HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アジサイ(紫陽花)2021-4

2021-12-07 | 冬 樹木 果実・葉

ガクアジサイ(ハマアジサイ)-->乾燥に強い、伊豆、房総、三浦
ヤマアジサイ(サワアジサイ)-->乾燥に弱い、関西、四国、中国
セイヨウアジサイ(ハイドランジア)<=ガクアジサイ(萼では無く、額縁の額)

木々の葉が一斉に落ちる前の彩りを見せる頃
咲き終わったアジサイに残っている装飾花の部分も編み目だけになる。
花は元々葉、だから葉脈部分が最後まで残っている。



























(2021.12.06 玉津町)

【再掲・覚え書き アジサイの花色】 
アジサイの花は咲き進むと葉緑素が失せてアントシアニンが合成され、アルミニウムイオンと結びついて水色になる。
咲き進むと酸性度が高くなって赤味を帯びてくるのが普通だが、土壌のpHも影響する。
土中のアルミニウムは酸性土だとイオンとなって吸収され、アントシアニンと結合して青色を発色する。
アルカリ土壌だとアルミニウムイオンは少なくなり赤味を帯びる。
リトマス試験紙では酸性で青→赤、アルカリで赤→青だから正反対だと言える。

もう一つの覚え書き
アジサイのついての薀蓄。
「紫陽花」の字からは、やはり半球形の青系の花が浮かぶ。
「七変化」は、土壌のpHによって花色が変わる様からの別名。
土壌のpHなんて、昔、リトマス試験紙使って理科の授業で覚えたあれ。

【アジサイとpH/大船の熊坂園長と話していた時のメモ書き】
土壌中のアルミニウム--> 酸性で溶解、アルカリ性では「塩」
 pH7:中性、7以下は酸性、7以上アルカリ性
アジサイ--> アトシアン色素+アルミニウム=青色
日本の土壌-->火山灰、酸性~弱酸性
強酸性-->アルミニウムとリン酸アンバランス、「毒性」の問題発生
 アジサイにはアルミニウム無毒化のメカあり
アジサイの品種で赤が青化-->石灰で土壌を中和、アルカリ性、赤に戻る
リトマス試験紙-->酸性では青色が赤色、アルカリ性では赤色が青色
アジサイの色変化とは逆だから愉快
青色の品種は酸性土壌、赤色の品種は中性からアルカリ土壌を好む
酸性の場合はピートモス、アルカリ性の場合は石灰などで調整が必要
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