HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

スズメノヤリ(雀の槍)

2020-03-22 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

撮り始めるとキリがないのが雑草の類。
あたり一面、仲間同士が同居している。
花壇の花のように、保護されて寄せ植え状態…などと言う事は無い。
だから同じものばかりが周囲に広がっていて
たくさんの種類を撮りたい…等と言う欲望?は叶えてくれることは無い。
反面、興味を持てばこれほど愉快な場面はそうそう用意はされないだろう。
スズメノヤリも、ただの雑草畑を枯れた草地に展開している。
幾つもの状態が手当たり次第に、好き勝手に広がっている。

だから、撮り始めるとキリがない。


▲ まだ花穂が伸びていない草むらが幾つも広がる。▼



▲ 少し大きな一つだけの群れを見つけて座り込む。ほぼ全ての状態が揃っている。▼



▲ やっと開花、だけれど花被は完全に開くこと無くめしべの柱頭は出てくる。▼



▲ めしべに他花の花粉が付きはじめると、花被片が開きおしべの葯が伸びて来る。▼



▲ 葯から花粉が飛び出す頃にはめしべの柱頭は他花の花粉まみれ、下はまだ花粉を撒き始めていない状態。▼









▲ おしべが盛んに花粉を撒く頃には、めしべの柱頭は萎み、子房部分が膨らんでいる。▼





▲ おしべの黄色い葯から花粉で撒かれ、一番賑やかに見える頃。▼



▲ めしべは萎び、おしべの花粉も見えない、果実が出来ていそうな花穂(手前)も見つかる。▼

スズメノヤリ(雀の槍)イグサ科スズメノヤリ属 Luzula capitata
(2020.03.18 船上)
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