水式。小さな少年の心を痛めた様子がめにみえるようで、胸がチクンとしました。

 自分で苦心して作ったものは良くも悪くもなく、大切なもの。「よくがんばって作ったね」とかつての少年に声をかけてあげたくなります。
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こんにちは (九州より)
2016-09-06 12:57:27
コメント有難うございます。
昔のことを思い出すと、こんな失敗話ばかり甦ってきます。
印象に残っているのでしょう。
工芸品は家にはありませんが、若い頃から職人の手仕事が好きでした。
どこか本物のような感じがしたのだと思います。
花も好きでしたが、香港フラワーという造花が家に飾られたときはがっかりしました。
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Unknown (京都で定年後生活)
2016-09-06 16:06:57
こんにちは
和こまは特産工芸品民芸品ですか。
懐かしいです。子供の頃よく遊びました。
今でも作られているですね。

和こまといえば「京こま」もあります。
最近全く見なくなりました。私の知っていた木製のこまと違うので印象に残っています。
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京都で定年後生活様 (九州より)
2016-09-06 17:44:14
こんにちは。
京こまは初めて聞きました。
普通の和こまは、観光地の民芸品店でよく見掛けます。
八女は手作りの工芸品が多い町です。
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